不朽の名作として愛されている「タイタニック」ですが、
一部の描写に対して胸糞悪いと感じる方もいるようです。
今回は本作が嫌いと言われる理由について、
ネット上の声を調べてみました。


タイタニックは胸糞悪い?嫌いと言われる理由9つ
1つ目:ローズの美談になっているから

https://eiga.com/news/20100928/11/
本作はタイタニック沈没事故から84年後、
101歳になったローズが当時を振り返る物語です。
ローズはジャックとの思い出を美談として語ります。
しかし、
・ローズが素直にボートに乗っていればジャックは助かった
・板の上にジャックも乗せていればジャックは助かった
などのツッコミ要素が多いため、
ローズが美談としていることに
違和感を覚える方が多いようです。
自分がもっとこうしていればという
後悔や懺悔の気持ちを告白するならわかるけど…
ジャックの死の状況を招いたのは自分という
自覚がないのが胸糞悪い
などの声が見られました。

ジャックの死の原因はローズにあるとは言い切れません。
一人でボートに乗ったらもうジャックに会えない
という気持ちからジャックのもとに戻った気持ちも理解できます。
あの状況の中で冷静な判断をするほうが
難しかったでしょう。
しかし101歳になったローズは、
当時の自分の行動をもっと冷静に
振り返っても良かったのかもしれませんね。
もう少し後悔や懺悔の気持ちを示していたら、
後味の悪さがなかったでしょう。
2つ目:ローズだけ板に乗っていたから

https://www.the-sun.com/entertainment/tv/7357989/titanic-film-flaws/
タイタニックが沈没し、
氷海に投げ出されたジャックとローズ。
二人はドアの板を見つけます。
ジャックはローズをその上に乗せ、
自分は海の中で板にしがみつきますが、
結局ジャックは海の中で凍死してしまいます。
公開当時から、
このシーンのローズに対して非難が殺到。
どう考えてもあの板には二人乗れたはず
ローズがジャックを乗せなかったのはひどい
ローズだけ当たり前のように一人で板に乗っていた
このようにローズだけが板に乗っていたことに
怒りの声が上がりました。

https://www.cheatsheet.com/entertainment/leonardo-dicaprio-grossed-out-kate-winslet-while-filming-titanic.html/
さらに、
ローズがもっと痩せていたらジャックも乗れたのに
というローズの体形に対するバッシングまでありました。
ジェームズ・キャメロン監督は、
お金持ちのお嬢様のローズは
少しふっくらした体つきなはず。
ということで、そのイメージに合った
ケイト・ウィンスレットをキャスティングしたそうです。
しかしそのローズの体系が、
ラストシーンでは裏目に出てしまったようです。
3つ目:ラストでジャックの手を離したから

https://www.the-sun.com/entertainment/tv/7357989/titanic-film-flaws/
ローズを板の上に乗せ、
自分は氷海の中に長時間浸かっていたジャックは、
やがて息絶えてしまいます。
そこへ救命ボートに助けにやってきます。
ローズは必死で「戻って」と声を振り絞りますが、
凍えて大きな声が出せません。
そこでローズは「諦めないわ」と言い、
ジャックの手を離します。

https://thecatbureau.tumblr.com/post/45882775392/did-you-know-that-jacks-death-scene
ジャックはそのまま冷たい海の中に
沈んでいくのでした。
そしてローズは凍死した人がくわえていた笛を取り、
笛を吹いて救命ボートに助けを求めました。
ローズはジャックの「生きてくれ」という言葉にこたえるために、
必死に生き延びようとしたのです。
しかしそれは理解できても、
ジャックが海の底に沈んでいく姿があまりにも辛く、
手を離したローズに怒りが沸く方が多かったようです。
4つ目:浮気の関係だったから

https://www.the-sun.com/entertainment/tv/7357989/titanic-film-flaws/
本作が胸糞悪いと言われる一因として、
ジャックとローズの関係があります。
そもそも浮気している二人に感情移入できない
不倫関係を美談にされても…
などの意見が見られました。
まだ婚約の段階なので不倫にはなりませんが、
浮気していたことは事実です。
ローズの婚約者キャルの立場で考えたら、
若い男に婚約者を寝取られ、
さらに逆ギレされるという
腹立たしい状況ではありますね。
5つ目:ローズの気持ちが最後までジャックにあったから

https://eiga.com/news/20100928/11/
ジャックのお陰で帰還することができたローズは、
その後、結婚し子供をもうけました。
絶対あきらめずに生き延びて、
子供をたくさん産んで幸せになってくれ
というジャックとの約束を守ったローズ。
ジャック以外の男性と幸せになったことについて
非難する人はいないででしょう。
しかし最終的にローズは、
最愛の男性はジャックであったことを明かし、
ジャックの眠る海に戻ってきました。

https://www.chaako.com/other/bill-paxton-passedaway/
この行動に対し、
ローズが結婚した夫が可哀そう
愛した妻が、実はずっと違う男性を想っていたのはキツい
ジャックとの約束のために結婚した旦那さんって…
などの批判的な声が上がっていました。
おそらくローズは結婚した夫のことも愛していたのでしょう。
しかしジャックへの想いがずっと消えていなかったのも事実でしょう。
生涯添い遂げた夫の気持ちを考えると、
数日過ごしただけの男性に負けるのは、
辛いものがありますね。
6つ目:婚約者がボートに乗るシーンに腹が立つから

https://www.buzzfeed.com/jp/mjs538/10peep-should-have-died-in-titanic
本作の胸糞悪いシーンとして、
多くの方が指摘しているのが、
婚約者キャルがボートに乗るシーンです。
救命ボートが少なくなる中、
何とか乗り込みたいキャルは、
一人で泣いている少女を発見。
彼女を抱き上げると、
「娘の身寄りは自分しかいない」と嘘をつき、
なんとか救命ボートに乗り込んだのです。
まだボートに乗れていない女性、子供がいるのに、
ズルをしてボートに乗り込むことに成功したキャルに対し、
非常に嫌悪感を持った方は多かったようです。
7つ目:キャロの存在がひどいから

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13240097243
とにかく悪い意味でキャロの存在感は半端なく、
彼に対して気分を害する方も多いようです。
子供を利用してボートに乗り込む以外にも、
・ローズを所有物のように扱う
・ジャックなど庶民を見下している
・ジャックとローズの関係に怒り銃を向ける
・救命ボートに乗り込もうとする人をボートで突き飛ばす
このように胸糞悪くなる要素満載の人物です。
最終的にジャックではなく彼が助かるラストに
納得できない方も多かったようです。
8つ目:10歳の男の子も救命ボートに乗せてもらえないのがひどい

https://www.the-sun.com/entertainment/tv/7357989/titanic-film-flaws/
タイタニックが沈没する中、
スミス船長は、
女性と子供を優先して救出せよ
という指示を出します。
男性たちはこれに従い、
女性と子供を救命ボートに乗せていきます。
そのルールを無視して、
ボートに乗り込もうとする男たちに対して銃を発砲するなど、
航海士たちはそのルールを徹底しようとします。
それは理解できるのですが、
まだ10歳くらいの男の子に対しても
男だから優先できないという厳しい態度については、
嫌悪感を抱いた方が多かったようです。
9つ目:残酷な人間模様に腹が立つから

https://thestrikingnews.com/ja/%E3%80%8C%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%8C%E3%82%89%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AF%E5%AE%9F%E5%9C%A8/
本作は映画史に残る感動作として
称賛され続けています。
しかし美しい物語を描く一方で、
タイタニック号沈没という最悪の事態において、
残酷な人間模様もリアルに描いています。
・庶民は女性も子供も救出されない
・上流階級の人々は空席のあるボートで悠々と脱出
・重圧に耐えきれなくなった航海士が拳銃自殺をする
特に後半はこのような胸糞悪いシーンが続き、
どこが感動作なの?
ひどい人間関係にイライラする
などの批判の声が出ています。














まとめ
今回は映画「タイタニック」が、
胸糞悪い、嫌いと言われる理由を
調べてみました。
ジャックとローズの美しいロマンスが描かれる一方で、
人間の醜い部分が見える作品でもあり、
感動作とは思えないと
感じる方もいることがわかりました。
再度鑑賞する時には、
このようなネガティブな部分にも注目しながら
観てみたいですね。