「And just like that」でローズ役を演じたアレクサ・スウィントン。
シャーロットの次女であり、
自分のジェンダーアイデンティティに悩むティーンエージャーのローズ。
今回は、ローズと、アレクサ・スウィントンについてリサーチしました。
And just like thatのローズ役はアレクサ・スウィントン
アレクサ・スウィントンは13歳の若手女優
本名:Alexa Swinton
生年月日:2009年7月2日生まれ
年齢:13歳(2022年10月現在)
出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク
アレクサ・スウィントンは、
3歳の時にドラマに出演して女優デビューをしています。
「And just like that」の撮影時は12歳だったアレクサですが、
すでに10年近いキャリアがありました。
幼い頃からエンターテインメントの世界で活躍してきたアレクサ・スウィントン。
1歳の誕生日の前から歌を歌い、
歩き始めるとすぐに踊ったというエピソードもあります。
11歳の時には、歌手デビューも果たしています。
映画「オールド」で注目される
子役として活躍してきたアレクサ・スウィントン。
2021年公開の映画「オールド」に出演します。
「シックス・センス」「サイン」などの監督M・ナイト・シャマランの待望のスリラー
ということで話題となった作品です。
アレクサ・スウィントンはメインキャストを演じて注目されました。
そして同じ年に、「And just like that」のローズ役に抜擢されています。
And just like thatのローズは迷えるティーンエージャー
ローズはシャーロットの次女
「And just like that」は、
1998年~2004年に放送されたドラマ
「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」の続編です。
主人公はこの3人。
・キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)
・シャーロット(クリスティン・デイヴィス
・ミランダ(シンシア・ニクソン)
「SATC」では30代だった彼女たちも
「And just like that」では50代になり、さまざまな問題と向き合うことになります。
特にシャーロットは10代の2人の娘たち(リリー&ローズ)のことで大忙し。
アレクサ・スウィントンが演じるのは、次女のローズです。
きっかけはオスカーデラレンタのドレス
ローズはジェンダーアイデンティティに悩むティーンエージャーです。
そんなローズの迷える姿が最初に描かれたエピソードが印象的でした。
シャーロットの長女リリーのピアノの発表会を前に、
シャーロットは、張り切って自分と娘2人に、
お揃いのオスカーデラレンタの花柄のドレスを準備します。
しかしローズは
そんな服は着たくない
と反抗的な態度。
結局Tシャツとドレスを組み合わせて、フクロウのニット帽を被るという
個性的な着こなしをして発表会に向かうのでした。
ジェンダーに悩むティーンエージャーのエピソードを
オスカーデラレンタのドレスを絡めるところは、まさにSATC的でした。
ジェンダーアイデンティティに悩むローズ
シャーロットは、ローズが学校でみんなに「ロック」と呼ばれていることを知ります。
ローズは自ら友達や先生に、自分のことを「ロック」と呼ぶように言っていたのです。
これにはシャーロットも夫のハリー(エヴァン・ハンドラー)も
動揺を隠せません。
学校側は
生徒の意見を尊重し、どんなジェンダーの生徒も受け入れます
と言ってくれたのですが、
シャーロットは複雑な気持ちになってしまうのでした。
ローズ改めロックを受け入れるシャーロット
ロックとして生きると決めたローズ。
ノンバイナリーであることを自覚し、
女の子仕様の子供部屋を模様替えしたい。
髪を短く切りたい。
などと言い、シャーロットを困惑させます。
ローズの変化に戸惑うシャーロット。
なかなかローズと分かり合えないことに焦りを感じていました。
最終回では、ローズのユダヤ教徒の成人式を行うために奔走するのですが、
私はどんなレッテルも貼られたくない。女、男、ノンバイナリ―、ユダヤ教徒、キリスト教徒、ニューヨーカー、どれも嫌。
と、キッパリ言われてしまいます。
敬虔なユダヤ教徒であるシャーロットはさらに深く落ち込みます。
しかし、最後には、とにかくローズに対して
愛情を持って接することが大事だと悟ったシャーロット。
一歩、ローズに歩み寄れたところで、シーズン1のローズのエピソードは終わりました。
ローズを通してジェンダー問題が爽やかに描かれた
多様性に欠けると言われていた「SATC」。
そのため、「And just like that」は多様性やジェンダー問題を意識した内容となっていました。
ジェンダー問題を盛り込むために今回投入されたキャラクターは
- ノンバイナリーで、ミランダと恋仲になるチェ・ディアス
- シャーロットの次女ローズ
でした。
チェのエピソードは、50代になり同性愛に目覚めたミランダとの物語。
離婚問題が盛り込まれてたり、女性との性生活に目覚めたミランダの描写など、
濃厚なシーンが多かったです。
ノンバイナリ―について重い描かれ方をするシーンも目立ちました。
しかし、ローズのエピソードはあまり重い雰囲気はありませんでした。
それはローズ演じるアレクサ・スウィントンの透明感や爽やかさがあったからでしょう。
ノンバイナリーであることに悩みながらも
ワクワクしながら前に進もうするローズの姿が素敵でした。
友人から絶賛されたアレクサ・スウィントン
アレクサ・スウィントンは米国雑誌「ピープル」のインタビューで
私の友だちの多くが同じようなことを経験してきた。
現在もそれを経験しているし、自分はノンバイナリーだと理解している。
友達の1人は自分のようなキャラクターがドラマの中に登場したことにとても感動していた。
このように語っていました。
また、
友人たちは、ロックが登場したことで、ロックのような存在が普通に感じられるようになったと話していた。
とも言っています。
ローズの存在は、多くノンバイナリーの若者を勇気づけたのでしょう。
And just like thatシーズン2にローズは登場する?
ローズ役アレクサ・スウィントンは続投決定
「And just like that」はすでにシーズン2の制作が進んでいます。
シーズン2に続投するキャストも徐々に明かされているのですが、
その中にアレクサ・スウィントンの名前もありました。
シーズン1ではノンバイナリーであることを認識しながらも、
さらに自分らしい生き方を追求しようとしたローズ。
シーズン2ではまた新たな展開を見せてくれそうです。
And just like thatの子供たち世代の活躍に期待
「SATC」は30代のキャリーたちの物語が中心でした。
しかし、「And just like that」では、50代になったキャリーたち。
世界の最先端のニューヨークを舞台に、
50代の女性だけが活躍するエピソードには限界を感じるようになってきました。
そこで注目されるのが、
シャーロットの娘のリリー&ローズ。
ミランダの息子のブレディ
など、若い世代の面々です。
シーズン2ではローズをはじめ、子供たち世代がさらに活躍することが予想されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「And just like that」のローズを演じた
アレクサ・スウィントンについてお伝えしてきました。
ジェンダー問題に悩むティーンエージャーを熱演。
シャーロットとのエピソードも興味深いものでした。
シーズン2にも続投が決まっていますので、
新たなローズの物語を楽しみに待ちたいと思います。