ミッションインポッシブルでクレアはなぜ撃たれた?疑問まとめネタバレ考察!

難解なストーリー展開の

ミッションインポッシブル。

特に「クレアが撃たれたのはなぜ?」と疑問に感じた方は多いでしょう。

今回はクレアに関する謎をはじめ、わかりにくい部分を理解するためのネタバレ解説をしたいと思います。

ネタバレを含みますので本編鑑賞後に記事をご覧ください

目次

「ミッションインポッシブル」クレアはなぜ撃たれた?

イーサンによって正体を暴かれたジム・フェルプス。

IMFの裏切者は、

ジム・フェルプス(IMF工作員。チームのボス)
クレア・フェルプス(IMF工作員。ジムの妻)
フランツ・クリーガー(元CIA)

この3人で主犯格はジムでした。

ジム・フェルプスが裏切ったから

それではどうして、

ジムは妻であり仲間であるうクレアを撃ったのでしょうか。

クレアが撃たれたシーンは

・イーサンを庇って撃たれてしまった
・運悪く流れ弾に当たってしまった

ようにも見えます。

しかし、

・負傷したクレアを置いてすぐに逃げた
・脱出用の装備は一人分しか準備していないと思われる

このような理由から、

クレアも一緒に逃げることは

考えていなかったように思います。

ジム・フェルプスはクレアを殺すつもりだった?

おそらくジムは、

イーサンもクレアも始末するつもりだったのでしょう。

・イーサンに好意を抱いていることに気付き制裁を加えたかった
・イーサン殺害を阻止されると思った
・報酬の分け前を独り占めしたかった
・二人より一人のほうが脱出しやすい思った

このような理由から、

クレアを殺害するつもりだったと考えるのが

妥当ではないでしょうか。

しかし、

そもそも、なぜイーサンはクレアの裏切りに気付いたの?

なぜジムは裏切者になったの?

などの多くの疑問が残る方もいるでしょう。

次の章では、

クレアのラストに繋がる謎をスッキリさせるために、

ネタバレ解説をしたいと思います。

「ミッションインポッシブル」ネタバレ解説

CIAの秘密工作機関「IMF」のボス、ジム・フェルプスは、

CIAのIMF監督官キトリッジから以下の情報を受けます。

・プラハの米大使館員・ゴリツィンが東欧に潜伏中のCIA諜報員のNOCリストの「暗号部分」を盗んだこと
・翌日、大使館のパーティで「本名部分」を盗もうとしていること
・これが買い手に渡れば、CIA諜報員たちは危険にさらされること
・それを阻止し、ゴリツィンと買い手を捕らえること

ジムはIMFチームを招集。

NOCリスト流出を防ぐミッションに挑むIMFチーム

・イーサン(リーダー)
・ジャック(ハッカー)
・サラ(工作員)
・ハンナ(監視役)
・クレア(工作員でジムの妻)

この5人が大使館のパーティに潜入します。

ところが

・ジム(ボス):何者かに射殺される
・ジャック(ハッカー):エレベーターの誤作動で死亡
・サラ(工作員):何者かに刺殺される
・ハンナ(監視役):車の爆発で死亡
・クレア(工作員でジムの妻):車の爆発で死亡

イーサン以外は全員死亡。

イーサンはCIAのIMF監督官キトリッジへ連絡。

近くのカフェで会うことになります。

キトリッジから聞かされた真実

実はイーサンは大使館のパーティーで

他にもIMFチームが潜入していたことに気付いていました。

それをキルトリッジに伝えると

・2年前からIMFの内部情報が外に漏れていた
・内通者と繋がっている「マックス」という武器商人にニセの情報を与えることで内通者をおびき出そうとしていた
・ゴリツィンはおとりだった
・この作戦名は「jov(ヨブ)3-14」

このような事実を聞かされます。

イーサンは、

唯一生き残った自分が

内通者と疑われていることを悟ると、

その場から逃走します。

裏切り者ヨブの情報を追うイーサン

チームのアジトに戻ったイーサンは

武器商人マックスに接触していた

内通者を突き止めようとします。

マックスにメールを送るため

インターネットでメールアドレスを検索。

しかし「JOB 3.14」「マックス」もヒットせず。

すると偶然、

本棚にあった聖書を見つけ、

作戦名「JOB(ヨブ)3.14」のJOBは「=仕事」ではなく、

聖書の「ヨブ記3章14節」であるとひらめきます。

「聖書(=BIBLE)」のキーワードから

マックスのメールアドレスに辿り着いたイーサンは

内通者のコードネームは「ヨブ」と考え、

ヨブを名乗りマックスにメールを送ります。

そこへ突然やってきたのが

死んだはずのクレアでした。

実は車を降りて爆発を逃れたクレアは

殺された夫ジムのために

イーサンに協力すると言います。

マックスから返事が届いたイーサンは

マックスを名乗る女性と会うことに成功。

ゴリツィンが渡したリストNOCは偽物であることを告げます。

そして、

本物のNOCリストと引換えに

・報酬1,000万ドル
・ヨブを呼び出すこと

を約束させるのでした。

CIA本部からNOCリストを奪う

イーサンとクレアは

CIA本部にあるNOCを盗み出すために、

CIAを解雇された者のリストの中から

天才ハッカーのルーサーを仲間に入れます。

さらにクレアは

元CIAのクリーガーを連れてきます。

4人は世界一厳重と言われる警備の中、

見事NOCリストのダウンロードに成功。

イーサンはロンドンへ向かいます。

イーサンがNOCを盗んだことを知ったキトリッジは、

イーサンの母親と叔父をニセの麻薬密売容疑で逮捕し、

おびき出そうとします。

イーサンはわざとキトリッジへ連絡。

電話を逆探知させてロンドンにいることを伝えます。

死んだはずのジムが現れる

ロンドンにいるイーサンの前に現れたのは、

死んだはずのジムでした。

撃たれるも何とか生き延びたというジムは、

内通者はキトリッジだと言います。

しかしイーサンは、

・アジトにあった聖書にシカゴのドレイクホテルのスタンプが押してあったこと
・プラハの任務前にジムが「ドレイクホテルに泊まっていた」と言っていたこと
・クリーガーが持っていたナイフが、プラハでサラ殺害に使われたものと同じだったこと

このような事実から

ジムが内通者ヨブだと推測していました。

そしてジムが生きていたことで

ジムが黒幕だと確信します。

しかし問題はクレアもグルかということ。

そこでイーサンはある作戦を遂行するため、

マックスに翌朝の高速列車TGVの中で

NOCリストを渡す取引することを伝えます。

さらにキトリッジに

・取引する高速列車TGVのチケット
・特殊な時計

を送りました。

真実が暴かれる

翌朝の高速列車TGVでマックスに会うイーサン。

列車にはキトリッジたちも乗っています。

約束通りにNOCリストを渡し、

本物だと確認したマックスは

・荷物車輌に約束の金が置いてあること
・そこにヨブも現れる

と言います。

イーサンはクレアに荷物車輌に行くように指示。

すると荷物車輌にはジムがいました。

「イーサンを殺すのはまずいわ」

とジムに話しかけるクレア。

しかしそこにいたのは、

ジムに変装したイーサンだったのです。

イーサンの予想通り、

クレアがジムとグルだったことが判明。

そこへ銃を持ったジムが現れると、

イーサンはカメラがついたメガネをかけます。

するとジムの映像は

キトリッジの腕時計型モニターに映し出されます

正体がバレたジムは、

クレアを射殺し逃走。

外で待っていたクリーガーのヘリコプターに飛び移りますが、

イーサンによって爆破されて二人は死亡。

ミッションを終え、

ルーサーは英雄とされCIAに復帰。

イーサンも戻るように言われますが、

もうスパイは嫌になったと飛行機で帰ります。

しかし、飛行機でくつろぐイーサンのもとへ

新たな任務が…。

「ミッションインポッシブル」の疑問7つ

1つ目:結局、ヨブは誰?

真の裏切者である通称「ヨブ」。

その正体はジム・フェルプスでした。

冷戦が終結し世界情勢が変わる中で、

自分のようなスパイはもう不要となると悟った彼は

金のために仲間の情報を売っていたのです。

IMFの工作員でチームのボスである彼にとって、

情報を持ち出すことは容易だったのかもしれません。

しかしそれがCAIにバレ始めたため、

自分が死んだように見せかけようと

プラハでのチーム殺害計画を立て、

イーサンが裏切り者だと思われるように

仕組んだのだと思われます。

2つ目:なぜイーサンはNOCリストを盗んだ?

CIA本部での宙づりアクションは、

非常に有名な名シーンですが、

そもそもどうしてイーサンはCIA本部に潜入し、

NOCリストを盗んだのでしょうか。

それはヨブに会うためです。

イーサンはマックスに本物のNOCリストを渡すかわりに

報酬と「ヨブと会わせること」

を条件にしています。

ヨブに接触するために、

必要なミッションだったのですね。

3つ目:マックスは何者?

マックスは武器商人。

CIAやIMFとは関係ない人物です。

世界各国の機密情報を買取る

情報コーディネーターでもあるようです。

マックスという名前から

男性をイメージされがちですが、

マックスの正体は女性でした。

簡単に会うことはできず、

厳重に姿を隠していることから

裏社会の大物であることが伺えます。

4つ目:NOCリストとは何?

武器商人のマックスが

ヨブから買おうとしていたNOCリスト。

「Non Official Cover」の頭文字を取ったもの。

海外に潜入しているCIAスパイ(諜報員)の

名前が書かれているリストです。

アメリカ政府とは無関係の職業を装って生活しながら

政府に各国の情報を送っているスパイたち。

彼らのリストが欲しい国はたくさんあるでしょう。

しかしそのリストが世に出てしまったら、

諜報員の命が危険にさらされることになってしまうため、

CIAは何としても回収しなければならないのです。

5つ目:なぜイーサンはジムを疑いながらクレアと一緒にいた?

・アジトにあった聖書にシカゴのドレイクホテルのスタンプが押してあることに気付いた時
・CIA本部潜入の時に、クリーガーが持っていたナイフが、プラハでサラ殺害に使われたものだと気付いた時

この2つの時点で

ジムが黒幕(ヨブ)だと疑い始めていました。

しかし、

その妻であるクレアと一緒にミッションを続けていました。

正体がバレたクレアは、

ジムが生きていることを知っていたのに、何故…

とイーサンに聞いています。

いつクレアに裏切られるかわからない状態で

知らないふりをしながら一緒に行動するのは

とても危険な感じがしますよね。

しかしこのクレアのセリフに対して、

夫のジムは

原因は君(クレア)だ

と言っています。

つまりイーサンはクレアに恋愛感情があり、

ジムが黒幕だけど、クレアはグルではない

という希望を持っていたのだと思われます。

6つ目:なぜジムはクレアをイーサンのもとへ送り込んだ?

黒幕であるジムは、

妻クレアにイーサンを監視させていました。

しかしイーサンが真相に気付く可能性はあるため、

妻にさせるミッションとしては危険度が高すぎます。

そこで考えられるのが、

ジムはイーサンとクレアの関係に

気付いていたということです。

ジムはラストで

汝隣人の妻を愛すべからず、クレア、君も鈍いな

と言っています。

イーサンとクレアは気付かないふりをしていますが、

おそらく二人が惹かれているのは

ジムから見て明らかだったのでしょう。

妻クレアを利用すれば、

妻に惚れているイーサンは言うことを聞くだろう

と思って妻を送り込んだと考えると

怖ろしい男ですね。

7つ目:クリーガーの正体は?

ジャン・レノ演じるクリーガーは元CIAです。

CIA本部に潜入するために、

イーサンとクレアには協力者が必要になり、

CIAを解雇された者のリストの中から探します。

その結果、

天才ハッカーのルーサーと

クリーガーを仲間に引き込みます。

この時、クリーガーは

クレアが連れてきた設定になっているようです。

つまり、

この時点で

・ジム(ボス)
・クレア
・クリーガー

この3人は仲間になっていて、

ジムがクリーガーを送り込んだと思われます。

ただしジムの忠誠心などは描かれていないため、

ただ金で雇われた関係なのでしょう。

ルーサーはいい人

クリーガーはジムの手先でしたが、

ルーサーは違います。

同じタイミングでイーサンのチームに加わりましたが、

彼は純粋に腕を買われて

スカウトされたのでしょう。

イーサンは奪ったデータを

クリーガーではなくルーサーに託しています。

信頼できる人間だと見抜いていたのですね。

まとめ

今回は

「ミッションインポッシブル」の

クレアが撃たれた理由をはじめ、

わかりにくい部分をネタバレ解説してきました。

本作は一度観ただけだと理解しにくいシーンが多いです。

詳細を理解した上で観ると

きっと面白さが倍増するでしょう。

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