待望のリトルマーメイドの実写版は
「違和感」「ショック」など、
ネガティブな意見が多く見られます。
具体的にどのような内容なのか、
ネット上の声を調べてみました。
ネタバレを含んでおりますので、本編ご鑑賞後に記事をご覧ください。
リトルマーメイド実写版の違和感やショックの内容9つ
1つ目:黒人アリエルへの違和感
アリエル役は黒人のハリー・ベイリー
と公表されて以来、
本作の一番の話題は、
黒人がアリエルを演じるのは違和感がある
ということでした。
ポリコレのために、
無理に黒人をキャスティングした
という非難の声が多数上がりました。
ポリコレとは、
差別的な表現をなくすことで、政治的、社会的に公正で中立的な表現をしていこうとする動き。
このように、
黒人のヒロイン映画への批判ではなく、
「リトルマーメイド」のアリエル役として
黒人が向いていないという声が大半です。
「アラジン」のジャスミンを
白人が演じても同じような違和感があったと思う
といった意見も見られました。
2つ目:アリエルの髪型への違和感
アリエルの肌の色の違いよりも
ネガティブな意見が多かったのが、
髪型についてです。
アリエルのチャームポイントである赤毛。
海の中で優美になびく赤毛や、
日の光を浴びて輝く赤毛は、
アリエルをより一層魅力的にしていました。
しかし実写版のアリエルはドレッドヘア。
赤い色がミックスされていたり、
海でなびく様を再現するなど、
面白いアレンジではありますが、
やはり原作のイメージとは
かけ離れているため、
ショックを受けた方もいたようです。
赤毛であることは意味があった
金髪や黒髪などと比べると、
赤毛は欧米では敬遠される傾向があります。
「赤毛のアン」の主人公や、
「ハリポタ」の赤毛のロンなど、
赤毛はバカにされる存在として
描かれることが多いです。
そのような背景があるため、
赤毛でも素敵なプリンセスとして
世界中から愛されるんだ!
と感じた方は多かったようです。
ちなみに当時のスタジオ重役たちは、
アリエルの髪は金髪を望んでいたそうですが、
緑の尻尾とのコントラストを考えて、
赤毛に決めたそうです。
3つ目:アリエルの衣装への違和感
黒人アリエルの違和感として、
衣装が合っていない
という意見もありました。
実写版のアリエルを描くにあたり、
異なる人種という部分以外は、
アニメ版に寄せて作られているように感じます。
これが違和感に繋がっている可能性は
高いですね。
こちらのハリー・ベイリーの衣装は、
アニメ版の衣装のイメージに合わせているのでしょう。
しかしハリー・ベイリーの魅力を
半減させているようにも見えます。
こちらは「プリンセスと魔法のキス」のプリンセス。
彼女の肌の色に合っていて素敵ですね。
黒人アリエルの場合も、
完全にオリジナルの衣装であれば、
違和感が薄らいだのかもしれません。
こちらの衣装のハリー・ベイリーは
かなりかっこいいですね。
4つ目:白人エリックと黒人アリエルの違和感
白人から黒人に改変されたアリエルに対し、
エリック王子は、
アニメ版と同じ白人男性です。
そのため、
二人が一緒にいるシーンが違和感
と感じた方もいたようです。
エリック王子も
新たなキャラクターに改変されれば、
アリエルの違和感が際立たなかったのかも
しれませんね。
5つ目:アースラを倒したアリエルへの違和感
アニメ版と実写版のアリエルの違いは、
見た目だけではありません。
アニメ版のアリエルは、
王子様に守り助けてもらう存在でしたが、
実写版のアリエルは違いました。
最後にアースラを倒したのは、
アニメ版ではエリック王子でしたが、
実写版はアリエルです。
王子様に守られなくても
自ら強敵を倒す強さを見せたアリエル。
今の時代に合ったヒロインという感じですが、
これに違和感を覚えた方もいたようです。
6つ目:アリエルがクロエではなくてショック
ハリー・ベイリーが演じる
アリエルに違和感を覚える人が多いのは、
クロエ・グレース・モレッツではないから
という要因があるようです。
リトルマーメイドが実写されるにあたり、
はじめに報じられていたアリエル役が
クロエ・グレース・モレッツでした。
彼女のキュートなイメージは
アリエルにピッタリということで
大絶賛されていたのです。
しかしクロエが突然休業宣言をしたこともあり、
アリエル役を降板。
最終的にハリー・ベイリーが
アリエル役に大抜擢されました。
このような経緯があり、
アリエル=クロエ・グレース・モレッツ
というイメージがすでにあったため、
ハリーのアリエルに違和感やショックを感じた方が
多かったようです。
7つ目:姉たちが多様な人種であることの違和感
アリエルと同じように、
アリエルの姉たち6人に
強い違和感を覚えた方もいたようです。
アニメ版の姉たちは、
髪の色は違いますが肌の色は同じです。
しかし実写版では、
全員が違う肌の色という設定。
しかも仲良く一緒に暮らす姉妹ではなく、
各地の海を守る、
管理者や戦士たちという設定です。
この姉たちの大胆な改変について、
姉妹の繋がりが感じられなくてショック
など疑問の声が上がっていました。
姉妹が各海に散らばり国を治めている
という設定はとても面白いですが、
アニメ版のほのぼのとした雰囲気がないのは
ちょっと寂しいですね。
8つ目:セバスチャンとフランダーの姿がショック
本作で注目されたのが、
セバスチャンとフランダーを
どのように実写化するかということでした。
アニメ版では
とても表情豊かで可愛らしいキャラクターでした。
しかし蓋を開けてみると、
・セバスチャンは普通の「蟹」
・フランダーも普通の「魚」
これには多くの方が
ショックを受けたようです。
違和感がなくなったという意見も
しかしこの違和感については、
実際に映画を観てみると違和感がなくなった
いつのまにかセバスチャンに慣れてくる
といった意見もあります。
反対に実際に海にアニメのキャラがいたら
とても違和感がありますので、
この実写化は悪くなかったと言えるでしょう。
9つ目:陸のシーンの違和感
最後にお伝えする違和感は、
陸のシーンです。
本作の海のシーンはとにかく素晴らしいです。
映画が始まると同時に
一緒に海の中に潜っていくような感覚。
人魚たちの優雅に泳ぐ姿や
美しい海の生き物に圧倒されます。
しかしその魔法にかかったような感覚が
陸のシーンになるとやや薄れてしまいます。
このように、
海のシーンが素晴らしいだけに、
陸のシーンに違和感を感じてしまったようです。
リトルマーメイド実写版は素晴らしいという声も多い
ハリー・ベイリー歌唱力に圧倒された
ネガティブな意見も見られる本作ですが、
絶賛する声も多く見られます。
その中でも多いのが、
ハリー・ベイリーの歌唱力です。
ポリコレのために黒人を起用した
という噂も囁かれた本作。
しかしロブ・マーシャル監督は、
あらゆるタイプ、人種の候補者の中から
もっともアリエルにふさわしいと思った。
だからハリー・ベイリーを選んだ
と明言しています。
彼女の歌声は、
さまざまな雑音をかき消すような
パワーのあるものでした。
新たなアリエルが素晴らしかった
新たなアリエルを祝福するような物語だった
新たなアリエルを見せてくれたハリー・ベイリーに感謝
子供たちは、このアリエルを見て育つんだろうな
このように、新たなアリエルに対する肯定的な意見も
非常に多く見られました。
本作の予告映像が解禁された時、
黒人の子供を持つ親たちが、
黒人アリエルを見て喜ぶ子供たちの姿を
SNSに投稿して話題になりました。
この黒人の子供たちの喜ぶ姿を見ると、
大人によるアリエル論争は
どうでもよいものに思えてきてしまいますね。
黒人アリエル、そしてハリー・ベイリーは
この先ずっと黒人の子供たちのヒーローになることでしょう。
まとめ
今回は、リトルマーメイド実写版への
「違和感」「ショック」などと言われる
ネガティブな内容について調べてみました。
色々な意見を見るほど、
リトルマーメイドという作品が
いかに世界中で愛されてきた映画であるかが
よくわかりました。
そして、批判の声の数よりも
肯定的な意見が多いこともわかりました。
これからの子供たちにとって
素敵な作品であることは間違いないでしょう。