世界中で大人気の「インディジョーンズ」シリーズですが、
面白い順はどうなっているのでしょうか。
「最高傑作と言われる作品は?」
「つまらない作品はある?」
と、気になっている方も多いでしょう。
今回は「インディジョーンズ」シリーズの面白い順と、
それぞれなぜ人気なのかという
理由も調べてみました。
「インディジョーンズ」面白い順は?なぜ人気なの?
映画レビューからわかる人気ランキング
「インディジョーンズ」4作品の面白い順番を知るために、
映画レビューの評価を調べてみました。
・Filmark
・Yahoo!映画
・映画.com
・Amazon
こちらの4つのサイトを、
参考にさせていただきました。
その結果はこちらです。
※数値は4サイトの平均ポイントです。
1位「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989年):4.075
2位「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年):4.05
3位「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981年):4.025
4位「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008年):3.6
やはり始めの3部作は評価が高いですね。
他の映画サイトなどを見ても、
本シリーズは概ねこの順番になっていますので、
これが「面白い順」と言えるでしょう。
次の章では、
それぞれの作品の面白さの理由、人気の理由を
見ていきたいと思います。
1位:「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989年)
聖杯の権威である父が行方不明になったことを知ったインディが、
父を追ってベニスに飛ぶところから始まるシリーズ2作目。
聖杯を追うナチスに対抗しながら、
親子の大冒険が繰り広げられます。
人間ドラマにも焦点が当てられている
1、2作目はジェットコースターのような
冒険劇が中心の作品でしたが、
本作はそれらの要素に、
インディと父親の人間ドラマも組み込まれています。
今まで描かれてこなかった父親との関係。
聖杯を探しながら、
同時に親子の絆を探すという
スピルバーグのセンスが光る人間ドラマになっています。
また本作は、
スピルバーグ自身と父との関係を反映させた作品
とも言われています。
スピルバーグの自伝的映画「フェイブルマンズ」を見ると、
ジョーンズ親子の物語が、
より一層感動的なものに感じられるでしょう。
ショーン・コネリーが素晴らしい
本作の魅力は、
父ヘンリーを演じたショーン・コネリーでしょう。
スピルバーグ監督はもともと
「007」のようなシリーズの作品を作りたい
と本シリーズを作ったといいます。
そのため、
ヘンリー役には、
「007」初代ジェームズ・ボンドを演じた
ショーン・コネリー以外考えられない
とコネリーのキャスティングを熱望したそうです。
渋くてダンディな二枚目のイメージの強いコネリーですが、
本作ではダメな父親をお茶目に熱演。
このギャップがたまらなかったという
意見が非常に多いです。
ジョーンズ親子のかけあいが最高
聖杯に取りつかれた頑固な父親と
そんな父親に認めてもらえず不満を抱えていた息子。
そんな事情で疎遠になっていた親子が
微妙な距離感のまま冒険を繰り広げます。
この二人のやり取りが絶妙。
漫才のように笑いを取ったかと思ったら、
ほっこり温かい気持ちにさせてくれるなど、
終始引き付けられます。
若き日のインディも登場
ショーン・コネリーとハリソン・フォードという
2大レジェンドに囲まれながらも
存在感を放っていたのが、
若き日のインディを演じたリヴァー・フェニックス。
彼の演技の素晴らしさと同時に、
インディのムチや帽子、蛇嫌いの秘密などが
どんどん明かされていく描写も最高。
本シリーズのファンにとって
嬉しいシーンとなっていました。
2位「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年)
秘宝「サンカラ・ストーン」を探し求める邪教集団と対峙する
シリーズ2作目。
インディは相棒ショートと歌手ウィリーと共に
敵の宮殿へと潜入し、
奇想天外な冒険劇を展開します。
アトラクションのような面白さ
次から次へと起きるハプニング。
これほど都合よく、
大ピンチが続く映画も珍しいでしょう。
まるでアトラクションに乗っているかのように、
ずっとワクワクドキドキが止まりません。
有名なトロッコシーンや、
ラストの吊り橋シーンは、
何度見ても最高!という声が多く見られました。
グロいシーンが面白い
シリーズの中でも群を抜いて
グロいシーンが多いのも本作の特徴。
ゲテモノ料理や大量の虫、
残酷な儀式などが登場します。
しかし気持ち悪いと思っても、
薄目を開けて見てしまう面白さがあるのが、
スピルバーグ監督作品のすごさ。
ゾクゾクする快感が得られるところが、
本作の魅力なのでしょう。
スピード感がすごい
スピルバーグ監督は本作を
失敗作と言っているんだとか。
確かにストーリー展開や設定などは、
やや大雑把な印象も受けます。
しかし細かい矛盾などがあっても、
それを感じさせないスピード感があります。
立ち止まって考えることをさせないパワフルさは、
ザ・80年代のハリウッド映画。
最高です。
3位:「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981年)
スピルバーグとルーカスが初めてタッグを組んだ1作目。
神秘の力を持つとされる「聖櫃」をめぐり、
アメリカの考古学者インディが、
ナチスと争奪戦を繰り広げます。
ハリソン・フォードがかっこいい
中堅の演技派俳優を描かせるのが
大得意のスピルバーグ。
「スターウォーズ」ハンソロ役で
大ブレイクしたハリソン・フォードに
再び輝きを与えました。
インテリ考古学者でありながら、
強靭な肉体を持つというギャップ。
ハリソンの若さも手伝って、
インディの魅力が一番感じられる作品
と、評価する方が多いようです。
王道のエンターテイメント映画
ハンサムな主人公と、
チャーミングなヒロイン。
そして強力なライバル。
・アクション
・ファンタジー
・ホラー
・コメディ
・ロマンス
さらにこのような要素がギュッと詰まった
間違いない一級エンターテイメント作品です。
だから何十年経っても、
色褪せない名作として愛され続けているのでしょう。
80年代ならではの大味さもありますが、
それが魅力
という意見も非常に多いです。
2作目のダークさよりも、
1作目の正統派な雰囲気が好き
という方も多いですね。
4位:「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008年)
全作から18年後が舞台となる4作目。
秘宝「クリスタル・スカル」を求め、
相棒の若者マットと共に、
インディの大冒険が再び始まります。
インディらしい冒険劇が帰ってきた
19年ぶりということで、
期待と不安をもって観た方が多かった作品ですが、
インディならではの冒険劇が展開して面白かった
という声が目立ちました。
お宝に行きつくまでの
暗号や謎を解くワクワク感。
何よりハリソンが年を重ねても、
タフガイ・インディを好演したことに、
安心したファンが多かったようです。
ケイト・ブランシェットが良かった
本作で悪役を演じたケイト・ブランシェット。
超演技派の彼女の怪演ぶりは、
本作の面白さの一つでしょう。
奇抜な軍服姿も妙に似合っていて
かっこよかったですね。
SF映画のようでインディジョーンズらしくなかった
本作はネガティブな要素も指摘されていました。
その中でも目立ったのが、
SF映画のような仕上がりだった
という意見です。
本シリーズでは、
非現実的な魔力などが登場しますが、
本作はさらに踏み込んだことで、
SF要素が多く盛り込まれていました。
SF映画が悪いわけではありませんが、
インディジョーンズ作品らしさは
薄れてしまったようです。
まとめ
今回は「インディジョーンズ」シリーズの
面白い順と、
面白いと言われる理由を
まとめてきました。
同じシリーズながら、
どれも切り口を変えたことで、
それぞれが面白いと思える作品に
仕上がっていることがわかりました。
いよいよ公開される5作目も
きっと面白い内容でしょう。
大いに期待したいと思います。