「バビロン」モザイク無しが上映されたの理由はなぜ?一時的にドルビーシネマで上映?

デイミアン・チャゼル監督「バビロン」の上映について

モザイクの有無が話題になっています。

モザイク無し版が存在した事実について

調べてみました。

記事は公式サイト公式Twitterを元に情報や画像を使わせていただいております。
モザイク画像はないので安心してお進み下さい。

目次

「バビロン」はモザイク無しR18+が存在する?

一部劇場にてモザイク無し18歳以下禁止で上映された期間があった

1920年代の無法地帯だったハリウッドを

描いている本作。

自由奔放な性的描写が多く出てくるのですが、

ネット上では、

モザイク無しで衝撃を受けた

と話題になりました。

実はこれは本作の配給会社による

間違いだったことが判明しています。

配給会社のミスだった?

本作を配給した

東宝東和のHPの内容をまとめると、

・本来はモザイク有りの「R15+」区分で上映するはずだった
・ドルビーシネマ2D字幕版のみモザイク無しの「R18+」区分相当の内容になってしまった
・2月17日以降はドルビーシネマもモザイク有りの「R15+」区分で上映される

ということでした。

おそらくモザイク無しの状態で

上映できる国もあるため、

モザイク無しの本編データも

存在したのだと思われます。

しかし日本で上映するにあたり、

モザイク無しだと

映画倫理機構に「R18+」区分相当

とされたのでしょう。

配給会社は、

・より多くの若い方にも観てもらうため
・モザイクが無しだと嫌悪感を持つ観客が多いため

モザイク有りの「R15+」区分

上映することにしたのだと思われます。

しかし何らかのミスにより、

ドルビーシネマの劇場のみ、

「R18+」のモザイク無しの本編を

「R15+」と表示して上映してしまったのだと思われます。

日本の映画には年齢による鑑賞制限があります。

「R15+」の作品は、15歳以上が観覧することが可能。
「R18+」の作品は、18歳以上が観覧することが可能です。
この区分に関しては、映画の自主規制機関である映画倫理機構(映倫)
審査を行い決定しています。

2月17日以降はモザイク有り

本作公開日の2月10日~2月16日の一週間は、

・ドルビーシネマのみ「R18+」(モザイク無し)
・それ以外は「R15+」(モザイク有り)

という異常な事態となってしまいました。

このような手違いは

非常に稀な事と言えます。

2月17日以降は、

全国どの劇場でもモザイク有り

になりますのでご安心ください。

ドルビーシネマ」とは映像・音響のパワフルな技術に、
卓越したシアターデザインが組み合わせられたもの。
対応している劇場、対応していない劇場があります。

ちなみに「ドルビーアトモス」もありますが、

こちらはモザイク有りの「R15+」だったそうです。

鑑賞した方の反応は?

この件について、

ネット上ではさまざまな意見が

飛び交っていました。

このようにドルビーシネマで鑑賞した方は、

モザイクなんてあった?

ドルビーシネマはモザイクなかった!

ドルビーシネマ版、モザイクを忘れている

など驚きの声を投稿していました。

このように、

チャゼル監督が見せたかったものを
そのまま見れて良かった

という意見もありました。

確かにモザイクが入ると、

純粋に映画を楽しめない

という難点がありますよね。

今回モザイク無し版を鑑賞できた方は

ラッキーだったのかもしれませんね。

「バビロン」のモザイクは賛否両論?

モザイクOK派の意見

一部の劇場で

一週間だけモザイク無し「R18+」版が

上映されることになった本作。

これが発端となりネット上では、

本作のモザイクについて、

さまざまな意見が飛び交っていました。

このように、

モザイクがあって良かった

というよりは、

モザイクがあっても映画は素晴らしかった

という意見がほとんどでした。

モザイクNG派の意見

このように、

・モザイクが入ると映画に集中できない
・モザイク自体が邪魔だから、別の方法で隠してほしい

という意見が見られました。

モザイクの裏にある

性的描写が見たいのではなく、

単純にモザイクがあると邪魔

という方が多いことがわかりました。

そもそもモザイクが必要な描写は不要

このように、

モザイクが必要な演出(性的描写)
はそもそも本作に必要なかった

という意見も多く見られました。

本作は

・古き良きハリウッドの豪華絢爛さを描いた作品
・ブラット・ピットら豪華キャスト
・「ラ・ラ・ランド」のチャゼル監督最新作

このような事前情報があったため、

モザイク満載の下品シーンに対し

拒絶反応を起こした方は多かったようです。

このように、

モザイクに関する賛否を調べてみると、

反対派の意見のほうが多い印象を受けました。

「バビロン」モザイク描写は必要なものだった

1920代ハリウッドのリアルを描きたかった

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今回のモザイク論争を見ると、

モザイクが必要になるような描写は

「必要なかった」「見たくなかった」

という声が目立ちました。

そもそもどうして

チャゼル監督は、

モザイクが必要になるような

過激な性描写を多く取り入れたのでしょうか。

その答えを知るために

チャゼル監督のインタビュー内容を見てみると

納得の答えがありました。

無法地帯だったハリウッドを肌で感じて欲しかった

本作公式サイトのインタビューの中で

チャゼル監督は

・洗練された古き良きハリウッドは作られたイメージ
・当時のハリウッドは何でも許される無法地帯だった
・映画の中も外も野放し状態だった
・実際に起きていたおぞましいハリウッドの部分を描きたかった

このような事を語っていました。

都合よく作られたイメージのハリウッドではなく

本来のハリウッドの姿を感じてほしい。

そのために、

モザイク必須のような

おぞましい性描写を

ガンガン取り入れたのでしょう。

クレイジーな描写が生み出した美しい感動

多くの方が本作のモザイク映像に

嫌悪感を抱いたことは事実です。

しかし、

このようなクレイジーな描写があったからこそ

美しい感動があったのも事実です。

本作で描かれた当時の映画業界は

見ていて気分が悪くなるほど

おぞましくクレイジーなものでした。

しかしダークな部分への熱量と同じくらい、

映画に向けた情熱もすごいものでした。

1920年代の映画業界をリアルに描くためには、

光と影両方を描く必要があったのだと思います。

光だけを描いても、

それは作り物のハリウッドであり、

ラストの感動は得られなかったでしょう。

そのような解釈をしてみると、

嫌悪感満載のモザイクシーン

違ったものに見えてくるかもしれません。

まとめ

今回は「バビロン」のモザイク有無問題について

調べてみました。

配給会社の手違いにより

モザイク無し版が上映さていたという

驚きの事実がわかりました。

さらにこのモザイクの必要性について調べてみると、

監督の本作への情熱を知ることもできました。

「バビロン」モザイク無しが上映されたの理由はなぜ?一時的にドルビーシネマで上映?

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