ジュリア・ロバーツ主演のNetflix映画「終わらない週末」には、
大人気ドラマの「フレンズ」が出てきます。
なぜ「フレンズ」なの?
と疑問に思った方は多いでしょう。
この記事では、
ネット上の考察などを参考にしながら、
本作に「フレンズ」が使われた理由について考えていきたいと思います。
【Netflix】終わらない週末でフレンズが出る理由は?
ジュリア・ロバーツが出ていたドラマだから
「フレンズ」は1994年から2004年にかけて放送され、
今も愛され続けているアメリカのコメディドラマです。
ニューヨークを舞台に男女6人の友情や恋愛が、
ユーモアたっぷりに描かれています。
10年も続いた長寿番組であり、
多くのスター俳優がゲスト出演したことでも有名です。
その一人がジュリア・ロバーツだったのです。
本作で主人公を演じたジュリアが出演したドラマだったため、
「フレンズ」が選ばれた可能性は高いですね。
ジュリアが「フレンズ」キャストと交際していたから
「フレンズ」でジュリアが演じたのは、
メインキャラクターのチャンドラーの同級生スージーです。
実はジュリアは、
このチャンドラー役のマシュー・ペリーと、
「フレンズ」で共演した前後に、
短期間交際していました。
当時のマシューはかなりのプレイボーイで、
ジュリアも魔性の女と呼ばれていた肉食系。
ジュリアのほうからマシューにアプローチして
交際に至ったと言われています。
もしかしたらジュリアにとって、
元彼マシューとの思い出が詰まった、
特別なドラマだったのかもしれませんね。
ジュリア自身が本作に取り入れるドラマとして、
「フレンズ」を選んだのかもしれません。
マシュー・ペリーは54歳で急死していた
実はマシュー・ペリーは今年の
2023年10月28日に急死しています。
死因はケタミンの急性作用だったそうです。
54歳という若さでした。
アルコールとドラック中毒に悩まされ続けていたマシューは、
依存症との壮絶な闘いを告白していました。
マシューの死についてジュリアは2023年12月6日に、
エンターテインメント・ウィークリーで
こう語っています。
あの若さで突然亡くなるなんて、胸が張り裂けそう。
今あるものに感謝し、
できる限りポジティブに生きていこうと考えるきっかけになる。
また
「フレンズ」に出演した時のことを振り返り
何もかも良い思い出
と語っています。
ジュリアにとって「フレンズ」が特別なドラマだったことは、
事実のようですね。
【Netflix】終わらない週末のフレンズの本当の意味は?
世界的に大ヒットしたドラマだから
本作で「フレンズ」が使われた理由は、
ジュリアの出演ドラマということ以外にも、
もっと別の理由があると思われます。
まず1つ目は世界的に大ヒットしたドラマだからでしょう。
「フレンズ」は当時世界中で爆発的な人気を得て、
各国で社会現象を巻き起こしました。
そして今でも世界中に多くのファンがいるドラマです。
本作は世界中に配信される映画なので、
世界的な知名度のあるドラマということで
採用されたのではないでしょうか。
アメリカの華やかさを象徴するドラマだから
「フレンズ」が放送された90年代は、
映画もドラマもアメリカ全盛期の時代でした。
その中でもアメリカのキラキラした部分を描いていたのがこのドラマです。
世界の最先端NYに暮らす男女6人のお洒落でハッピーな日常は、
まさに世界が憧れるアメリカンライフでした。
その華やかさは主演6人の破格のギャラからもわかります。
なんと1話あたりのギャラは約1億円!
主要キャストだけで1話6億円のギャラが発生しているのです。
ちなみに、主演のジェニファー・アニストンは、
当時はブラット・ピットの妻。
無敵の最強のドラマだったことがわかりますね。
このアメリカの華やかさを象徴するようなドラマを描くことで、
終末を迎えようとしている崩壊寸前のアメリカを、
より際立たせたかったのだと思われます。
人種差別への皮肉を込めたかったから
本作では人種差別の問題がいくつも描かれていました。
・黒人GHに警戒心むき出しのアマンダ
・スペイン語を話す女性を置き去りにしたクレイ
・犯人は北朝鮮か中国だと決めつけるダニー
本作はアメリカが抱え続けている
人種差別について問題提起をしています。
そこでインパクトを与えるのがドラマ「フレンズ」です。
このドラマの主要キャストはすべて白人。
白人以外のキャラクターが少なく、
多様性に欠けるドラマとしても有名なのです。
アマンダの娘ローズが「フレンズ」に夢中になっていることで、
差別意識は若い世代にも引き継がれていることを
示したかったのかもしれません。
コミュニケーションの必要性を示したかったから
本作で描かれた大きな恐怖は、
PCやスマホが使えなくなってしまうことでした。
ネットが使えなくなった途端、
無力化し途方に暮れてしまう人々。
ネットやスマホが使えないことがいかに恐ろしいか、
そして同時にどれだけネットに依存しているかを
痛感させられた方は多いでしょう。
一方で「フレンズ」は、
今のようなネット社会になるちょっと前のドラマです。
いつも誰かの家に集まるか、
行きつけのコーヒーショップに集まり、
直接会話を楽しむ登場人物たち。
その日常のコミュニケーションがこのドラマの大きな魅力でした。
本作で「フレンズ」を見せることで、
いかに今の時代がコミュニケーション不足かを思い出させ、
それが恐怖に繋がることを示したかったのではないでしょうか。
まとめ
今回は「終わらない週末」に使われている、
ドラマ「フレンズ」について考えてきました。
主演のジュリアが出演したドラマという繋がりで、
採用された可能性が高いですが、
それ以外にも特別な理由があったと思われます。
「フレンズ」と本作の関係がわかると、
より深い楽しみ方ができそうですね。