ボヘミアンラプソディで「触るな」にマイアミが触った理由と結果は?

映画「ボヘミアンラプソディ」伝説のステージの前。

マイアミ(ジム・ビーチ)が

音響機材の「触るな」を触るシーンがあります。

この場面について

どうして触ったの?
何のボリュームを上げたの?
触った結果どうなったの?

など疑問を持った方が多かったようです。

今回はこのシーンについて調べてみました。

ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に記事をご覧ください。

目次

ボヘミアンラプソディで「触るな」にマイアミが触った理由は?

クイーンのステージを盛り上げるため


https://www.vogue.co.jp/celebrity/deep-talk/2018-11-12

問題のシーンは、

クイーンの伝説のライブと言われている

「ライブエイド」のクイーンの出番の前。

音響機器の近くに立っていたマイアミ(ジム・ビーチ)は、

NO!!(これ以上音量を上げるな)
Don‘t touch!!(触るな)

と書かれた2枚のテープのうち

「NO!!」のテープをこっそり剥がします。

そしてつまみを動かしボリュームを上げたのです。

このつまみは、

フレディ個人のマイク音量ではなく、

全体の音量を調整するつまみです。

マイアミは、

全体の音量を上げることで

クイーンのステージが他のアーティストよりも

盛り上がるようにしたのでしょう。


https://www.cinemacafe.net/article/img/2019/01/11/59781/413332.html

マイアミはもともとクイーンの法律関係の仕事をするために

雇われた弁護士です。

ロックのことなんて興味のない人間でした。

しかしクイーンをそばで見守るうちに、

いつしかクイーンに魅了されていきます。

そして、クイーンのよき理解者になっていきます。

映画の中でマイアミとクイーンの関係は

とても清々しいものでした。

クイーンのステージが盛り上がることを

誰よりも願っていたのは

マイアミだったのかもしれませんね。

どうして「触るな」と書いてあったの?

それではどうして、

音量を上げないように「触るな」

と書いてあったのでしょう。

この理由は劇中で説明されていました。

スタジアムの周辺住民からライブの騒音に苦情が来ている

というセリフがあります。

苦情回避のために、

ライブ運営側が音量を制限していたのでしょう。

マイアミもその事情は知っていたと思われます。

しかし、

苦情なんて知ったことか
怒られてもいいから爆音にしてやれ!

と思って爆上げしたのでしょう。

いつも真面目なマイアミがやるから面白い。

マイアミのクイーンへの愛情が伝わりますね。

フレディの喉の調子を心配したから


https://nme-jp.com/news/105862/

マイアミが「触るな」を無視して

音量を上げたもう一つの理由は、

フレディの喉の調子も関係していると思われます。

ライブエイドで完全復活を遂げたクイーン。

しかしHIV陽性が判明していたフレディは

喉の調子があまり良くありませんでした。

そのため本番1週間前になっても

なかなか昔のようなパフォーマンスが

出来ずにいました。

マイアミは、

本番でもフレディの声がうまく出ないことを懸念して

全体の音量の上げたのかもしれませんね。

しかしこれは映画「ボヘミアンラプソディ」の場合の説になります。
実際にはフレディのHIV感染が判明したのはライブエイドの数年後とされています。

ボヘミアンラプソディで「触るな」にマイアミが触った結果は?

クイーンのパフォーマンスは大絶賛


https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210603-00241222

「ライブエイド」に出演したのは

・U2
・ザ・フー
・エルヴィス・コステロ
・エルトン・ジョン
・ジョージ・マイケル
・ダイアー・ストレイツ

このような超豪華アーティストたちでした。

実はクイーンはこの時“過去のバンド”になりつつあり、

出演の順番もトリではありません。

それにもかかわらず、

この日の主役は間違いなくクイーンでした。

21分のパフォーマンスは全世界に衝撃を与え、

伝説となったのです。

この成功は、

クイーンの魂のこもったパフォーマンスによるものですが、

マイアミがこっそり音量を爆上げしたことも

一因になっているのではないでしょうか。

他の出演者も大絶賛


https://nme-jp.com/news/105862/

映画では描かれていませんでしたが、

実際にライブエイドでのクイーンのパフォーマンスは

他の出演者からも大絶賛されたといいます。

エルトン・ジョンは

この野郎、話題をかっさらいやがって!

とジョークを飛ばし、

フー・ファイターズのデイヴ・グロールは

クイーンは他の全員の演奏を霞ませた。全部持っていった
そして、史上最高のバンドになって帰っていったんです

と語ったそうです。

マイアミの存在の大きさがわかるシーンだった

もともとクイーンの弁護士であり、

後にマネージャーとなったマイアミ。

本名はジム・ビーチですが、

フレディが「マイアミ・ビーチ」をあだ名をつけました。

長きにわたりクイーンを支えてきたマイアミは

非常に有能な人物として知られています。

ソロ活動に行き詰ったフレディと

他のメンバーとの和解の仲介をし、

ライブエイドへの出演を実現させたのはマイアミでした。

冷静で控えめなマイアミは、

映画の中であまり目立った存在ではありませんでした。

しかし音響機材の「触るな」に触れたシーンによって、

クイーンにとってマイアミの存在がいかに大きいかが

上手く描かれたと思われます。

ただ音量を上げたのではなく

「触るな」のルールを破って

クイーンをアシストしたマイアミ。

ロックなんて興味がなく真面目弁護士だった人間が

最後に一番ロックなことをしたのです。

しかもこっそりさりげなく音量を上げたところが

いつも影でクイーンを支えているマイアミらしさが出ていて

最高でしたね。

ボヘミアンラプソディで「触るな」のシーンは実話?

音量を上げたのは事実

映画「ボヘミアンラプソディ」で

マイアミがこっそり音量を上げたシーンは

とても印象的なシーンでした。

実はこのドラマチックなシーンは実話。

クイーン出演の直前に音量が爆上げされたことで、

クイーンのステージは大音量で

盛り上がったそうです。

音楽ファンの間では有名なエピソードとして

語り継がれているといいます。

ドラマーのロジャー・テイラーは

ライブエイドではクイーンの音量がどこよりも大きかった

と後に語っています。

音量を上げたのはサウンドエンジニアだった


https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210603-00241222

クイーンのパフォーマンスの時だけ

音量が上げられていたことは事実ですが、

実際に操作したのは

マイアミではありませんでした。

サウンドエンジニアのジェームズ・カラフ

という人物はこっそり音量を上げていたそうです。

おそらくこの方も

クイーンのライブを盛り上げたい

という一心だったのでしょうね。

まとめ

今回は、

映画「ボヘミアンラプソディ」の

「触るな」の音量を上げたシーンについて

まとめてみました。

クイーンのステージを盛り上げたいという

マイアミの愛情が伝わるシーンだったことが

わかりました。

本作を観る時には、

ぜひこのシーンに注目してみてくださいね。

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