天使にラブソングをが批判された理由5つ!黒人優位性の主張や2作目批判?

「天使にラブソングを」は1作目も2作目も、

色褪せない名作として愛されています。

しかし一方でネット上では批判の声も見られます。

今回は「天使にラブソングを」シリーズの

気になるネガティブな意見を調べてみました。

目次

「天使にラブソングを」が批判された理由5つ

1つ目:カトリック教会でゴスペルを歌うのはおかしい


https://eiga.com/movie/47096/

「天使にラブソングを」は、

日本にゴスペルブームを巻き起こした映画としても有名ですよね。

ウーピー・ゴールドバーク演じるデロリスが、

それまでイマイチだった聖歌隊の讃美歌を、

ノリノリのゴスペルに変えていくところが本作の魅力です。

しかしこのゴスペルについて批判の声が上がっているようです。

そもそもカトリック教会でゴスペルは歌わないと思う

カトリック教会でゴスペルを歌うのはおかしい

このように思う方もいるようです。

どうしてカトリック教会でゴスペルを歌うことが

批判されてしまうのでしょうか。

カトリックとプロテスタントの違い


https://sounyuuka.com/eiga/sister-act/

その理由を知るためには、

まずカトリックとプロテスタントの違いを知る必要があります。

キリスト教にはいくつか宗派があり、

その中でも大きなものがカトリックプロテスタントとされています。

様々な違いがありますが、

カトリック:伝統的(旧教)
・プロテスタント:改革派(新教)

このように考えるとわかりやすいでしょう。

教会を信仰のシンボルとするカトリックに対し、

プロテスタントは

・イエス・キリストへの信仰さえあれば救われる
・神の前で全ての人間は平等

としていて、

教会よりも聖書に重きを置いているのが特徴です。

そのため、

・カトリックの教会は豪華
・プロテスタントの教会はシンプル

という違いもあります。

ゴスペルはプロテスタント教会で歌われる


https://himawari-barako.com/movie-sisteract/

教会で歌われる合唱音楽は、

・聖歌
・讃美歌
・ゴスペル

があります。

どれも神様を賛美する歌とされていますが、

その表現の仕方が異なります。

ゴスペルは歌うだけでなく体全体を使って表現します。

ノリノリで歌うところがゴスペルの魅力ですね。

そしてこのゴスペルは、

基本的にプロテスタントの教会で歌われるもので、

カトリック教会で歌われることはないそうです。

その理由はゴスペルの歴史を知るとわかるでしょう。

ゴスペルの歴史

イラスト

アフリカの黒人がアメリカに奴隷として連れてこられた時、

黒人たちはプロテスタントに出会い改宗したといいます。

彼らは教会で、アフリカ独特の音楽で神への賛美を歌いました。

それがゴスペルの起源だとされています。

つまりゴスペルは、

プロテスタントの黒人教会で歌われていた歌

という歴史があるのです。

そのため、

伝統を重んじるカトリック教会から見ると、

ゴスペルは受け入れがたい音楽なのです。

低級な音楽と言われることも少なくありません。

「天使にラブソングを」はカトリック教会


Amazonより

「天使にラブソングを」の舞台はカトリック教会ですよね。

そのため、

カトリックの教会でゴスペルが歌われるのはおかしい

と感じる方も多いようです。

そのあり得ないことをやってのけたデロリス率いる聖歌隊というのが、

本作の面白さではありますが、

批判的な考えが出るのもわかる気がしますね。

https://twitter.com/u_dye_SF/status/860876061160095744?s=20

2つ目:2作目が1作目に比べるとつまらない


https://www.vogue.co.jp/celebrity/article/facts-about-sister-act-whoopi-goldberg

「天使にラブソングを」の批判的な声を調べてみると、

2作目に対するネガティブな声が目立ちます。

ストーリーが面白くない

1作目では、

マフィアのボスの殺人現場を目撃した主人公デロリスが、

裁判で証言するために、

修道女に成りすまして修道院に身を隠すという物語です。

デロリスの正体がいつバレるのか

というハラハラ感が面白かったですよね。

コメディでありながらサスペンス要素もしっかりありました。

それに比べると2作目は、

荒れた高校の生徒たちを合唱の力で更生させていく

というシンプルなものでした。

このひねりがない物語につまらなさを感じた方が多かったようです。

心が動かされなかった


https://webnews369.net/tenshini_kouon_danshi/

1作目では、

保守的な修道院長と進歩的なデロリス

という価値観の違う二人が反発しあいながら、

最後はお互いを認め合うという

考えさせられる物語でした。

しかも修道院長もデロリスはどちらも善悪で描かれることがなかったので、

どちら側にも感情移入してしまうという

巧い描き方をしていました。

2作目は学園ドラマだった

そんな1作目に比べると、

2作目は心が動かされなかった

という声が上がっていました。

音楽を通して更生していく生徒たちの姿は清々しいものでしたが、

1作目の人間ドラマに比べると、

軽い学園ものという感じだったかもしれませんね。

3つ目:2作目は音楽の力に頼りすぎていた


https://www.crank-in.net/column/119015/1

こちらも2作目に関する批判です。

2作目は1作目に比べて、

合唱シーンがパワーアップしていました。

おなじみの楽曲が使われていることもあり、

日本では「1作目より2作目のほうが音楽がいい」という声もあります。

しかし一方で、

音楽の力に頼りすぎていた

という批判の声も上がっていました。

脚本で楽しませるというよりも、

音楽で楽しませるという内容に

物足りなさを感じた方もいたようですね。

4つ目:黒人ばかりが活躍する


Twitterより

最近はポリコレ要素として黒人俳優を起用している

と揶揄されることがありますが

本作は素晴らしい黒人主演映画として支持されています。

しかしその反面、

黒人ばかりが活躍している

黒人のほうが有能だと主張しているように見える

このような批判の声もあるようです。

黒人のキャラクターのほうが有能?


https://webnews369.net/tenshini_kouon_danshi/

本作に登場する白人全てが無能で、

黒人全てが有能というわけではありません。

しかし以下のように、

黒人のほうが有能なキャラクターが目立つのは事実ですね。

【白人】
・マフィアのボス(1作目)
・マフィアの子分(1作目)
・マフィアと繋がっていた警官(1作目)
・荒れた高校を見限って閉鎖を企む聖フランシス高校理事長(2作目)

【黒人】
・主人公デロリス
・デロリスを救った警官(1作目)
・ソロパートを歌う生徒リタ(2作目)
・ソロパートを歌う生徒アマール(2作目)

このように白人には悪者キャラクターが多く、

黒人のほうが「見せ場がある役」が多い感じがしますね。

これに対して違和感を覚える方もいるようです。

特に2作目の生徒たちに関しては、

黒人のキャラクターばかりが活躍した印象を受けますね。

もう少し白人の生徒の活躍があったほうが

バランスが良かったのかもしれませんね。

黒人の優位性を主張する発言

2作目で素晴らしい歌声を披露した黒人の生徒アマール。

黒人の優位性を白人から取り戻そうと躍起となっている少年です。

白人のクラスメイトがラップで自己紹介をすると、

黒人の歌を盗むな
ジャズ、ロック、ラップ、次は何を盗むんだ?

と激怒します。

この白人に対する敵対心に対して、

やりすぎな感じを受けた方もいたようです。

5つ目:ツッコミどころが多い

本作は、

コメディ要素が強い作品ということもあり、

ツッコミどころが多々あります。

これに対して

設定に無理がある

あり得ない部分が多くて話に入り込めない

このような意見もあるようです。

特に1作目はツッコミどころが多く、

このような部分に批判の声が出ていました。

・デロリスは命が狙われているから教会に隠れているにもかかわらず、
わざわざ教会の外に出ていくのが意味不明
・マフィアたちが無能すぎる

・シスターたちが強すぎる

コメディ映画として観ると、

このようなハチャメチャな設定は面白いですが、

サスペンス映画として観ると、

面白くないと感じる方もいるでしょうね。

まとめ

今回は「天使にラブソングを」の

批判的な声をまとめてみました。

不朽の名作として絶賛されている作品ですが、

ネガティブな意見もあることに驚きました。

様々な意見を参考にしながら観てみると、

また新たな発見があるかもしれませんね。

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