スタジオポノック最新作「屋根裏のラジャー」は、
アマンダの想像によって生まれた、
イマジナリーフレンドとの冒険を描いた冒険ファンタジーです。
そしてこの世界観と似てる映画があると話題になっています。
この記事では、ジブリ映画や二ノ国など、
「屋根裏のラジャー」と似てる映画をまとめてみました。
屋根裏のラジャーに似てる映画6つ!
1つ目:二ノ国(2019年)
人気のRPGゲーム「二ノ国」シリーズを、
「屋根裏のラジャー」の百瀬義行監督がアニメ化した映画です。
物語の設定や全体的な雰囲気が本作と似ています。
現実世界の自分と命が繋がっている、
もう一人の自分がいる世界“二ノ国”。
ある事件をきっかけで二ノ国に迷い込んでしまった
少年たちの冒険を描きます。
まず二ノ国という異世界の設定が、
本作のイマジナリの世界と似ています。
ジブリ色が強い
さらに、
監督:ジブリ出身の百瀬義行
音楽:ジブリ作品を手掛けてきた久石譲
ということで、
映像も音楽もジブリっぽい雰囲気があります。
「屋根裏のラジャー」も
元ジブリのアニメーターによるスタジオポノックが手掛けた作品なので、
ジブリを継承している雰囲気があります。
どちらもジブリっぽいという点でも、
「屋根裏のラジャー」と「二ノ国」は似ていると言えるでしょう。
屋根裏のラジャー百瀬監督だからかどこかしらレベルファイブの二ノ国っぽいとこもあったな#屋根裏のラジャー
— 北海101 (@gpzaffowa5125) December 15, 2023
2つ目:魔女の宅急便(1989年)
ジブリ名作の1つである「魔女の宅急便」。
イマジナリーフレンドが登場する点で本作に似ています。
13歳になったキキが、
知らない町で魔女として一人立ちする姿を描いた作品です。
キキには黒猫ジジという相棒がいます。
ジジはキキの魔法で話すことができるのですが、
キキ以外の人にジジの言葉は聞こえません。
という設定なのですが、
実はジジはキキのもう一人の自分なのです。
ジジはイマジナリーフレンド?
再び飛ぶことができるようになった #キキ ですが、#ジジ は喋らないままです。実はキキの魔女の力が弱くなってしまったからではなく、キキが新たな一歩を踏み出したからこそ、ジジが「ただの猫」に戻ったということなんです。
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020
このことについて鈴木敏夫プロデューサーは次のように語っています。➡️続く pic.twitter.com/rBPW2SdehC
鈴木敏夫プロデューサーは、
ジジはただのペットじゃなくて、
もうひとりの自分なんです。
ジジとの会話は自分との対話。
と明かしています。
ラストでジジがしゃべれなくなったのは、
もう分身はいらなくなった
新しい町でちゃんとやっていけるようになった
ということなのだそうです。
ジジは本作に登場するイマジナリーフレンドたちと
同じような存在だったのですね。
3つ目:となりのトトロ(1988年)
ジブリ作品「となりのトトロ」も、
イマジナリーフレンドの要素があるため本作と似ている作品と言えます。
田舎へ引っ越してきたサツキとメイは、
子どもの時にしか会えないと言われているトトロと出会います。
主題歌にも、
“子供の時にだけ あなたに訪れる 不思議な出会い”
という歌詞がありますね。
トトロやネコバスはイマジナリーフレンドとも
考えられるでしょう。
大人たちにはトトロやネコバスの姿が見えないことも、
イマジナリーフレンドだからなのかもしれません。
4つ目:思い出のマーニー(2014年)
ジブリ作品で米林宏昌監督作品「思い出のマーニー」も、
イマジナリーフレンドの要素があることから本作と似ていると言えます。
心を閉ざした少女杏奈が金髪の少女マーニーと出会い、
秘密の友達になる物語です。
マーニーの正体は亡くなった杏奈の祖母
という設定です。
しかし実は、
杏奈が祖母を元に作り出した空想の友達
という説もあるそうです。
その説が本当であれば、
本作と非常に似ている作品と言えますね。
5つ目:トイ・ストーリー3(2010年)
大ヒットピクサー作品「トイ・ストーリー3」は、
「子ども時代だけの友達」という部分が似ています。
「トイ・ストーリー」シリーズは、
アンディのおもちゃたちが繰り広げる冒険を描いた作品です。
1、2作目では少年だったアンディも3作目では17歳。
大学進学を控えたアンディは、
おもちゃたちを屋根裏部屋に片づけてしまいます。
子どもが成長して遊んでもらえなくなったおもちゃたちの、
それぞれの物語が描かれていきます。
子どもが成長すると忘れられてしまうという点では、
おもちゃもイマジナリーフレンドも同じと言えますね。
子どもたちが成長しても心の中には残っている
というラストも本作と似ています。
屋根裏のラジャーはトイストーリーでした
— おいたん (@oitan60) December 15, 2023
6つ目:インサイド・ヘッド(2015年)
ピクサー作品「インサイド・ヘッド」には、
イマジナリーフレンドが出てくる点で似ています。
11才の少女ライリーの頭の中にある、
喜び、悲しみ、怒り、嫌悪、恐れ
という感情たちを描いたファンタジー作品。
その感情たちと一緒に登場したのが、
ピンクの象のような姿をした
イマジナリーフレンドのビンボンです。
ビンボンはライリーの成長と共に自分の役目や終わったと悟り、
自ら姿を消していました。
イマジナリーフレンドとの別れは、
成長するための通過儀礼のようなもの
というところも本作の物語と通じるものがありますね。
インサイドヘッドのビンボンのエピソードで号泣する自分は、屋根裏のラジャーのあらすじでも泣きそうになる…
— ふっくつ (@fu92_29tu) December 8, 2023
まとめ
今回は「屋根裏のラジャー」と似ている作品をまとめてきました。
イマジナリーフレンドのような存在の物語は
これまで様々な作品で描かれてきたことがわかりました。
「屋根裏のラジャー」と見比べてみると、
面白い発見がありそうですね。