「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」で復活したキトリッジ。
しかしキトリッジって誰だっけ?と思った方もいたでしょう。
今回はキトリッジのおさらいや、
本作での役割について見ていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に記事をご覧ください。
「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」のキトリッジとは?
1作目でCIAエージェントとして登場
ユージーン・キトリッジは、
IMFを監視するCIAエージェントとして1作目に登場しました。
IMFとは、CIAの極秘諜報部隊のことです。
IMFのベテラン工作員のジム・フェルプスは、
プラハで、あるミッションの指令を受けます。
ところがそのミッション遂行中に、
工作員たちは次々と何者かによって殺されてしまいます。
そしてたった一人生き残ったのが
若手工作員のイーサン・ハントだったのです。
このプラハでの任務のCIA監督役がキトリッジでした。
イーサンを裏切り者として疑う
IMF内に裏切り者がいる事実を掴んでいたキトリッジ。
プラハの任務は、実は裏切り者をあぶり出すためのものでした。
キトリッジと連絡をとったイーサンは、
生き残った自分が裏切り者として疑われていることを知ります。
イーサンはキトリッジを出し抜き逃亡します。
イーサンから真相を知らされる
無謀なミッションをこなしながら、
自分を裏切り者に仕立てられた黒幕を探すイーサン。
ついにジム・フェルプスが裏切り者であり、
死を偽装していたことを突き止めます。
イーサンは事前にキトリッジに、
モニター付き腕時計を送り、
フェルプスが生きている証拠映像を流します。
キトリッジはついに真の裏切り者を
知ることができたのでした。
身の潔白を証明したイーサンに対し、
キトリッジはIMFへの復職を促しますが、
イーサンは組織を去ることを決断。
ところがラストでまたイーサンのところへ指令が届き、
結局次のミッションに向かうことになるのでした。
7作目でCIA長官として再登場
1作目で重要人物だったキトリッジですが、
2~6作目は登場しておらず、
特に彼の近況が語られることもありませんでした。
しかし7作目でまさかの再登場。
25年ぶりの復活です。
CIAのエージェントから、
CIA長官に出世していました。
エンティティをめぐりイーサンと対立する
7作目は、
人類への脅威となるエンティティと呼ばれるAIをめぐり、
イーサンたちが敵と戦う物語です。
エンティティを制御するためには2つの「鍵」が必要。
各国がこの「鍵」を狙い戦いを繰り広げます。
CIA長官となったキトリッジから、
アメリカ政府も「鍵」を追っている事情を聞くイーサン。
もう大義を守る戦いはない
と言うキトリッジ。
25年の間に、
様々な状況を見たきたキトリッジの
重みのあるセリフです。
これを聞いたイーサンは、
独自のチームで動くために
組織を離れる決断をします。
イーサンとキトリッジは、
違う立場から鍵を追うことになるのでした。
イーサンとの特別な関係
イーサンとキトリッジは、
お互いの仕事ぶりや信念を認めながらも、
警戒し合う特別な関係と言えます。
敵のように見えて味方だったり、
味方のように見えて裏切ろうとするなど、
二人の関係はいつも複雑です。
イーサンとキトリッジのシーンは、
張り詰めた緊張感があり、
スパイの世界の厳しさを感じられます。
この緊張感こそ、
本シリーズの魅力とも言えます。
一番の理解者でもある?
キトリッジを演じるヘンリー・ツェニーは、
アメリカSlash Filmのインタビューにて、
キトリッジはイーサンに対して
何事も相談すべき相手だと理解している
と語っていました。
敵になったり味方になったりする関係であっても、
信念は同じであることをお互いに理解しているのでしょう。
だからキトリッジは、
イーサンが組織から離れるとわかっていても、
アメリカ政府の真相を話したのかもしれませんね。
キトリッジは、
イーサンなら「大儀を守る戦い」できると
託したのでしょう。
キトリッジ空白の25年間は語られなかった
1作目で登場してから25年の時を経て再登場したキトリッジ。
CIAのエージェントから長官に出世したことはわかりましたが
それ以外のことは語られませんでした。
8作目で空白の25年間について描かれる可能性はありますが、
今回の7作目では彼の過去は謎のままです。
しかしながら、
イーサンとのやりとりから、
25年の間に、
・信念を貫き通してきたこと
・何かしらの形でイーサンと関わってきたこと
・CIAやアメリカ政府の内情を知り尽くしていること
このようなことが伺えました。
細かい説明がなくても、
自然に登場し本作の中心になったキトリッジ。
本シリーズのファンには嬉しいサプライズでしたね。
「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」のキトリッジの俳優は?
ヘンリー・ツェニー
生年月日:1959年2月8日
年齢:64歳(2023年7月時点)
出生地:カナダト・ロント
代表作:
「今そこにある危機」
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」
「リベンジ」(ドラマ)
「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」(ドラマ)
カナダで舞台俳優として活躍した後、
1994年「今そこにある危機」で映画デビュー。
コンスタントにハリウッド映画出演をしていますが、
ドラマ出演も目立ちます。
海外ドラマファンにはおなじみの俳優かもしれませんね。
最近はカナダのドラマを中心に出演しているそうです。
キルトリッジの復活は冗談だと思った?
長い間「ミッションインポッシブル」シリーズから
離れていたヘンリー・ツェニー。
キルトリッジとして復帰してほしいという連絡を受けた時には、
冗談だと思ったそうです。
クリストファー・マッカリー監督が、
キトリッジ復活について話したいと言っている
と言われ、
やっと本当のことだと理解したそうです。
マッカリー監督がキトリッジ復活を熱望
5作目以降、監督を務めているクリストファー・マッカリーは、
ずっとキトリッジ復活を熱望していたといいます。
マッカリー監督からキトリッジを掘り下げたいという
オファーを受けたヘンリーは、
すぐに出演を決めたそうです。
次回作にも出演予定
次回作の、
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO」は
2024年公開が予定されています。
キトリッジはこの次回作にも出演予定となっています。
次回作では、
エンティティをめぐる物語がメインとなるでしょう。
しかし同時に、
キトリッジの過去やイーサンとの関係が
掘り下げられるかもしれませんね。
まとめ
今回は、
「ミッションインポッシブル/デッドレコニング」のキトリッジについて
1作目のおさらいや、
本作の役割などについてまとめてきました。
次回作にも出演が決まっていますので、
さらなる活躍に期待したいですね。