「天使にラブソングを」には、
面白い名言がいくつもあります。
今回はその中から
有名な捨て台詞を9つご紹介したいと思います。
「天使にラブソングを」の有名な捨て台詞9つ
1つ目:ヴィンスと会って話し合ったほうがマシよ!セックス知らずの女と暮らすなんて!
マフィアのボス・ヴィンスの殺人現場を目撃したデロリスは、
マフィアから命を狙われます。
サウザー警部補はデロリスに裁判で証言してもらうため、
マフィアから守ろうと修道院に匿う手配をします。
それを知ったデロリスが言い放った言葉です。
セックス知らずのシスターたちと生活するくらいなら、
命の危険があってもヴィンスの元に戻ったほうがいいと言うデロリス。
どれだけシスターたちを嫌っているかが伝わってくる台詞ですね。
際どいセリフはウーピーの意向?
このような際どいセリフは、
実はデロリスを演じたウーピー・ゴールドバーグの意向だったようです。
もともとデロリス役には歌手のベット・ミドラーが決まっていたのですが、
突然の降板によりウーピーが抜擢されたという流れがあります。
これによりベッド・ミドラーを想定して作られていた脚本が変更されたのですが、
その際にウーピーが自らデロリスに、
「セックス」などの際どいセリフを言わせようとしたそうです。
これによりディズニー側とたびたび衝突したと言われています。
しかし結果的に、
このような過激なセリフは本作の良いスパイスになっており、
デロリスのキャラクターをより魅力的なものにしていますね。
2つ目:とんでもありません、お断りいたします!あんなに目立つ人を隠し通せるものですか
オハラ司教からデロリスの事情を聞かされた修道院長。
しぶしぶデロリスの受け入れに応じることにします。
そしてデロリスの姿を見た瞬間に言い放った言葉です。
派手な格好のデロリスを見ただけで
修道女に成りすますなんて無理と判断した修道院長。
見た目で人を判断してしまう凝り固まった人物であること、
非常に保守的な人間であることがわかるセリフでした。
同時に「この頑固な修道院長とデロリスの対立が面白くなりそう」
と予感させるセリフでもありますね。
3つ目:これじゃまるでペンギンよ!
修道院に身を隠さなければならないデロリスは、
修道院長から修道女の服に着替えさせられます。
修道女姿になった自分を見てデロリスが叫んだセリフです。
なお、「penguin(ペンギン)」は
修道女を意味する俗語でもあります。
修道女に対する批判的な態度が前面に出ているセリフですね。
4つ目:来たのは主のみ心よ、考えなさい
修道院の暮らしに我慢できないデロリスに対し、
自分の人生のむなしさを見直すように諭す修道院長。
しかしデロリスは充実した人生だったと反論。
修道院長はさらにギャングの愛人で歌手のキャリアもない、
あなたは自分を欺いていると反撃。
そして最後に言った捨て台詞です。
これを聞いたデロリスは複雑な表情を浮かべるのでした。
おそらく修道院長の強い言葉が刺さったのでしょう。
実際に、デロリスはこの修道院長の言葉通り、
修道院でシスターたちと交流する中で、
自分の生き方を見つめ直すことになりました。
5つ目:みんな教会には来たがらない,なんで?面白くないから。それなら面白くすればいい。
聖歌隊の指揮者となったデロリスは、
これまでのスタイルを変えて派手なパフォーマンスを決行。
これを見た修道院長は
「カジノのステージじゃないんですよ」と激怒。
デロリスはこれに反論し言い捨てた台詞です。
デロリスによると、
人々はカジノに行くのが好き、楽しいから。
教会は楽しくないから好きじゃない。
じゃあ、教会をカジノのように楽しくすればいい。
この「楽しいことは悪じゃない」というデロリスの考え方が、
潰れかけの教会を再生させていくのでした。
6つ目:ダイアナ・ロスもそう言ったわ
すっかり仲良くなった、
デロリス
メアリー・ロバート
アリー・パトリック
メアリー・ラザラス
この4人が夜中にアイスを食べるシーン。
修道院に長居することはないデロリスは、
この先どうなるかわからないと口にします。
デロリスが出ていくつもりだと心配するメアリー・ロバート。
デロリスは「何言ってんのさ。私たちはずっと一緒よ」と焦って答えます。
そこでメアリー・ラザラスが言い捨てた台詞です。
黒人シンガーのダイアナ・ロスは、3人グループのシュープリームスから脱退し
ソロになった人物。
メアリー・ラザラスはデロリスがダイアナ・ロスのように、
聖歌隊から抜けることを暗示したのです。
ちなみに冒頭で他の2人とカジノで歌うデロリスは、
シュープリームスのダイアナ・ロスのような雰囲気がありましたね。
7つ目:地獄行だろうね
法王の前で歌を披露する日が迫る中、
緊張するメアリー・ロバートは歌詞を忘れたらどうしようと
デロリスに話します。
そこでデロリスが言い放った言葉です。
デロリスにとっては軽いジョークだったのでしょう。
しかし修道女のメアリー・ロバートには、
冗談ではありませんでした。
固まった表情の彼女を見て、
デロリスはすぐに「冗談だよ」と言います。
修道女というキャラクターならではの
ダークジョークでしたね。
8つ目:逃げなきゃ、天国で歌うことになるぞ
ヴィンスにデロリスの居場所が知られた事実を掴んだサウザー警部補は、
すぐに逃げるようにデロリスに警告しに来ます。
しかし法王の前で歌を披露することになっているデロリスは、
無理よ、明日法王の前で歌うんだから
と余裕な態度。
そこでサウザー警部補がデロリスに言った言葉です。
本作はデロリスとシスターたちが歌を通して友情を深めていく
コメディ映画でありながら、
デロリスを追うマフィア、マフィアを追う警察の
サスペンス要素もあります。
このセリフはコメディからサスペンスに、
ぐっと引き戻される台詞ですね。
9つ目:彼女はただのの女ではありません
ヴィンスたちに追いつめられたデロリスは
銃で突き付けられ絶体絶命のピンチ。
しかしヴィンスの手下たちは、
シスター姿のデロリスを殺すことができません。
そんな手下たちにヴィンスは「ただの女だ!」と言います。
そこで修道院長が言い放った言葉です。
彼女はただの女ではなく聖キャサリン修道院のシスター・メアリー・クラレンス。
寛容と高潔と愛の体現者です
と本当のシスターであると宣言したのです。
自由奔放なデロリスと対立していた保守的な修道院長。
しかし彼女によって
シスターたちが生き生きと街の人を助けたり、
派手なパフォーマンスをして人々を楽しませる姿を見て、
シスターとしての本当の在り方を見つめ直したのでしょう。
そんな修道院長の心境の変化が見られる
感動的な台詞でした。
まとめ
今回は「天使にラブソングを」の有名な捨て台詞を
9つご紹介してきました。
どれも物語に欠かせない大事な台詞ですね。
本作をご鑑賞される際には、
このような名台詞にも注目してみてくださいね。