MIPデッドレコニングで27年ぶりに登場したキトリッジ。
しかし彼の裏切りについて疑問が残った方もいるでしょう。
敵・味方の区別がつきにくく混乱してしまいますよね。
そこで今回の記事では、
- MIPデッドレコニングでキトリッジは裏切り?
- 敵・味方の相関図!
この2つのテーマでお話したいと思います。
本編のネタバレを含みますのでご注意ください。
MIPデッドレコニングでキトリッジは裏切り?
MIPシリーズ7作目のデッドレコニングは、
人類への脅威となるエンティティと呼ばれるAIをめぐるストーリーです。
エンティティを制御するために必要な「鍵」。
様々な人物がこれを狙い戦いを繰り広げます。
キトリッジもその一人であり、本作のキーマンと言えます。
そして謎が多い男でもあります。
彼は敵なのでしょうか、味方なのでしょうか。
どんな裏切りがあったのか見ていきましょう。
イルサをおとりにした
CIA長官である彼は冒頭でイーサンにあるミッションを伝えます。
・政府がある鍵を探している
・その鍵を君の友人イルサが持っている
・政府が彼女の首に懸賞金をかけ、賞金稼ぎが狙っている
・もし彼女が捕まったら惨殺されるだろう
これを聞いたイーサンは、彼女がいるアラビア砂漠へと向かい、彼女を救出しました。
しかしその後、情報機関のトップたちが集まる会議に潜入したイーサンは真相を知ります。
・ある鍵とは人類の脅威となるAI「エンティティ」を制御するためのもの
・アメリカ政府はエンティティを手に入れ世界を支配しようとしている
・キトリッジはイルサに懸賞金をかけイーサンが助けに行くように仕向けた
・彼女が手に入れた「鍵」を奪うつもりだった
つまり、イルサを危険にさらしたのはキトリッジだったのですね。
その後、
- 人類の脅威となるエンティティの恐ろしさ
- それを手にした者は無敵状態となり世界を支配する
このような事実を知ったイーサンは、自分が「鍵」を手に入れ破壊することを決意。
その場から逃走したのでした。
裏切りは祖国のため?
AIエンティティの脅威が語られた報機関のトップたちの会議のシーン。
エンティティを「殺せないのか」と話す面々に対し、キトリッジは「殺すのは得策ではない」と語り始めます。
- 各国がエンティティを制御できる「鍵」を追っている
- エンティティを破壊するのではなく兵器にしようとしている
- そして世界を支配しようとしている
さらに、エンティティを破壊すべきと言うイーサンに対しては、
- 次の戦争は冷戦ではなく弾道ミサイルが飛び交う血なまぐさい戦いになる
- エンティティを操るものが支配者になれる
このような発言から、祖国アメリカのために「鍵」を手に入れようとしていることがわかります。
CIA長官までのぼりつめた彼は非常に愛国心の強い男なのでしょう。
だから裏切り行為をしても「鍵」を手に入れようとしたのですね。
二人の特別な関係
ラストで取り残されたグレースはキトリッジに言います。
イーサンが、あなたは信用できる
あなたが私にある選択肢をくれると
またその後にキトリッジはイーサンに対し、
君たちだけで立ち向かえ
世界は君を頼りにしている
と語っています。
お互いを信頼していて、強い絆で結ばれている関係なのでしょう。
しかし相手の仕事ぶりや信念を認めながらも、警戒し合う特別な関係とも言えます。
この二人のシーンは、いつも張り詰めた緊張感があり、
スパイの世界の厳しさを感じますね。
この緊張感こそ、本シリーズの魅力とも言えます。
一番の理解者でもある?
キトリッジを演じるヘンリー・ツェニーはアメリカSlash Filmのインタビューにて、
キトリッジはイーサンに対して
何事も相談すべき相手だと理解している
と語っていました。
敵になったり味方になったりする関係であっても、信念は同じであることをお互いに理解しているのでしょう。
だから彼はイーサンが組織から離れるとわかっていても、アメリカ政府の真相を話したのかもしれませんね。
彼なら「大儀を守る戦い」ができるはずだと、託したのでしょう。
キトリッジは1作目でも登場
キトリッジはミッションインポッシブル1作目にも登場しています。
この時はIMFを監視するCIAエージェントでした。
IMF内に裏切り者がいるという情報を掴んだキトリッジは、イーサンたちのチームを罠にかけました。
裏切り者の正体はIMFのベテランエージェントのジム。
しかしジムの策略によりイーサンが裏切り者として疑われることに。
逃亡しながら真の裏切り者の正体を暴こうとするイーサン。
キトリッジはそんな彼を追いました。
しかしラストでイーサンはモニター付き腕時計を送り、ジムが黒幕である証拠映像を流します。
キトリッジはついに真の裏切り者を知り、イーサンにIMFへの復職を促しました。
1作目でも敵になったり味方になったりする複雑な存在でしたね。
MIPデッドレコニング敵・味方の相関図!
エンティティの鍵を狙う、さまざまな敵が登場する本作。
誰が敵で誰が味方なのか混乱した方は多いでしょう。
まずはこちらの相関図をご覧ください。
- イーサンの仲間たち
- CIA
- 謎の組織
- グレース
- ホワイト・ウィドウ
この5つに分けて考えるとわかりやすいでしょう。
①イーサンの仲間たち(味方)
まずは前作から続投のメンバー3人。
- ルーサー・スティッケル
- ベンジー・ダン
- イルサ・ファウスト
これまでもイーサンを支えてきた頼りになる仲間たち。
本作でも彼らは完全に味方でしたね。
CIA(敵であり味方)
- ユージン・キトリッジ(長官)
- ブリッグス&ドガ(エージェント)
イーサンが所属するIMFという組織はCIAの一部であり、CIAの支配下にあります。
今回はイーサンがCIAを裏切り単独行動に出たため、彼らから追われることに。
しかし長官のキトリッジは本心では、イーサンにエンティティ破壊を成し遂げてほしいと思っているようです。
謎の組織(敵)
本作の敵はこの謎の組織です。
- ガブリエル
- パリス
ガブリエルはイーサンがIMFに入るきっかけとなったある事件に関わっている人物。
事件の内容は明らかになっていませんが、深い因縁があることがうかがえます。
パリスはガブリエルの右腕の殺し屋です。
グレース(味方)
本作のヒロインのようで、若き日のイーサンのような立場でもある重要人物。
泥棒である彼女は、敵として登場しますが、イーサンたちと共に動くことに。
ラストでIMFに加わることになりました。
ホワイト・ウィドウ(敵?味方?)
武器仲介人で闇社会の大物。前作から登場しています。
エンティティの鍵を追う一人です。
前回同様、味方になったり敵になったりする謎の女性。
おそらく母親は1作目で登場した武器商人マックスです。
\2人に1人は入ってる!/
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まとめ
今回はMIPデッドレコニングのキトリッジの裏切りや、敵相関図を参考に、敵・味方についてまとめてきました。
【MIPデッドレコニングのキトリッジの裏切り】
・イルサをおとりにした
・祖国のためにイーサンを裏切った
・しかしイーサンとキトリッジは特別な関係
・一番の理解者でもある
・キトリッジは1作目でも登場
【MIPデッドレコニング敵・味方の相関図】
①イーサンの仲間たち(味方)
②CIA(敵であり味方)
③謎の組織(敵)
④グレース(味方)
⑤ホワイト・ウィドウ(敵?味方?
キトリッジの存在と敵・味方について把握しておくと、複雑なストーリーが理解しやすくなりますね。