タイタニックのラストシーンを台詞から考察!死後の世界の結婚式だった?

「タイタニック」のラストシーンは

若き日のローズがジャックと再会して

結ばれる美しいシーンです。

このラストシーンの謎についてローズやジャックの台詞をもとに

考察したいと思います。

ネタバレを含みますので本作鑑賞後に記事をご覧ください

目次

「タイタニック」ラストシーン考察5つ

1つ目:ペンダントを捨てた理由

https://eiga.com/news/20100928/11/

ジャックについて語り終わった101歳のローズは

「碧洋のハート」のペンダントを海に投げ捨てます。

このペンダントは

時空を越えてジャックとローズを結ぶ大切なもの。

ジャックの形見のようなものです。

そんな大事なペンダントを捨ててしまったのは

どうしてなのでしょうか。

踏ん切りがついたから?

ジャックの写真もないけれど、今も存在しているわ。私の心の中に

という台詞があります。

ジャックに関する記録は残っておらず、

ペンダントだけが、

ジャックの存在を感じられるものだったのでしょう。

だからローズは

大事に内密にペンダントを持っていたのだと思われます。

しかしジャックについて語り尽くしたことで、

ローズ自身、

ジャックとのことに踏ん切りがついた

という見方ができます。

そのためペンダントはもう不要だと思い、

ジャックの思い出と共に、

海へ投げ捨てたのでしょう。

ジャックに会い行くため?

もう一つは、

海に沈んでしまったジャックに会いに行くため

という解釈です。

死後が近付き、

やっとジャックのもとへ行けることを悟ったローズ。

もうすぐ行くから待っていてね

とペンダントをジャックの元へ届けたのでしょう。

この後のシーンで

ローズはジャックと再会していることから、

おそらくこの解釈のほうが

自然な流れと言えるでしょう。

2つ目:ラストシーンは結婚式

ペンダントを捨てた次のシーンで

ベッドに横たわり目を閉じるローズの姿が映し出された後、

美しいタイタニック号の場面に切り替わります。

扉が開き招き入れられるローズ。

歩いていった先には、

若き日のジャックが待っているのでした。

熱いキスを交わす二人。

それを祝福する人々の姿がありました。

おそらくこれはジャックとローズの結婚式なのでしょう。

この時ジャックは、

ジャックらしいきれいな服でローズを待っていました。

そしてローズは白いドレス。

つまりウェディングドレスです。

二人を祝福する人々は参列者ということですね。

そしてジャックの待つ場所まで

ローズが歩いたシーンは

バージンロードを歩いているという描写なのでしょう。

・きれいな服でローズを待つ新郎のジャック
・ウェディングでバージンロード歩くローズ
・新郎新婦を祝福する参列者たち

このような演出なのだと思われます。

3つ目:ラストシーンは夢か死後の世界か

ジャックとローズの結婚式だと思われるラストシーン。

このラストシーンは、

①ローズの夢の中
②死後の世界

のいずれかでしょう。

ペンダントを海に投げ捨てた後、

ベッドに横たわり目を閉じている

ローズの姿がありました。

このローズは

眠っているのか死んでいるのか

ということです。

「夢の中」説

ラストで流れる

セリーヌ・ディオンの主題歌「My Heart Will Go On」には

毎晩夢の中であなたに会うのあなたを感じる

という歌詞があることから、

①の説も考えられます。

ローズはジャックと別れた後、

毎晩夢の中でジャックと会い、

結ばれる夢を見ていたということですね。

しかしネット上の意見を調べてみると、

②の死後の世界に会っていた

という解釈が圧倒的に多いです。

「死後の世界」説

ラストシーンが死後の世界である理由は2つあります。

1つ目は二人を祝福する人々が死者だからです。

・自ら銃を撃ちなくなったマードック一等航海士
・タイタニック号の設計者トーマス・アンドリュース

などの姿が確認できますが、

彼らはタイタニック号の沈没により亡くなっています。

生存者であるローズの母親や婚約者の姿はありません。

2つ目の理由は時間です。

ジャックの後にある時計を見ると

2時20分になっています。

これはタイタニックが海に沈んだ時刻。

つまりこの空間は

タイタニックが沈没してから時が留まった死の世界

と言えるのではないでしょうか。

監督の意見は?

ジェームス・キャメロン監督は、

ラストのローズのシーンについて

ローズが亡くなったか生きているかは知らなくていい

語っていました

観た人の判断に任せるということなのですね。

4つ目:ジャックが時計の前で待っていた理由

ラストシーンで

どうしてジャックは

時計のところで待っていたのでしょうか。

これは前半のシーンに伏線がありました。

上流階級の人々と食事をすることになったジャック。

そこで悔いの残らない人生にすることを語ります。

そして食事の後にローズにこっそりメモを手渡しました。

そのメモには、

悔いを残さないように。時計のところで会おう!

と書かれていたのです。

ローズはそのメッセージの通りに

時計のところに来てジャックに会った

という解釈ができるでしょう。

5つ目:ローズはジャックとの約束を守った

101歳のローズは、

カルバートという男性と結婚して

2人の子供をもうけました。

夫に先立たれ未亡人となっていました、

ここで疑問に思うのが

ローズはどうしてジャック以外の人と
結婚したのか?

ということです。

ジャックを深く愛していたにもかかわらず、

どうしてローズは他の人と結婚したのでしょうか。

ローズを助けるために命を落としてしまった

ジャックに対する裏切りのようにも思えてしまいますよね。

しかしローズがジャック以外の人を結婚した理由は、

ジャックのためだったのです。

死の直前のジャックの台詞

ジャックは冷たい海中で凍えながら、

ローズに対してこのような台詞を言って励ましました。

君はたくさん子どもを作って、成長するのを見守るんだ。
そして、年取ってから、温かいベッドで死ぬんだ。
今夜、ここで、こんなふうに死んじゃだめだ。

この台詞を聞いたローズは

約束するわ

という台詞を言います。

ローズはこのジャックとの約束を守り

結婚して子供を産んだのでしょう。

と言って、生き抜くように励ますのです。

ローズは,

結婚しない孤独な人生は

ジャックが望まないとわかっていたのでしょう

ジャックを深く愛していたからこそ、

他の人を結婚して子供を産み

人生を思い切り楽しんだのでしょう。

人生を自由に生きたローズ

ジャックはローズに

自由に生きほしいと話していました。

ローズはその約束を守るために

人生を謳歌しました。

ラストでベッドに横になるローズの傍らには、

・大きな魚を釣り上げた写真
・馬に乗っている写真
・学校を卒業した写真
・パイロットの姿の写真

このような写真がありました。

ジャックとの約束を守り

人生を思いきり自由に生きたのでしょう。

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まとめ

今回は「タイタニック」のラストシーンについて

劇中の台詞を参考に考察していきました。

ラストシーンの解釈を考えてみると、

ジャックとローズの

壮大なラブストーリーであることがわかりました。

改めてもう一度鑑賞したくなりますね。

タイタニックのラストシーンを台詞から考察!死後の世界の結婚式だった?

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