洋画に多く登場するFBI捜査官。
ヒーローから悪役まで様々なキャラクターがいます。
今回はそんなFBIが活躍する映画を集めてみました。
名作揃いですので、ぜひチェックしてくださいね。
FBIとは
アメリカ合衆国の司法省に所属する機関。
Federal Bureau of Investigation(連邦捜査局)の略称。
連邦法の違反に対する捜査活動を行う機関です。
FBI映画おすすめ30本
①「羊たちの沈黙」(1991年)
若い女性が殺され皮を剥がれるという
連続殺人事件が発生。
捜査に行き詰ったFBIは、
精神科医で殺人鬼ハンニバル・レクターに
助言を求めます。
その交渉役を任されたのは、
FBI訓練生の女性クラリスでした。
おすすめポイント
映画史に刻まれるサイコ・スリラーの最高傑作。
成績優秀で正義感の強いFBI訓練生のクラリスが、
紳士的でありながら異様な雰囲気を放つレクター博士を相手に、
どんな対応を見せるのかが見どころ。
若きFBI 捜査官が活躍する作品好きの方におすすめです。
クラリスを演じたジョディ・フォスターは、
この役でアカデミー主演女優賞を獲得しています。
②「ザ・ロック」(1996年)
“ザ・ロック”と呼ばれるアルカトラズ島を占拠した
政府に反発しテロリストとなった海兵隊准将。
それを阻止するために、
FBIの化学研究者、元SAS隊員で元MI6部員のイギリス人が
島に乗り込み激しい戦いを展開します。
おすすめポイント
マイケル・ベイ監督らしいド派手なアクション超大作。
ニコラス・ケイジ演じるFBI特別捜査官は、
化学兵器の専門家であるため、
射撃は訓練校時代に経験した程度。
実践不向きなFBI捜査官の現場での奮闘が見どころです。
ショーン・コネリー、エド・ハリスと
大御所俳優が集結している作品でもあります。
③「フェイス/オフ」(1997年)
息子を殺したテロリス・トロイを
激闘の末逮捕したFBI捜査官アーチャー。
トロイは激闘により植物状態に。
しかしトロイは、
LAのどこかに細菌爆弾を仕掛けている事が判明。
アーチャーは自分にトロイの顔を移植し、
彼に成りすまして、
情報源から爆弾の設置場所を聞き出そうとします。
やがて蘇生したトロイもまた、
アーチャーの顔を自分に移植し、
アーチャーに成りすますのでした。
おすすめポイント
ジョン・トラボルタがFBI捜査官を、
ニコラス・ケイジがテロリストを演じながら、
お互いに顔を移植し合うことで、
役が入れ替わるという特殊な設定の作品。
善と悪を演じ分ける二人の演技のぶつかり合いは
見応え十分です。
④「フェイク」(1997年)
NYマフィアの内情を探るために、
宝石鑑定士に成りすまし組織に潜入した
FBIの特別捜査官ジョー・ピストーネ。
しかし親切な中年マフィアのレフティと出会い、
息子のように可愛がられてしまい、
彼との友情と任務との間で苦悩するのでした。
おすすめポイント
家族にも仕事の内容を明かすことはできず、
潜入先でも偽りの生活を送るジョー。
FBI捜査官の孤独を垣間見ることができる作品です。
FBI捜査官演じるジョニー・デップの繊細な演技と、
うだつの上がらない中年マフィアを演じる
アル・パチーノの極太演技。
二人の名優の共演は必見です。
⑤「マーシャル・ロー」(1998年)
NYで連続テロ事件が勃発し戒厳令が敷かれる中、
FBI捜査官、CIAの女性、アメリカ陸軍将軍が、
それぞれの立場と信念で問題に挑んでいきます。
おすすめポイント
戦場と化したNYで繰り広げられる
FBIとCIAの勢力争いは面白いと同時に、
アメリカならではの闇を感じます。
アクション映画ではなく政治ドラマとなっており、
見応えのある作品です
2001年同時多発テロより以前に作られて映画という観点からも
非常に興味深い一作と言えるでしょう。
⑥「デンジャラス・ビューティー」(2001年)
連続爆弾魔がミス・アメリカ・コンテストに
爆弾予告をする事件が発生。
爆弾を阻止するためにミスコンに潜入することになったのは、
男勝りでおしゃれに疎いFBI捜査官のグレイシー。
ミスコン出場者に成りすました彼女は、
しだいに他の出場者たちと友情を育んでいきます。
おすすめポイント
サンドラ・ブロックが、
ガサツでダサいFBI捜査官を熱演。
ミスコン出場者として潜入するために、
おしゃれをして洗練された女性になっていく姿が
最大の見どころ。
「ミスコンなんて頭が空っぽの女が出る
バカ女の品評会みたいなもの」
とミスコンをバカにしまくっていたグレイシーの
心境の変化ぶりも必見。
FBI捜査官が活躍するラブコメが観たい方に
おすすめの作品です。
⑦「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年)
1960年代。
両親の離婚をきっかけに
一人暮らしを始めた高校生のフランク。
生活のために小切手詐欺に手を染めますが、
上手くいきません。
しかし大手航空会社のパイロットに成りすませば
容易に人を騙せることに気付きます。
彼はパイロットとして各地を飛び回りながら
小切手詐欺を続けますが、
ベテランFBI捜査官のハンラティが、
彼の捜査を始めるのでした。
おすすめポイント
見どころは、
若き詐欺師を演じるレオナルド・ディカプリオと、
FBI捜査官を演じるトム・ハンクスの豪華共演。
さらに監督は、
監督はスティーブン・スピルバーグということで、
面白くないわけがありません。
トム・ハンクス演じる
1960年代らしいレトロなFBI捜査官にも注目です。
⑧「ローグ・アサシン」(2007年)
FBI捜査官のジャックとトムは、
伝説の殺し屋ローグと遭遇し追いつめますが、
あと少しのところで逃げられてしまいます。
数日後トムの家族が惨殺死体で発見されるという
痛ましい事故が発生。
犯人はローグだと確信したジャックは、
トムのために復讐することを誓います。
おすすめポイント
ローグを演じるジェット・リーと、
ジャックを演じるジェイソン・ステイサム。
この東西アクションスターの夢の共演が
本作の見どころです。
「アジアンマフィア」VS「FBI」の抗争が好きな方に
おすすめの一作です。
⑨「イーグル・アイ」(2008年)
政府の仕事をしていた双子の兄弟を亡くしたジュリー。
コーヒーショップ店員として普通の生活を送っていたのですが、
ある女性から携帯に「今すぐ逃げろ」という
警告を受けます。
それを無視したジュリーは、
FBIにテロ工作容疑で拘束されてしまうのでした。
おすすめポイント
ごく普通の生活を送っていた主人公が、
暴走するAIによって操られていくという
サスペンス・アクション映画です。
注目は、
はじめは主人公を容疑者として追うも、
事件の真実を知り勇敢な行動に出るという
重要人物のFBI捜査官のトーマス。
演じるビリー・ボブ・ソーントンの
渋い演技が素晴らしいです。
⑩「ブラックサイト」(2008年)
FBIサイバー捜査官ジェニファーは、
ある闇サイトを捜査することになります。
そのサイトは、
アクセス数が増えれば増えるほど
死刑執行が近づくという公開殺人サイトでした。
おすすめポイント
見どころは、
近年増えているネット犯罪を専門とする
FBIサイバー捜査官と異常者との心理戦。
閲覧しただけで殺人に加担してしまうところは、
ネットの恐ろしさを感じます。
FBI捜査官の心理戦や頭脳戦好きの方におすすめ。
ちなみに、
ジェニファーの部下・グリフィン捜査官を演じる
コリン・ハンクスはトム・ハンクスの息子です。
⑪「パブリック・エネミーズ」(2009年)
1933年のアメリカ。
ジョン・デリンジャーは、
銀行強盗という犯罪者でありながら、
警察を出し抜く鮮やかな手口は
弱者からは物を奪わないことで、
人々から大スターのように扱われていました。
FBI捜査官のメルヴィン・パーヴィスは、
ジョンを追いつめていきます。
おすすめポイント
アメリカに実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーの
恋愛やFBIとの攻防から最期までを描いた作品です。
銀行強盗ジョンを演じるジョニー・デップと、
FBI捜査官メイヴィン演じるクリスチャン・ベールの
演技派2大スターの共演が見どころです。
神秘的なヒロイン・ビリーは、
フランスの実力派女優
マリオン・コティヤールが熱演しています。
⑫「サロゲート」(2009年)
近未来。
人々は身代わりロボット「サロゲート」、
日常生活のすべてを任せる生活を送っていました。
しかしある時、
サロゲートとその持ち主が変死する事件が発生。
FBI捜査官のトムは、
事件の背後にある巨大陰謀を知るのでした。
おすすめポイント
家から一歩も出ずにバーチャル体験で生活する近未来。
公開当時はあり得ない設定でしたが、
リモートで様々なことができるようになった現在においては
興味深い設定であると感じます。
約90分の短い上映時間の作品なので、
気軽に観れるFBI映画をお探しの方におすすめです。
⑬「ザ・タウン」(2010年)
銀行強盗一味のリーダーのダグは、
証拠も一切残さない完全犯罪を続けていました。
しかしある銀行を襲撃した事件で、
支店長のクレア人質を取ってしまったことから、
完璧だったはずの計画が揺らぎ始めます。
一方FBI捜査官のフローリーが、
一味を追いつめるのでした。
おすすめポイント
舞台はアメリカで最も強盗が多い街である
ボストン・チャールズタウン。
当たり前のように強盗に手を染める
閉鎖的な環境で育った主人公が
そこから抜け出そうともがく姿が見どころ。
揺れ動く微妙な感情を
ベン・アフレックが繊細に演じています。
そしてそんな主人公を追いつめる
FBI捜査官にも注目です。
⑭「J.エドガー」(2011年)
初代FBI長官に任命されたジョン・エドガー・フーバー。
半世紀にわたりアメリカの裏も表もコントロールしてきた彼には、
決して人に知られてはならない秘密がありました。
クリント・イーストウッド監督、
レオナルド・ディカプリオが初代FBI長官を演じるという
FBI映画好きなら外せない作品です。
「憧れのFBI」を作り上げた男の
英雄である表の顔と、
疑惑やスキャンダルにまみれた裏の顔を
赤裸々に描いた極太作品です。
⑮「マラヴィータ」(2013年)
フランス・ノルマンディーの田舎町に
引っ越してきた米国人ブレイク一家。
主人のフレッドは実は元マフィア。
FBI証人保護プログラムにより
身元を偽って暮らしていたのですが、
ある日フレッドに恨みを持つマフィアに
居場所を知られてしまうのでした。
おすすめポイント
元マフィアの大物VS現役マフィアの対立を描いた
クライムコメディー作品。
見どころは、
元マフィアを演じるロバート・デ・ニーロと、
彼ら一家を監視するFBI捜査官を演じる
トミー・リー・ジョーンズ。
元マフィアとFBI捜査官という敵対する立場でありながら、
腐れ縁のような友情を、
大御所俳優二人が最高の渋みで演じています。
さらに、製作総指揮マーティン・スコセッシ、
監督リュック・ベッソンという
超豪華な作品です。
⑯「グランド・イリュージョン」(2013年)
4人の凄腕マジシャンが、
謎の人物に招集され「フォー・ホースメン」を結成。
ラスベガスの舞台でショーをしながら、
パリの銀行から大金を盗むという
一大イリュージョンを披露。
一方FBIチームは彼らを追いつめるのでした。
おすすめポイント
華麗なイリュージョンを見せるマジシャンたちと
FBIの攻防というちょっと異色なFBI映画です。
マジックのごとく、
最後まで目が離せない展開に引き込まれます。
驚愕のラストは必見。
⑰「アメリカン・ハッスル」(2014年)
天才詐欺師のアーヴィンとビジネスパートナーで愛人のシドニー。
彼らを逮捕したFBIは、
自由と引き換えにおとり捜査への協力を持ちかけます。
それは架空のアラブ人富豪を使い、
カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするという
作戦でした。
おすすめポイント
1970年代後半の米国で実際に起きた
政治家などの収賄スキャンダルを題材にした作品。
悪徳政治家検挙を計画するFBIと
それに協力させられる詐欺師。
それぞれ癖のあるキャラクターたちが
本作の最大の見どころです。
彼らがどうやって悪徳政治家たちを追いつめるのか
最後まで目が離せません。
第86回アカデミー賞では、
作品賞をはじめ10部門でノミネートされました。
⑱「ボーダーライン」(2015年)
優秀なFBI女性捜査官のケイトは、
巨大化するメキシコ麻薬カルテルを
撲滅させるための特別部隊に加わります。
謎のコロンビア人と共に極秘任務に就きますが、
人々が次々と命を落とす現場に直面し、
善悪の境界線がわからなくなってゆくのでした。
おすすめポイント
FBI捜査官ケイトが目の当たりにした
米国とメキシコの国境で起きている
麻薬戦争の闇を描きます。
衝撃的な現実が突き付けられる問題作。
ケイトを演じる
エミリー・ブラントの緊迫した演技が素晴らしい。
FBI女性捜査官が活躍する映画が好きな方は、
観ておきたい作品です。
⑲「ブレイン・ゲーム」(2015年)
連続殺人事件の捜査に行き詰った
FBI捜査官のジョーは、
犯人を追いつめるために、
予知能力のある医師のクランシー博士に
協力を依頼します。
博士は犯人は自分以上の
能力を持っていることに気付きます。
おすすめポイント
FBI捜査官と予知能力をもった博士が
難事件に挑むサイコススリラーです。
「謎の連続殺人事件」「FBI捜査官の頭脳戦」
などが好きな方におすすめ。
最後に明かされる犯人の真実は
感慨深いものがあるでしょう。
⑳「パトリオット・デイ」(2016年)
2013年4月15日。
アメリカ独立戦争開戦を記念した
毎年恒例のボストンマラソン。
歓声を受けながらランナーが疾走する中、
爆発音とともに煙が吹き上がり、
50万人の観衆はパニックに。
やがてFBIはテロによる爆発だと断定。
FBIとボストン警察は犯人を追います。
おすすめポイント
2013年に起きたボストンマラソンを標的にした
爆弾テロを題材にしたサスペンス作品です。
見どころは、
捜査の指揮をするFBIとボストン警察が
ぶつかり合いながらも協力して
捜査を進めるところ。
「FBI」VF「地元警察」という
お決まりの構図が、
犯人逮捕までの102時間という
緊迫感の中で描かれます。