災害系映画は、
パンデミック・火事・台風・地震などを題材にした
さまざまな作品があります。
今回は観ておきたい災害系映画を
15作品ご紹介したいと思います。
災害系映画【パンデミック】おすすめ7選
1つ目:「アウトブレイク」(1995年)
アフリカ奥地で発生した未知のウイルス。
現地調査に赴いたアメリカ軍医学研究所のリーダー・サムは、
軍に警戒態勢を要請しますが、
アメリカで蔓延する可能性は低いとして
却下されます。
しかしその後、
同じ症状の患者がカルフォルニアに出現したという
報告を受けます。
非常に高い伝染力と死亡率を持つ、
正体不明のウィルスに立ち向かう
人々を描いたパニック映画。
突然変異するウイルスの脅威や、
ウイルスより怖い人間の対応など、
今観ると他人事には思えません。
- ダスティン・ホフマン
- レネ・ルッソ
- モーガン・フリーマンなど
大御所俳優陣の共演は
見応え十分です。
2つ目:「28日後...」(2003年)
ロンドンの研究所から、
非常に強い感染力を持ち、
人間を狂暴化させるウイルスが漏洩。
28日後、
交通事故により昏睡状態だった青年ジムが目を覚ますと、
街に人の気配がなく、
驚くべき光景が広がっていました。
人間を狂暴化させるウイルスが爆発的に大流行し、
28日後には荒廃した世界に変わっていたという
パンデミック系ホラームービーです。
静寂に包まれたロンドンの街の不気味さ、
さらに突如現れるゾンビ化した感染者の群れ。
その恐怖と緊迫感に引き付けられます。
徐々の不安を煽ってくるような
音楽や映像にも注目です。
3つ目:「アイ・アム・レジェンド」(2007年)
謎のウイルスの蔓延によって
人類がほぼ全滅した世界。
ひとり生き残った科学者のロバートは、
無人の街で孤独に生き延びていました。
血に飢えた感染者たちの恐怖に怯えながら、
治療法を探し続けます。
パンデミックにより壊滅状態になった世界が舞台。
究極に孤独な状況の中、
必死にワクチン開発に挑む姿は、
今観ると感慨深いものがあります。
ストーリーはやや大味ですが、
主演のウィル・スミスの魅力により、
飽きずに観ることができるでしょう。
ゾンビ映画好きな方にもおすすめ。
希望が見えるラストも必見です。
4つ目:「ブラインドネス」(2008年)
完全に視力を失う謎の伝染病が
世界中に蔓延。
感染者たちは隔離され、
劣悪な環境での生活を強いられます。
そんな中、
ある眼科医の妻だけは失明せず、
醜い本性をむき出しにする人々を
見ていました。
ノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴの
「白の闇」を映画化した作品。
視力を失ったことで浮彫になる
人間の悪の部分。
それをたった一人見続けなくてはならない
主人公の女性の恐怖。
主演のジュリアン・ムーアの熱演が素晴らしいです。
世界で初めて感染した日本人を
伊勢谷友介と木村佳乃が演じています。
5つ目:「ゾンビランド」(2010年)
新型ウイルスが蔓延し、
人類の大半がゾンビと化した世界。
引きこもりのオタク青年コロンバスは、
何とか必死に生き延びていました。
そんな中コロンバスは、
凄腕ゾンビハンターや詐欺師の姉妹と出会い、
ゾンビのいない夢の遊園地を目指します。
パンデミック&ゾンビを、
コメディタッチで描いた作品。
ゾンビの残虐シーンもありますが、
笑ってしまうようなゾンビなので、
怖い映画が苦手な方でも楽しめるでしょう。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、
エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリンといった
演技派キャストが集結しているところも見どころです。
6つ目:「パーフェクト・センス」(2011年)
五感が一つずつ奪われていく謎の感染症が蔓延。
人類滅亡の危機が迫る中、
シェフの男性マイケルと
感染症を研究する科学者スーザンが、
恋に落ちます。
徐々に感覚を失うという恐ろしさと
相手を認識できなくなる恐怖。
そんな異常な状況の中で惹かれ合う
男女のロマンスを描きます。
パニック映画というよりも、
人間ドラマやロマンスがメインなので、
じっくり味わいたい作品です。
ヨーロッパ映画らしい
透明感のある雰囲気も素敵。
7つ目:「コンテイジョン」(2011年)
香港で、
感染すると数日で命を落とすという
謎の新種ウイルスが発生。
その後世界中に感染が拡大。
人々は未知のウイルスの恐怖に直面し
パニックに陥ります。
新型コロナウイルスによるパニックを
予言したとして注目された作品。
医療崩壊、物資を買い求める人々、
フェイクニュースにより混乱する様子など、
今観ると感慨深い描写が多々出てきます。
また本作の見どころは豪華な俳優陣。
グウィネス・パルトロウ、
マリオン・コティヤール、
ケイト・ウィンスレットの実力派女優陣、
マット・デイモン、
ジュード・ロウらスター俳優による
贅沢な作品です。
災害系映画【火事】おすすめ3選
1つ目:「ダンテズ・ピーク」(1997年)
死火山ダンテズ・ピークを調査した
火山学者ハリーが地殻変動の兆候を発見。
町全体が溶岩に飲み込まれる恐れがあると訴えますが、
周りの人間は誰も聞き入れてくれません。
そこでハリーは上司の反対を押し切り
避難勧告を要請します。
当時の最新技術を使った映像は、
今観ても迫力満点。
火砕流が建物を飲み込んでいく場面は
25年以上前の作品とは思えない映像です。
ストーリー展開もシンプルでわかりやすく、
アメリカのパニック映画らしい作品です。
2つ目:「ボルケーノ」(1997年)
大都会ロサンゼルスで中規模の地震が発生。
さらに地下工事をしていた作業員が死亡。
これを調査した危機管理局長マイクは、
異常さを悟ります。
大都会の中心部で、
火山が噴火しようとしていました。
災害系映画の傑作として知られる作品。
大自然で起きるのではなく、
都会で火山が噴火するという
設定が面白いです。
地下鉄に溶岩が流れ込むシーンなど、
大都会が自然に脅威にさらされる描写は圧巻。
やや時代の古さは感じられる映像はありますが、
王道な人間ドラマは、
時代が変わっても感動を覚えます。
3つ目:「オンリー・ザ・ブレイブ」(2017年)
堕落した日々を送っていた青年ブレンダンは、
娘が生まれたことをきっかけに、
生き方を改めようと
地元の森林消防団に入隊。
厳しい訓練に耐えながら
仲間と絆を深めていく中、
大規模な山火事が発生します。
2013年米国アリゾナ州で起きた巨大山火事に、
たった20人で挑んだ森林消防団の
実話を基にした映画です。
諦めずに立ち向かおうとする男たちの姿に
感動を覚えると同時に、
そんな男たちを飲み込むかのような
自然の猛威にただただ圧倒されます。
実話がベースということで、
最後まで読めないストーリーにも注目です。
災害系映画【台風・竜巻・嵐】おすすめ3選
1つ目:「ツイスター」(1996年)
幼い頃に巨大竜巻により父親を亡くしたジョー。
大人になり科学者になった彼女は、
竜巻発生のメカニズムを解明する仕事に就いていました。
竜巻到来のシーズンを迎えたオクラホマにて、
巨大竜巻に挑みます。
災害系映画の名作の一つ。
30年近く前の作品になるので、
どうしても映像に古臭さはありますが、
それを差し引いても、
時代を越えて楽しめる
ディザスタームービーと言えます。
巨大竜巻に牛やトラックやボートが巻き込まれるシーンは
自然の恐ろしさを思い知らされます。
2つ目:「パーフェクトストーム」(2000年)
メカジキ漁船の船長ビリー。
不漁続きの損出を取り戻すために、
仲間と共に遠方まで船を進めます。
しかしその帰路で「パーフェクトストーム」と呼ばれる
巨大な大嵐に遭遇してしまいます。
大嵐に遭遇した漁船の実話を基にした映画です。
当時のCG技術を駆使した
大嵐のシーンは今見ても圧巻。
前半の穏やかで美しい海と、
後半の荒れ狂う海の対比も興味深いです。
ジョージ・クルーニー、
マーク・ウォールバーグなど、
演技派俳優たちの
体を張ったアクションシーンにも注目です。
3つ目:「テイク・シェルター」(2011年)
田舎町に住むカーティスは、
工事現場で働きながら、
妻と耳の不自由な娘と
穏やかな生活を送っていました。
しかしある時から
大災害の悪夢にうなされるようになり、
避難用のシェルター作りに没頭し始めます。
竜巻が起きるという恐怖に囚われた男が、
愛する家族を守るために
シェルター作りに取り憑かれていく姿を描いた
異色のディザスター作品です。
実際に本当に天変地異は起こるのか…
というところが見どころ。
パニック系の作品ではなく、
張り詰めた緊張感の中で描かれる
心理スリラーです。
災害系映画【地震・その他】おすすめ2選
1つ目:インポッシブル(2013年)
2004年12月。
イギリス人夫婦ヘンリーとマリアと3人の息子たちは、
バカンスを楽しむために
タイのリゾート地を訪れていました。
しかしクリスマスの翌日に
スマトラ島沖地震が発生。
一家は津波により
離ればなれになってしまいます。
2004年に発生したスマトラ島沖地震時に、
大津波で被災したあるヨーロッパ人家族の実話を描いた作品。
津波のシーンの映像は
クオリティが高すぎるため、
目を覆いたくなるようなリアルなシーンが続きます。
怪我を負いながらも
懸命に助けを求める親子の描写は
非常に緊迫感があり引き付けられます。
津波の恐怖を知っている日本人にとって
特別な作品と言えるでしょう。
2つ目:「カリフォルニア・ダウン」(2015年)
ロサンゼルス消防局の有能なレスキュー隊員のレイ。
仕事人間で家族を蔑ろにしてきた彼は、
妻と冷めきった関係にありました。
そんな中カリフォルニア州で大地震が発生。
彼は妻と救出した後、
娘を救出するためにサンフランシスコに向かいます。
売れっ子アクションスター、
ドウェイン・ジョンソン主演作。
巨大地震と津波に大都市が襲われるなか、
離散した家族を助けるという
パニック&ヒーロー映画です。
ややツッコミどころはありますが、
最先端の映像と、
ドウェインの大迫力アクションが観れるだけでも、
一見の価値ある作品です。
まとめ
今回は、
パンデミック・火事・台風・地震などを題材にした
災害系映画をご紹介してきました。
どれもおすすめの名作ばかりですので、
ぜひチェックしてみてくださいね。