「And just like that」は、
1998年～2004年放送の大人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ（SATC）」の続編です。
シーズン2の制作が進む中、チェ役のサラ・ラミレスに注目が集まっています。
今回は、サラ・ラミレス演じるAnd just like thatのチェ役に迫りたいと思います。
And just like thatのチェ役はサラ・ラミレス
サラ・ラミレスの経歴
本名：Sara Elena Ramírez
生年月日：1975年8月31日
年齢：47歳（2022年10月現在）
出身地：メキシコ、シナロア州マサトラン
身長：175cm
8歳の時にご両親が離婚。
その後、メキシコからカルフォルニア州サンディエゴに移住しました。
歌うのが好きな子供だったというサラ・ラミレス。
オーディション専用の公立芸術マグネットスクールである
サンディエゴ・スクール・オブ・クリエイティブ・アンド・パフォーミング・アーツに通った後、
名門ジュリアード音楽院で演劇を学びました。
1998年、23歳の時にブロードウェイミュージカル「Capeman」に出演しています。
その後、ミュージカルや映画に出演。
2005年にはミュージカル「スパマロット」で
トニー賞最優秀助演女優賞（ミュージカル部門）を見事受賞しました。
「グレイス・アナトミー」のカリー役で大ブレイク
サラ・ラミレスが日本で有名になったのは、
2005年にスタートしたドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」です。
シアトルの大病院を舞台に、若き外科医たちの成長を描いた人気ドラマ。
医療ドラマでありながら、恋愛要素たっぷりの見ごたえのあるドラマとして人気を博し、
17年が経った今でも継続している長寿ドラマです。
サラ・ラミレスは整形外科医カリー・トーレス役で人気を集めました。
2016年にサラ・ラミレスが降板するまで、
長きにわたり愛されたキャラクターでした。
同性愛に悩むカリーを熱演
異性愛者として登場し、ジョージ（T・R・ナイト）と結婚したカリー。
しかしその後、同性愛に目覚め、新たな自分の一面に戸惑い悩みます。
同性愛者であることを認めたカリーは、
アリゾナ（ジェシカ・キャプショー）と結婚するのでした。
ちなみに、サラ・ラミレスは後にバイセクシャルであることを公言しますが、
カリーを演じていた時は、まだカミングアウトはしていませんでした。
2012年に結婚、2016年にバイセクシャルをカミングアウト
サラ・ラミレスは、長年の恋人であったビジネスアナリストのライアン・デボルトと
2012年に結婚しました。
ところが、2016年にバイセクシャルであることをカミングアウト。
「グレイズ・アナトミー」でバイセクシャル役を演じていたこともあり、
大きな話題となりました。
2021年には長年のパートナーであったライアン・デボルトと離婚。
2022年にはノンバイナリ―であることも公表しています。
バイセクシャルは、複数のジェンダーに魅力を感じる人
ノンバイナリーは、性自認が男性でも女性でもない人
And just like thatのチェは賛否両論
重要キャストとして登場したチェ
2016年に惜しまれつつも「グレイス・アナトミー」を去ったサラ・ラミレス。
2021年に「And just like that」の新キャラクターとして登場することが決まり、
ファンを沸かせました。
主人公キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー）が出演するポッドキャストのホストを努める
ノンバイナリーのチェ・ディアズという役どころ。
キャリーの親友ミランダ（シンシア・ニクソン）を同性愛に目覚めさせるという重要キャラでもあります。
さらに、性に対して奔放なところは、まさに「SATC」のサマンサ（キム・キャトラル）。
「And just like that」不在のサマンサの後釜的キャラクターと言われています。
SATCドラマファンの反応はイマイチ
「And just like that」の重要キャラであるチェですが、
SATCファンからの反応はあまり良くないようです。
このように、チェのキャラクターが悪いのではなく、
サマンサ不在であることに嘆き悲しんでいるファンが多いことが伺えます。
無理やり感がある
多様性に欠けていると言われていた「SATC」。
「And just like that」では多様性を積極的に取り入れるべく、
さまざまなキャラクターが投入されました。
チェはその1人です。
しかし、その登場がやや不自然であると感じる方が多かったようです。
「グレイズ・アナトミー」のカリーは描き方が良かった
かつてサラ・ラミレスが演じた「グレイズ・アナトミー」のカリーは、そんなチェとは違いました。
はじめは異性愛者として登場したカリー。
その後、
・家がなく病院の地下に住んでいるが、実は名家のお嬢様だった
・派手な恋愛をしているように見えて、地味な男性オマリーと恋に落ちた
・姉後肌でありながら、プレッシャーに弱い
このようなカリーのさまざまな面を描く中で、
徐々に同性愛に目覚める姿を描いていきました。
視聴者は、カリーという人物を深く知った上で
バイセクシャルである面も知ることになります。
だから、その事実がスッと入ってきたのでしょう。
サマンサも描き方が良かった
「SATC」のサマンサは性に奔放な女性でした。
しかし、それは「グレイズ・アナトミー」のカリーと同じように、
サマンサを深く知っているから、視聴者は驚かないし、
そんなサマンサの一面も好きになれたのでしょう。
チェに関しては、残念ながら、そのようなバックグランドがない中で
「ノンバイナリー」「性に奔放」という情報だけがあったため、
視聴者はシラケる結果になってしまったのでしょう。
高評価のドラマファンも多い
一方で、このように、チェのキャラクターに魅了された方も多かったようです。
キャラクターのバックグランドが足りないことで
やや浮いた存在に見えてしまうチェではありますが、
そのキャラクターはとても魅力的です。
何よりサラ・ラミレスがとにかくかっこいい。
インパクトの大きさという意味では、
サマンサに引けを取らないキャラクターと言えるでしょう。
ミランダとの恋愛が気になる
ミランダとチェの恋愛も気になるところ。
長年の恋人であったスティーブ（デビッド・エイゲンバーグ）と結婚し
息子もすっかり大きくなったミランダ。
すっかり落ち着いた妻であり母親になった彼女が、
再び刺激を求めた相手がチェだったのです。
チェと出会ってから、以前のミランダならしなかったような行動を連発。
その姿はまるで恋する女子高生のよう。
そんなミランダとチェの恋の行方からも目が離せません。
シンシア・ニクソンも同性愛者
ミランダは「And just like that」で初めて女性を好きになり戸惑います。
そんなミランダを演じるシンシア・ニクソンも
実は同性愛者であることを公表し、2012年に
活動家のクリスティーン・マリノーニという女性と同性婚をしています。
チェを演じたサラ・ラミレスの心境
サラ・ラミレスは、メキシコ系でノンバイナリーというチェを演じたことについて
雑誌「ピープル」の中で、
私の本質に合っていて自然なことに感じられた。
この役は、私の力を停止させようとするシステムに対する力をどう受け入れるかを教えてくれた。
などと語っていました。
チェはある程度の年齢になってからノンバイナリーであることを告白しています。
サラ・ラミレスも同じ状況であることから、
強い思い入れがあるのは当然でしょう。
さらに、サラ・ラミレスはセクシャリティだけでなく、
「白人ではなくメキシコ生まれ」ということに対する
厳しい差別も受けてきた。
と話していました。
これも、チェのキャラクターと重なるのかもしれません。
And just like thatのチェはシーズン2でメインキャストに
シーズン2は誰が登場する？
2021年に日本でもU-NEXTで独占配信され話題となった「And just like that」。
早くもシーズン2が制作中です。
ついにサマンサが戻ってくる？
キャリーは元彼エイダンとヨリを戻す？
などの憶測が飛び交っています。
チェのキャラクターが深掘りされるらしい
そんな中、ドラマのクリエイターであるマイケル・パトリック・キングは、
シーズン2ではチェが活躍することを明かしています。
さらに
シーズン1では見えなかった、チェのキャラクターの別の次元を見せたい
という嬉しい発言も。
シーズン2では、チェのキャラクターがより深く描かれるようです。
チェの無理やりの登場に違和感のあったと感じた方も、
シーズン2の流れに期待ですね。
まとめ
いかがでしたか？
今回は「And just like that」の新キャラクターとして注目の
チェというキャラクターを追いました。
シーズン1では賛否両論ありましたが、
シーズン2では新たな魅力を見ることができそうです。