ネットフリックスで配信が始まった「PLUTO」。
日本では人気を集めている本作ですが、
海外の方々はどのような感想をお持ちなのでしょうか。
この記事では気になる「PLUTO」の海外の反応をまとめたいと思います。
PLUTOのネトフリアニメ海外の反応は?
【海外の反応】ポジティブな意見
まずは「PLUTO」の好意的な意見から見ていきましょう。
日本と同じように、
基本的に高い評価をしているレビューが多いです。
特に目立った意見を見ていきましょう。
最高傑作アニメ!
Rotten Tomatoes、IMDbともに、
満点評価している方が多く、
とにかく最高傑作!という意見が目立ちました。
このように手放しに称賛する声が多く、
PULTOのクオリティの高さを改めて思い知らされます。
作者の浦沢直樹さんは海外でも人気があり、
浦沢直樹作品のPULTOのアニメ化を待っていた方は
海外にも多かったようです。
そんなハードルが上がった状況の中でも、
本作は納得の素晴らしさだったようです。
AIの描き方が良かった
本作の見どころは、
Dr.ルーズベルトやブラウ1589など、
人工知能がキーパーソンとなっているところです。
このAIの描き方は、
海外の方にも受け入れられたようです。
「ミッション:インポッシブル」最新作の敵役がAIになるなど、
AIが人間の敵として登場する洋画が増えています。
「PULTO」はAIものを観慣れている海外の方にも、
新鮮だったようですね。
本作が作られたのは2003年。
20年も前にこのような深いAIの物語が作られたことに驚きます。
魅力的なロボットが登場する
主人公ゲジヒトを含めた世界最高基準の7体のロボット。
このロボットたちの描写は高評価を得ていました。
戦いたくないと苦悩するノース2号、
家族のために死にたくないと言うブランド、
徴兵を拒むエプシロンなど、
武器ロボットでありながら、
それぞれ苦悩する7体のロボット達。
そして苦悩するだけでなく、
前向きに生きようとする健気な姿に心を打たれます。
彼らの感動ストーリーは、
世界共通の素晴らしさのようですね。
様々な要素が詰まった作品
本作がすごいところは、
- SF
- ミステリー
- アクション
- 人間ドラマ
このように多くの要素が詰まっているところです。
海外レビューの中にもこのような意見が見られました。
ロボットと人間が共存するSF近未来の世界観の中で、
古きよき刑事もののようなミステリーが描かれ、
さらに涙を誘う人間ドラマも描かれます。
そしてロボットたちによるアクションシーンもあるという
非常に贅沢な作品と言えるでしょう。
テーマが深い
本作は鉄腕アトムの「地上最大のロボット」をもとに、
浦沢直樹さんが様々な要素を加えて作り上げた作品です。
鉄腕アトムの世界観を引き継ぎつつも、
憎しみの連鎖という深いテーマを描いています。
このテーマの深さに対する
ポジティブな意見も目立ちました。
確かに本作は、
ディズニーなどの単純明快な映画とは異なる、
深く考えさせられるアニメ作品です。
これは本作に限らず、
日本アニメが得意とするところかもしれませんね。
鉄腕アトムを知らなくても楽しめる
本作の元ネタは、
日本人なら誰でも知っている鉄腕アトムのエピソードです。
実際にアトムも登場するため、
入りやすい作品と言えるでしょう。
しかし鉄腕アトムを知らない海外の方でも、
本作は楽しみやすいようです。
このようにアトムを知らずに観たけれど面白かった
という意見がいくつか見られました。
【海外の反応】ネガティブな意見
「PULTO」の海外の反応は、
絶賛の声が多い一方で、
ネガティブな意見も見られました。
時代遅れのステレオタイプ
本作は古き良き時代が感じられる作品です。
しかしその反面、
今の時代には合わないステレオタイプを感じられるのも事実です。
メインキャラクターはすべて男性。
- ゲジヒトの妻ヘレナ
- アトムの妹ウラン
は、完全に脇役で見せ場はありませんでした。
このような部分に疑問を感じた方もいたようですね。
外国人の描写が不自然
本作は日本だけでなく、
ヨーロッパなども舞台になっており、
登場人物もヨーロッパの人が多いです。
日本人としてはあまり違和感なく見れるキャラクターでも、
海外の方が見ると微妙な違いが気になるのかもしれませんね。
戦闘シーンが少なくなかった
本作はロボットたちの攻防を描いた作品ではありますが、
それよりもミステリーや人間ドラマの描写が多いです。
ド派手なロボットアクションを期待していた方には、
物足りなさがあったようですね。
PULTOは海外で高評価!
「PULTO」の海外の反応を見ると、
一部ネガティブな意見もありましたが、
おおむねポジティブな内容でした。
今回参考にしたRotten TomatoesとIMDbの評価はこちら。
Rotten Tomatoes(オーディエンススコア):97%
IMDb:8.7/10
どちらもかなり高い評価が出ていますね。
ちなみに日本のFilmarksの評価は4.2/5でした。
日本も海外も同様に高い評価を得ている作品です。
Netflixの配信が始まったばかりの作品なので、
今後さらに口コミで盛り上がるかもしれませんね。
まとめ
今回は「PULTO」の海外の反応を見てきました。
日本では漫画版の時から人気の作品で、
アニメ版も高評価を得ています。
海外でも同様に人気が高く、
世界共通の魅力がある作品であることがわかります。
世界から称賛される日本アニメが、
また一つ増えたようですね。