「ジョン・ウィック」で主要キャラクターを演じた俳優が、
60歳の若さで死去したことが報じられました。
ネット上では「ホテルの支配人が亡くなったの?」
という声が見られますが、
亡くなられたのはホテルのコンシェルジュ役の俳優です。
今回はコンシェルジュを演じた俳優の死や、
これまでの経歴などについて調べてみました。
ジョン・ウィックの支配人役は亡くなっていた?
亡くなったのはコンシェルジュ役のランス・レディック
「ジョン・ウィック」シリーズの主要キャストで亡くなったのは、
シャロン役のランス・レディックです。
シャロンは殺し屋たちの会員制ホテル、
コンチネンタルホテルのコンシェルジュ。
1~3作目すべてに登場しています。
ジョンが現役時代からの仲のようです。
いつも礼儀正しく、
ジョンに敬意を払っています。
2作目ではジョンの愛犬を預かったり、
3作目ではジョンと共に
主席連合の襲撃部隊を返り討ちにするなど、
ジョンをサポートしてくれる
心強い存在でもあります。
60歳で心臓疾患により亡くなった
ランス・レディックが亡くなったのは、
2023年3月17日。
60歳という若さでした。
裏庭で倒れていた彼を
妻が発見し通報したそうです。
当初は自然死とされていましが、
その後心臓疾患が死因だったと報じられました。
- 虚血性心疾患
- アテローム性動脈硬化症
により亡くなったそうです。
突然の死だった
ランスは亡くなる直前まで仕事をしていたそうで、
「ジョン・ウィック」シリーズ4作目の
「ジョン・ウィック:コンセクエンス」の撮影を終え、
プロモーションにも精力的に参加していました。
亡くなる前日には、
いつものようにインスタグラムも更新しています。
ソファーで犬と一緒にくつろぐ姿を
投稿されていました。
ドラマ、映画で活躍した名優
1962年、アメリカ・メリーランド州ボルティモア生まれ。
イエール大学大学院で演劇を学んだ後、
1998年に俳優デビューをしています。
代表作はこちらです。
【映画】
「マーシャル・ロー」(1998年))
「ホワイトハウス・ダウン」(2013年)
「エンド・オブ・ステイツ」(2019年)
「ゴジラvsコング」(2021年)
「ジョン・ウィック」シリーズ
【ドラマ】
「OZ/オズ」(2000年~2001年)
「THE WIRE/ザ・ワイヤー」(2002年~2008年)
「FRINGE/フリンジ」(2008年~2013年)
「BOSCH/ボッシュ」(2014年~2021年)
このようにドラマ出演が多く、
この他にも、
「LOST」「CSI:マイアミ」など数多くの
人気ドラマにも脇役で出演しています。
海外ドラマファンには
おなじみの俳優でしょう。
そして「ジョン・ウィック」のコンシェルジュ役として
世界的に知名度を上げました。
本シリーズはすでに5作目が進行中とされており、
ランスも出演予定だったそうです。
名コンシェルジュ・シャロンの姿が見れないのは、
非常に残念ですね。
ジョン・ウィックの支配人役はイアン・マクシェーン
現在80歳の現役俳優
「ジョン・ウィック」シリーズの支配人役は、
イアン・マクシェーンです。
現在(2023年8月)80歳ですが、
現役俳優として活躍しています。
彼のほうが、
コンシェルジュ役のランスより高齢なので、
亡くなったのは彼のほうだと
勘違いした方が多かったのかもしれませんね。
支配人役イアン・マクシェーンの
これまでの経歴も見てみましょう。
イギリスのベテラン俳優
1942年、イングランド・ブラックバーン生まれ。
王立演劇アカデミー在学中に映画デビューした後、
・映画
・イギリスドラマ
・アメリカドラマ
に多数出演し活躍します。
また演出やプロデュースにも携わり、
多彩な才能を発揮しています。
俳優として出演した代表作はこちらです。
「カンフー・パンダ」(2008年)
「デス・レース」(2008年)
「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」(2011年)
「スノーホワイト」(2012年)
「ヘラクレス」(2014年)
「ヘルボーイ」(2019年)
「ジョン・ウィック」シリーズ
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの
「生命(いのち)の泉」では、
悪役黒ひげ役を演じています。
「ジョン・ウィック」支配人役で注目される
72歳の時に「ジョン・ウィック」の支配人役に抜擢。
その渋い演技が絶賛され、
幅広い層から支持されました。
支配人とは?
イアン・マクシェーンが演じるウィンストンは、
コンチネンタルホテル・ニューヨークの
オーナー兼支配人です。
コンチネンタルホテルとは、
殺し屋の会員ホテルで、
殺し屋たちの様々なサポートをしてくれます。
一方で、
「ホテル内での殺しは禁止」
「誓印は絶対」
などの掟があり、
これを破った者には死の制裁が与えられます。
支配人は闇社会の権力者
このホテルの支配人は、
通常の支配人業務をしているわけでなく、
殺し屋たちの闇社会の中で
絶大な力を持つ存在。
ホテルの掟を破った者には、
容赦なく粛清する番人のような
存在ともいえます。
ジョンの旧友
支配人ウィンストンは、
ジョン・ウィックの旧友でもあります。
ジョンを軽んじる者には忠告するなど、
いつも彼に敬意を払っています。
そのため、
ジョンはホテルの掟を破り殺しを行った時には、
苦しい選択を迫られることに。
追放処分としますが、
逃げるために1時間猶予を与えたことで、
裁定任から退任を迫られることになってしまいます。
ジョンの敵か味方か
ジョンと長い付き合いのウィンストンは、
お互いに信頼関係を築いています。
しかしジョンにとって、
ウィンストンは絶対的な味方ではありません。
彼の敵か味方か曖昧なところが、
本シリーズの面白さの一つとも言えるでしょう。
イアンは悪役のイメージが強いため尚さら、
支配人は味方のようだけど信用できない…
と感じる方が多いようです。
4作目以降、
ジョンとウィンストンの関係がどうなるのか
ということも非常に楽しみな要素ですね。
支配人のスピンオフが配信決定!
「ジョン・ウィック」シリーズの
前日譚となるドラマ「ザ・コンチネンタル」が、
2023年9月よりPrime Videoで独占配信されます。
1話90分、全3話のミニシリーズです。
映画の40年前の1975年のニューヨークが舞台。
コンチネンタルホテルの支配人ウィンストンの、
若き日が描かれます。
現支配人の地位を奪うために、
裏社会へと足を踏み入れていく姿が、
圧倒的なスケールで描かれるそうです。
公開された予告編では、
映画シリーズに劣らないアクションと
スタイリッシュな映像が繰り広げられており、
非常に期待が高まります。
このドラマには、
イアン・マクシェーン、キアヌ・リーブスなど、
映画シリーズのキャストは登場しないようですが、
「ジョンウィック」ファンなら
見ておきたいドラマですね。
まとめ
今回は、
「ジョン・ウィック」で、
コンシェルジュを演じた俳優の死について、
さらに支配人を演じた俳優について、
まとめてきました。
コンシェルジュを演じたランス・レディックの死は
とても残念ですが、
4作目では彼の姿を見れるということで楽しみですね。