3時間前後の上映時間が長い映画10選
①「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(3時間12分)
監督:ジェームズ・キャメロン
キャスト:
サム・ワーシントン
ゾーイ・サルダナ
シガーニー・ウィーヴァー
スティーヴン・ラング
制作国:アメリカ
公開:2022年
上映時間:3時間12分
あらすじ
神秘の星パンドラ。
「アバター」のラストから約100年後。
元海兵隊員のジェイクは、
神秘の星パンドラで、
先住民ナヴィの女性ネイティリと
家族を築いていました。
オマティカヤ族のリーダーとして
家族や仲間を守っているジェイク。
しかし、
再びパンドラに忍び寄る人間たちの魔の手。
標的が自分であることを悟ったジェイクは
家族と共に故郷を去り、
海の部族のもとへ辿り着きました。
解説
空前の大ヒットとなった「アバター」の続編。
前作では神秘の国パンドラの「森」が描かれましたが、
本作の舞台はパンドラの「海」。
前代未聞の撮影方法を取り入れ、
驚異的な映像体験を実現。
3時間越えの上映時間を忘れて
映画を体感できるでしょう。
②「グリーンマイル」(3時間8分)
監督:フランク・ダラボン
トム・ハンクス
デヴィッド・モース
ボニー・ハント
マイケル・クラーク・ダンカン
制作国:アメリカ
公開:1999年
上映時間:3時間8分
あらすじ
大恐慌時代のアメリカ南部の刑務所。
死刑囚監房の看守ポールのもとへ
少女2人の殺害した罪で死刑判決を受けた大男、
ジョン・コーフィが入所します。
しかし
コーフィは死刑囚の大男とは思えない
弱さや純粋さを持っており、
病気を治すことができる
不思議な力も持っていました。
そんなコーフィの様子を見たポールは
死刑執行に疑問を持ち始めます。
解説
「ショーシャンクの空に」の
フランク・ダラボン監督・スティーブン・キング脚本
が再びタッグを組んだ感動ヒューマンドラマ。
3時間を越える長編で、
ずっと刑務所の中のシーンという
地味さもある本作。
しかし俳優たちの演技の素晴らしさにより
一瞬たりとも目が離せず、
3時間があっという間に感じられます。
③「マグノリア」(3時間7分)
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
キャスト:
ジェレミー・ブラックマン
トム・クルーズ
メリンダ・ディロン
フィリップ・ベイカー・ホール
制作国:アメリカ
公開:1999年
上映時間:3時間7分
あらすじ
長寿クイズ番組の司会者を務めてきたジミー・ゲイター。
末期がんを患い、
余命数ヶ月の宣告を受けていました。
彼は最後に疎遠になっている娘に会おうと
家を訪れます。
しかし話したくないと
追い返されてしまいました。
解説
ロサンゼルスを舞台に
9人の男女の24時間を描く
異色のヒューマンドラマ。
それぞれ病や後悔などの
苦悩を抱えて生きている人々。
お互いに接点がなくバラバラな彼らが
少しずつ重なり合いラストに向かいます。
3時間の上映時間の中で、
一人ひとりの人物が
じっくり描かれているため、
それぞれの物語に没頭できます。
④「ベティ・ブルー/インテグラル 完全版」(3時間5分)
監督:ジャン=ジャック・ベネックス
キャスト:
ベアトリス・ダル
ジャン=ユーグ・アングラード
コンスエロ・デ・ハヴィランド
ジェラール・ダルモン
制作国:フランス
公開:1992年
上映時間:3時間5分
あらすじ
海辺の小さな村でバンガローに住み、
小説を書きながら、
塗装業で生計を立てていた青年ゾーグ。
そんな彼の目に現れたのが
ウェイトレスの仕事が嫌で
カバン一つバンガローにやってきた少女ベティ。
彼女の美しさに魅了されたゾーグ。
やがて情熱的な愛に陥っていきます。
解説
大ヒットした「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」(1986)に
未公開シーン約1時間が追加された
ディレクターズ・カット版。
深い愛がやがて狂気に変わっていく姿が
鮮明に描かれます
未公開シーンだった
青年ゾーグの描写が増えたことで
より深みのある物語になっています。
⑤「バビロン」(3時間5分)
監督:デイミアン・チャゼル
キャスト:
ブラッド・ピット
マーゴット・ロビー
ディエゴ・カルバ
ジーン・スマート
制作国:アメリカ
公開:2023年
上映時間:3時間5分
あらすじ
1920年代のアメリカ・ハリウッド。
映画製作を夢見る青年マニーは、
サイレント映画のスター・ジャックが開催する
パーティーに象を運ぶという仕事を請け負います。
そこで新人女優のネリーと出会います。
このパーティーで
ジャックに気に入られたマニーは
助手として映画の仕事に関わる機会を得ます。
しかし映画業界はトーキー映画の誕生により、
サイレント映画終焉を迎えようとしていました。
解説
「セッション」「ラ・ラ・ランド」の
デイミアン・チャゼル監督が、
1920年代の激動のハリウッドを
リアルに映し出します。
サイレント映画業界の苦悩や
無法地帯だったころのハリウッドの描写は
映画ファン必見の内容です。
⑥「ディア・ハンター」(3時間4分)
監督:マイケル・チミ
キャスト:
ロバート・デ・ニーロ
クリストファー・ウォーケン
ジョン・サヴェージ
ジョン・カザール
メリル・ストリープ
制作国:アメリカ
公開:1978年
上映時間:3時間4分
あらすじ
ロシア系移民の町ペンシルバニア。
製鉄所で働くマイケル、ニック、スティーヴンは、
休みの日には鹿狩り(ディア・ハンティング)
を楽しむ普通の男たちでした。
しかしアメリカ政府に徴兵され、
ベトナム戦争の最前線に送られてしまいます。
そこで敵に捕まった彼らは
残酷なゲーム「ロシアンルーレット」を強要されるのでした。
解説
前半のペンシルヴァニアの田舎町での日常と、
後半のベトナム戦争の描写。
3時間かけてこの両面を描いたことで、
戦争の恐ろしさと、
戦争によって壊れていく人々の
恐ろしさが巧みに描かれていました。
若き日のメリル・ストリープが
非常に美しく魅了されます。
⑦「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2時間49分)
監督:ゴア・ヴァービンスキー
キャスト:
ジョニー・デップ
オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ
ジェフリー・ラッシュ
制作国:アメリカ
公開:2007年
上映時間:2時間49分
あらすじ
東インド会社のベケット卿と
彼に弱みを握られているデイヴィ・ジョーンズ。
二人が手を結び、
海賊たちを恐怖に陥れていました。
この状況を打破するためには、
世界の果てに囚われているジャック・スパロウを
連れ戻す必要がありました。
解説
ジョニー・デップを世界的スターにした
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの
3作目。
1~3は3部作として完結しています。
1、2作目の伏線が回収されたり、
各登場人物が感動のラストを迎えるなど
見応えのある完結編となっています。
⑧「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2時間46分)
監督:デヴィッド・フィンチャー
キャスト:
ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット
ティルダ・スウィントン
ジェイソン・フレミング
制作国:アメリカ
公開:2009年
上映時間:2時間46分
あらすじ
80代の男性の姿で誕生し、
そこからごととに若返っていくといく
という数奇な運命のもとに生まれたベンジャミン・バトン。
愛する人と出会っても、
普通に歳を重ねることができないベンジャミン。
しかしその中で
人生の悲しみも喜びも感じながら
自分らしい生きぬいていくのでした。
解説
徐々に若返っていくという
摩訶不思議なベンジャミンを通して、
人生の素晴らしさを実感できる
異色の感動作。
「セブン」をヒットさせた
デヴィッド・フィンチャー監督と
ブラッド・ピットが
再びタッグを組んだ作品です。
⑨「レジェンド&バタフライ」(2時間48分)
監督:大友啓史
キャスト:
木村拓哉
綾瀬はるか
宮沢氷魚
市川染五郎(8代目)
制作国:日本
公開:2023年
上映時間:2時間48分
あらすじ
尾張国の大うつけと呼ばれていた織田信長。
彼の妻として、
敵対する美濃国の斎藤道三の娘・濃姫がやってきます。
政略結婚に不満の二人は
激しくぶつかり合います。
しかし戦術に長けた濃姫が
信長に助言したことで、
二人は信頼関係を築くようになります。
解説
東映70周年を記念して製作された
歴史大作。
今まであまり描かれることがなかった
信長の妻、濃姫に焦点を当てたストーリーや、
本能寺の変の新しい解釈など、
今までとは違う
織田信長の物語を堪能できます。
若き日の信長から
魔王となり苦悩する信長まで
16~48歳の信長を演じ切った
木村拓哉さんの熱演にも注目です。
⑩「リリイ・シュシュのすべて」 (2時間 37分)
監督:岩井俊二
キャスト:
市原隼人
忍成修吾
伊藤歩
蒼井優
制作国:日本
公開:2001年
上映時間:2時間 37分
あらすじ
中学生の蓮見雄一は、
同じクラスの優等生、星野修介と仲良くなります。
二人は夏休みに仲間と共に西表島へ行くのですが、
ある出来事により星野が変貌。
不良グループのボスとなり、
蓮見はいじめの対象になってしまいます。
解説
インターネット・インタラクティブ小説から生まれた問題作。
思春期の子どもたちの闇を
岩井俊二監督独特の空気感で描きます。
インターネット社会における若者の葛藤は
20年以上経ってから見ると、
違った感じ方があるでしょう。
まだ若い市原隼人さんや
蒼井優さんの貫禄ある演技にも注目です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は長編映画を、
時間が長い順にご紹介してきました。
名作とされる作品が多く含まれていること、
ドキュメンタリー作品や
歴史ものが多い傾向であることが
わかりました。
上映時間が長いと苦手意識を感じがちですが、
ぜひこの機会に挑戦してみては
いかがでしょうか。