80歳をすぎても第一線で活躍中のモーガン・フリーマン。
アメリカ映画界に欠かせない存在ですが、
どんな経歴の方なのでしょうか。
この記事では遅咲きスター、モーガン・フリーマンの経歴、
人気の理由から死亡説までまとめたいと思います。
モーガン・フリーマンの経歴・プロフィール
幼い頃から演劇に興味を持つ
生年月日：1937年6月1日
年齢：86歳（2023年11月現在）
出生地：アメリカ合衆国テネシー州
理髪師の父と清掃婦の母の間に生まれたモーガン。
3人の兄がいます。
モーガンが幼い頃に両親が別れ、
母と祖母に育てられました。
幼い頃から演劇に興味を持ち、
- 9歳で小学校の演劇で主役を務める
- 12歳で州の演劇コンクールで優勝する
- 高校では演劇部に所属
- 高校生の時にラジオ演劇に出演する
このように、演じる経験をしています。
空軍、事務員の仕事を経験
高校生活後は、
ジャクソン州立大学の演劇奨学金を断り合衆国空軍に入隊。
機械工として働き始めます。
しかしこの仕事は自分に向いていないと4年で除隊。
その後1960年代前半にロサンゼルスに移住。
クリント・イーストウッドなどが通っていた、
ロサンゼルス・シティー・カレッジで事務員として働き始めます。
30代から俳優を目指す
https://twitter.com/kentaro666/status/735406017954119680/photo/1
幼い頃から俳優に憧れていたモーガンは、
30歳の頃に本格的に俳優を目指すことになります。
ニューヨークに住み演技の勉強をはじめ、
1971年、34歳の頃に「The Dozens」で舞台俳優デビュー。
映画や子供向けテレビ番組にも出演するようになります。
しかしどれも小さい役ばかり。
50代になるまで、
まったく売れない俳優時代が続きました。
50歳でオスカーノミネート
https://filmarks.com/movies/52056
そしてついに1987年、モーガンに転機が訪れます。
「N.Y.ストリート・スマート」でポン引き役を演じ、
その演技が批評家たちから高く評価されました。
20年も芽が出ずにいたモーガンでしたが、
ついに実力が認められたのです。
モーガンはこの作品で、
- アカデミー賞 助演男優賞ノミネート
- ゴールデングローブ賞 助演男優賞ノミネート
という快挙を成し遂げました。
出典元：Amazon
さらに、
1989年公開の「ドライビング・ミス・デイジー」では主役を演じ、
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされています。
50代でブレイク!超遅咲き俳優
出典元：Amazon
50代にしてついに演技の実力を認められたモーガンは、
1994年「ショーシャンクの空に」で大ブレイク。
57歳の時でした。
かなりの遅咲き俳優ですね。
https://eigachannel.jp/column/9795/
主演のティム・ロビンスと共に演技が絶賛され、
またしても、アカデミー主演男優賞にノミネートされました。
作品自体も非常に高く評価された本作は、
映画史に残る傑作の1つとして、
今でも根強い人気を誇っています。
60代の売れっ子俳優に
出典元：Amazon
「ショーシャンクの空に」以降、
引っ張りだこ状態になったモーガン。
「セブン」(1995年)
「アウトブレイク」（1995年）
「チェーン・リアクション」（1996年）
「アミスタッド」（1997年）
「コレクター」（1997年）
「ディープ・インパクト」（1998年）
「ベティ・サイズモア」（2000年）
「スパイダー」（2001年）
「トータル・フィアーズ」（2002年）
このような大作に途切れることなく出演し、
いずれも高い評価を得ました。
この頃モーガンはすでに60代に突入しています。
マンデラなど大統領役がハマり役に
モーガンの人気を不動のものにした
「ディープ・インパクト」（1998年）。
人類を滅亡させるほどの大きい彗星の衝突が迫るなか、
様々な立場の人々のドラマを描いたパニック大作。
https://moviewalker.jp/news/article/38162/image193360/
モーガンはトム・ベック大統領を演じているのですが、
この役が非常にハマり役だと話題になりました。
国民に向けてスピーチするシーンは、
現実だと思ってしまうほどリアリティがあります。
https://eiga.com/movie/54387/interview/2/
そしてさらに
「インビクタス/負けざる者たち」（2009年）では、
南アフリカ初の黒人大統領となった
ネルソン・マンデラを熱演。
こちらの大統領役も大絶賛され、
アカデミー主演男優賞にノミネートされています。
https://miyakawa.me/2019/11/17/7701/
最近では、
「エンド・オブ・ステイツ」（2019年）で
アラン・トランブル大統領を演じています。
ジェラルド・バトラー主演の人気シリーズ3作目の本作では、
モーガン演じるトランブルは副大統領から大統領に昇格しています。
この作品でも、
モーガンの安定した大統領役に注目が集まりました。
このようにモーガンと大統領役の相性は抜群。
大統領を演じた3作品は、
彼の成功に欠かせない作品だった言えるでしょう。
モーガン・フリーマンはどんな人物?人気の理由は?
身長188cmの長身、左利き
https://you1825m.hatenablog.com/entry/2019/11/01/130828
モーガンの魅力は、
80代になっても長身でスタイルが良いところでしょう。
長身なモーガンのタキシード姿は、
最高にかっこいいですよね。
全盛期よりはやや身長が縮んだようですが、
それでもスタイル抜群です。
全盛期：188.6
現在：186.7
このように変化したようです。
体重は役によって幅があるようで、
79kg～97kgとされています。
左利きセレブの一人
http://norinaotaehit.jugem.jp/?eid=377
またモーガンは左利きでも有名。
実はハリウッドセレブには左利きが多く、
・トム・クルーズ
・キアヌ・リーブス
・ブルース・ウィリス
・ロバート・デ・ニーロ
彼らも左利きセレブです。
左利き＝かっこいい
というイメージがある方は、
彼らの影響かもしれませんね。
存在感がすごい
モーガンのすごさは、
唯一無二の存在感です。
黒人俳優、90代俳優などの枠に当てはまらない
モーガン・フリーマンという存在。
彼の渋さ、穏やかさ、安心感は、
誰にも真似できないでしょう。
そしてそのモーガンの独特な存在感は、
年齢を重ねたからこそのものです。
だから50歳までは全く売れない俳優だった彼が
50代になり大ブレイクしたのでしょう
ベテランの名脇役
出典元：Amazon
モーガンのすごさは、
圧倒的な存在感を放ちながらも、
主役を食ってしまうことがないことです。
同じ80代のロバート・デ・ニーロや
ハリソン・フォードなどは、
長年主役を演じてきたため、
脇役でも主役を食ってしまう傾向にあります。
しかし遅咲きのモーガンは、
ブレイクした時から若手を支える頼れる存在キャラでした。
そのためベテランの存在感がありながらも、
主役を引き立て脇役に徹することができているのでしょう。
アメリカ映画界に欠かせない存在と言えますね。
モーガン・フリーマン死んだと噂される理由は?
2010年にtwitterで死亡説が拡散した
2010年12月18日に、
CNNがモーガン・フリーマンの訃報を伝えた
という内容がtwitterで広まりました。
しかしモーガンは健在で、
CNNもそんな情報が発信していません。
CNNは情報発信を否定し、
フェイクニュースの発信元を調査すると表明しています。
2012年にFacebookで死亡説が流れた
2012年にはモーガンの死亡説がFacebook上で流れました。
「R.I.P Morgan Freeman」（安らかに眠れ」を意味する略語）
というコミュニティーの説明文の中に、
木曜日午後5時、敬愛する俳優であるモーガン・フリーマンが
動脈破裂により亡くなりました
という記載があり拡散されたそうです。
しかしこれは悪質なフェイクニュース。
モーガンの代理人はすぐに否定しています。
モーガンは死亡説が出た時に、
こんなコメントを出しています。
私はマーク・トウェイン（トムソーヤの冒険の作者）のように、自分が死んだという記事を読んでいるよ。死亡説が本当ではないことを願いながらね……。でも、もしそれが本当だとしたら、死後の世界は、生きていた時と同じような世界だということを、みんなに伝えたいな。映画の撮影のためにラスベガスに来ているんだ。つまり、死亡説なんてとんでもないよ。
livedoor
悪質な死亡説を拡散されたことに怒るのではなく、
この大人なコメント。
モーガンの知的レベルの高さと余裕が感じられますね。
https://weekend-cinema.com/36068/
ちなみに2023年現在もモーガンは健在。
86歳にして映画、ドラマに出演し続けています。
まとめ
今回はモーガン・フリーマンの生い立ちから死亡説までまとめてきました。
50代でようやくブレイクした遅咲きであること、
人気の理由は唯一無二の存在感であることなどがわかりました。
度々死亡説が拡散されているようですが、
現在も健在の86歳のモーガン・フリーマン。
今後の出演作にも期待したいと思います。
