世界中の映画ファンから愛され続けている
「インディジョーンズ」シリーズですが、
つまらないという感想も見られます。
ネット上に見られるネガティブな意見を参考に、
4作品それぞれのつまらないと言われる理由を
まとめてみました。
「インディジョーンズ」シリーズがつまらないと言われる理由は?
「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981年)
2、3作品と比べると劣る
本作がつまらないという意見を調べてみると、
公開時にリアルタイムで観たのではなく、
最近観た方が圧倒的に多いです。
しかも、
インディ作品としてメジャーな
「魔宮の伝説」「最後の聖戦」を観た後に、
「レイダース」を観た方も多く、
「魔宮の伝説」「最後の聖戦」と比べると1作目はつまらない
という方が多いようです。
スピルバーグとルーカスが初タッグを組んだ作品ということで、
公開時は「面白い!」と感激した方が多かったようですが、
その後、2、3作目が公開されると、
1作目の人気が薄れてしまったようです。
同じような展開に飽きてしまう
本作の魅力は、
次から次へと畳みかける展開なのですが、
同じような展開に飽きてしまう
という感想も見られました。
確かに、
ピンチになる→危機一髪ピンチを回避
この展開の連続なので、
つまらないと感じる方もいるでしょう。
アラブ人批判が気になる
本作に対する否定的な感想の中に、
アラブ人に対する差別が感じられる
という内容がありました。
凄い技を見せるアラブ人剣士を、
インディがあっさり銃で撃つシーンなど、
アメリカ人よりアラブ人を見ているような描写がありました。
当時は笑って観ていた人も、
今の時代には笑えない
と感じているようです。
「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984年)
グロいシーンが多い
シリーズの中で異色作と言われる本作は、
とにかくグロいシーンが多いです。
パンコット宮殿で出てきたのは、
・巨大な蛇の詰め物料理
・巨大カブトムシの内臓
・目玉入りのスープ
・猿の脳みそシャーベット
このようなゲテモノ料理。
さらに虫がびっしり埋め尽くした地下道のシーンは、
虫が苦手な方には辛いものだったようです。
次々に出てくるグロいシーンが
トラウマになっている方は多いです。
アクションシーンなどは面白くても、
気持ち悪いシーンが多いため、
低評価になっているようですね。
グロテスクな描写が苦手な方には、
おすすめしにくい作品でしょう。
アクションシーン以外は物足りない
本作は有名なトロッコシーンをはじめ、
アクションシーンが満載です。
ジェットコースターに乗っているような作品!
と高評価な意見もある一方で、
アクションシーン以外はあまり面白くない…
という声も見られました。
勢いで観るタイプの映画なので、
ストーリー性や
人間ドラマを求める方には
物足りないかもしれませんね。
「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989年)
ツッコミどころが多い
ハリソン・フォードとショーン・コネリーが
絶妙な親子関係を演じた本作。
シリーズの中でも特に人気の高い作品ということで、
本作に対するネガティブな意見は、
ほとんど見られませんでした。
しかし、
ご都合主義な描写が多い
今観るとツッコミどころがある
といった意見がありました。
冷静に見てみると、
・不死身すぎるジョーンズ親子
・アクションを魅せるための不自然な設定
など随所にツッコミどころがありますね。
このような点が気になりだすと、
つまらないと思ってしまうでしょう。
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008年)
SF映画のような展開がインディらしくない
本作は前3作品にはなかった
SF的な要素が盛り込まれています。
もともと本シリーズは、
オカルト的な要素がありましたので、
非現実的な世界観ではあります。
しかしさらにSF要素まで加わってしまったことで、
インディジョーンズらしくなくてつまらない
と感じてしまった方が多かったようです。
新鮮さが薄れてしまった
本作が公開されたのは、
3作目が公開された19年後の2008年。
立て続けに公開された3作品とは違い、
間が空いてしまったことで、
新鮮さが感じられなくてつまらない
と感じた方もいたようです。
また前3作品は、
ド派手な冒険アクションが魅力でした。
4作目もそのような面白さを引き継いではいます。
しかし前3作品公開時よりも、
アクション映画が進化したこともあり、
観客の目が肥えてしまったことも、
4作目は面白くない
と言われる要因でしょう。
駄作と言われることも少なくありません。
シャイア・ラブーフの相棒役が微妙だった
本シリーズはインディの相棒役が重要です。
・2作目でショーティを演じたキー・ホイ・クァン
・3作目でインディの父親を演じたショーン・コネリー
このお二人はインディと相性抜群の演技を見せました。
本作における相棒役はシャイア・ラブーフです。
演技派で知られたシャイアですが、
本作にはイマイチはまらなかったようです。
実はシャイア自身、
本作に満足していなかったようです。
カンヌ映画祭に出席した時に、
人々にずっと愛されてきたシリーズに傷をつけてしまった
と自分の力が足りなかったという発言をしています。
「インディジョーンズ」は面白いという声も多い
ハリソン・フォードが魅力的
「スターウォーズ」のハンソロ役で
スピルバーグに見出されたハリソンが、
再びスピルバーグとタッグを組んだのが
本シリーズです。
・インテリ考古学
・強靭な体を持つ肉体派
・蛇嫌いなど弱虫な一面もある
・とにかくかっこいいナイスガイ
このようなインディの魅力が、
遅咲きのハリソン・フォードの魅力と
見事にマッチ。
ハリソンは30代で初めてインディを演じていますが、
20代の若手俳優では出せない魅力がありました。
インディがかっこよく&お茶目に、そして渋く
動き回るだけで楽しくなってしまうところが、
本作の魅力でしょう。
最高のエンターテイメント
本シリーズの作品は、
ご都合主義や、
人種差別的な描写などがあるのは事実です。
しかしそれ以上に、
「どうしたら楽しい映画になるか」を追求しているところが、
映画ファンの心を掴んでいるのだと思います。
・アクション
・ファンタジー
・ホラー
・コメディ
・ロマンス
このような要素を詰め込んだ、
最高のエンターテイメントです。
手放しで楽しめるエンターテイメント
スピルバーグならではの一級娯楽作品!
何度見ても楽しめる
ネット上では、
このような高評価をしている方が
非常に多いです。
まとめ
今回は、
「インディジョーンズ」シリーズの
つまらないと言われる理由を調べてみました。
各作品ネガティブな評価はありますが、
それ以上にポジティブな評価が多く、
やはり人気シリーズであることも実感しました。
最新作の評価はどのようになるのか、
とても楽しみですね。