アメリカの連続テレビドラマであるセックスアンドザシティ(以下、SATC)。
1998年から2004年にかけてアメリカだけではなく全世界で、
日本でも女性の共感を集め大人気ドラマとしてヒットしました。
その中でも日本人が「このシーン好き!」と評判のシーンを集めてみました。
セックスアンドザシティ(SATC)で好きなシーンベスト10!
1つ目:ランウェイで転んだ後、立ち上がるシーン
ファッションショーに一般人枠で出演することになったキャリー。
ドルガバの衣装を着れることを知りテンションマックスになりますが、
最終的に渡されたのはキラキラパンティーのコーデ。
衝撃を受け困惑しますが、
さすがはキャリー。
かっこよく着こなしランウェイに登場します。
ところがその後派手に転倒。
みっともないキャリーの姿に観客は唖然とし、
客席にいるスタンフォードは思わず、
いやだ!車に惹かれた猫みたい!
と、ツッコミ。
そこでキャリーは考えます。
道はふたつ。
逃げてモデルの私を葬り去るか。
傷だらけで起き上がり歩き通すか。
キャリーは後者を選び立ち上がり、
脱げてしまった靴を手に持ち、
堂々と歩き続けました。
一般人は人生でつまずいても、立ち上がって歩き続ける。
ここのセリフのポイントは「一般人(real people)」。
キャリーはモデルではなく、
厳しい現実を生きているニューヨーカー、しかも独身です。
モデルならランウェイで転んだら即退場かもしれない。
でもキャリーはランウェイで転んだくらいじゃ終わらない。
どんなにみっともなくても歩き続ける
という強さが感じられるシーンでした。
勇気をもらえるシーン!
このキャリーの行動に勇気づけられた方は多かったようです。
ネット上にはこのような意見が見られました。
SATCファンの間では大人気のシーンです。
2つ目:マノロの靴を取り戻すシーン
昔の遊び友達キラの出産祝い会に呼ばれたキャリー。
赤ちゃんのいる家に菌が入らないように、
靴を脱いで部屋に入るように言われます。
靴も含めてのコーデなのに…
と言いながら、
485ドルもする新品のマノロ・ブラニクの靴を脱ぎます。
しかしパーティーが終わり帰ろうとすると、
マノロの靴がなくなっています。
靴が盗まれたと大騒ぎするキャリーに対し、
すっかり主婦になったキラは、
「たかが靴でしょ」という態度。
とりあえずスニーカーを貸してくれますが、
主催者として謝罪する態度は一切なし。
その後、怒りが収まらないキャリーは、
弁償ではなく、
自分の結婚祝いとして返してもらうことに。
(独身のキャリーは「私は私と結婚します」と宣言)
マノロの金額を聞いたキラは驚き、
今は本当の人生を生きているから、
もうそんな浪費はできないわ。
と独身キャリーの人生を批判するような言葉を吐き捨てるのでした。
その後キラから届いたマノロを履いたキャリーは、
NYを颯爽と歩きます。
シングルウーマンの道は平坦ではない。
だから歩くのが楽しくなる特別の靴が必要なのだ。
最高のセリフですね。
マノロの靴をきっかけに自分の人生を否定されたキャリーが、
シングルとしての精一杯の抵抗をしたのでした。
スカッとしたシーンだった!
昔は一緒に遊んでいたのに、
結婚した途端、
独身は気楽でいいわね
という態度になってしまったキラ。
彼女にモヤモヤした方は多いでしょう。
そんなキラに、
最終的に靴を弁償させたキャリー。
このような感想が見られました。
キャリーの「靴エピソード」の中でも人気のシーンです。
3つ目:サマンサの脱毛にスミスも一緒に坊主にするシーン
乳がんが発覚し抗がん剤治療を始めたサマンサ。
スミスがセックス中にサマンサの頭を触ったところ、
サマンサの髪の毛がごそっと抜けてしまいました。
これにはさすがのサマンサも落ち込みます。
そこでカツラやヘアスタイルを模索するのですが、
結局、スキンヘッドにすることに。
それを見つけたスミスは、
先に自分が坊主にする、そのあと(サマンサを)坊主にしてやるから
といい、プレミアという大舞台を控えているにもかかわらず、
躊躇なく坊主にしてしまうのでした。
スミス、かっこよすぎ!
どんな時もサマンサの味方でいてくれるスミス。
そんなスミスの深い愛情が感じられるシーンでした。
ネット上にはこのような意見が見られました。
坊主になったスミスも普通にかっこいいですね。
乳がんチャリティーシーンも感動的
スミスと一緒にスキンヘッドになったサマンサ。
乳がんのチャリティーでスピーチをした際には、
自らウィッグを取ってありのままの姿を見せ、
同じ乳がん患者の女性たちに勇気を与えました。
これもサマンサの人気シーンの一つです。
4つ目:サマンサがミランダの子育てを手伝うシーン
ブレディを出産したミランダは、
4人のブランチに子連れでやってきます。
慣れない子育てで、
心身ともにボロボロのミランダ。
疲れ切っていて髪もボサボサの酷い状態です。
そんなミランダの目の前で、
一流スタイリストの美容室の予約チェックをするサマンサ。
さらに、
子供嫌いのサマンサは、
ミランダを追い払うように、
無理やりタクシーに乗せるのでした。
サマンサの態度に傷付き落ち込むミランダは、
キャリーに電話で愚痴ります。
そしてその後、ミランダの家にサマンサがやってきます。
なかなか予約が取れないスタイリストの美容室予約を
ミランダに譲るというのです。
大喜びのミランダはサマンサとブレディを残し美容室へダッシュ!
きれいなヘアスタイルになり帰宅すると、
揺れるベビーチェアに大人しく座っているブレディの姿が。
なんと、その振動はサマンサのバイブ。
サマンサなりのやり方で、
ミランダの子育てをサポートしたのでした。
サマンサとミランダの友情が最高
子供が大の苦手なサマンサは、
はじめはミランダにひどい態度を取りますが、
やはり友情は変わっていませんでした。
このような意見が見られました。
また、心温まる友情シーンでありながら、
サマンサお決まりのオチがついたところも最高のシーンでしたね。
5つ目:ミランダのチョコレートケーキのシーン
ジャズミュージシャンと最高のセックスを楽しんでいるキャリー。
一方ミランダは、
ろくな男に出会わないなら禁欲してやる!
と男断ちを宣言。
しかし欲求不満を解消するために、
甘いものに手を出してしまいます。
ケーキ屋のケーキは高すぎる、
でも作れば安くケーキが作れる!
ということで、
大量のケーキを作り、
我を忘れて食べまくります。
しかしさすがに食べ過ぎだと気付き、
ケーキをゴミ箱に投げ入れます。
ところがその後、結局ゴミ箱に手を入れて、
ケーキを食べてしまいます。
そんなやばい状態を知らせるために、
キャリーに電話をしますが、
彼氏とのお楽しみ中のキャリーは電話に出ません。
そこでミランダは留守電に、
あなたの親友ランダ.ホッブスは、
一度ゴミ箱に捨てたケーキをまた拾って食べました!
と残すのでした。
共感できて笑えるシーン!
甘いもの誘惑に負けてしまうというミランダの姿に、
などの声が見られました。
デキル女ミランダだからこそ、
ゴミ箱に捨てたケーキを拾って食べる姿は、
笑いを誘いましたね。
ミランダ、人気のシーンです。
6つ目:ミランダのプロポーズシーン
くっついたり離れたりを繰り返したミランダとスティーブ。
シーズン6でやっと穏やかな関係を築くことができました。
そしてミランダは、
ついにスティーブにプロポーズをします。
派手な演出などは一切ありませんでした。
口喧嘩している老夫婦を見たミランダは、
安ビールを飲みながら、
結婚してくれない?
とプロポーズ。
スティーブの返事はもちろんイエス!
ミランダらしい自然で気取らないプロポーズは人気シーンの1つです。
ミランダとスティーブとの絆が最高
これまで実に多くの男性と付き合ってきたミランダ。
しかし最後に行き着いたのは、
長い付き合いのスティーブでした。
などの感想が見られました。
安ビールを飲んでプロポーズしたミランダ。
ロマンチックゼロの状況でしたが、
それが逆にとてもロマンチックでしたね。
7つ目:マグダの「愛がありましたよ」のシーン
スティーブの母親に脳梗塞後認知症のような症状が出たため、
やむを得なく義母を引き取る決意をし、
一緒に生活を始めたミランダ。
ある日、
ブレディ(孫)を小さい頃のスティーブ(息子)と勘違いした義母は、
寒空の中、出かけてしまいます。
義母がいないことに気付き必死で探すミランダ。
ゴミ箱の中のピザを食べている義母を発見。
家に連れて帰り、優しくシャワーで体を洗ってあげました。
そしてミランダの一連の行動を見ていた家政婦マグダは、
愛がありましたよ
とミランダに伝えるのでした。
ミランダの変化が感じられたシーン
独身時代からミランダを見てきた家政婦マグダは、
ミランダのすべてを見てきたと言っても過言ではありません。
そんな彼女の言葉は非常に重みがあります。
マグダの言葉を通して、
ミランダの変化を感じられるシーンでしたね。
8つ目:シャーロットが流産を乗り越えるシーン
長い不妊治療を経てやっと妊娠できたシャーロット。
しかし突然流産してしまい、
深い悲しみの中にいました。
その日はミランダの子どもの誕生日パーティーでしたが、
出席する気分にはなれず家でぼーっとテレビを見つめるだけ。
その時テレビに流れたのが、
シャーロットが憧れるエリザベス・テイラーの
ドキュメンタリー番組でした。
今こそ底力を見せて、知恵と魅力を
という彼女の言葉を聞いたシャーロットは、
テレビを消して立ち上がりました。
そしてキャンセルしていたミランダの子供の誕生日会へ。
流産直後にもかかわらず、
ミランダの1歳の息子の誕生日を笑顔で祝福したのでした。
シャーロットの強さに感動
お嬢様キャラのシャーロットですが、
芯が強い女性でもあります。
このシーンも、
そんな彼女の強さとミランダへの優しさが溢れた
とても素敵なシーンでしたね。
このように様々な感想が見られました。
9つ目:ハリーがシャーロットにプロポーズするシーン
結婚願望が強く、
白馬の王子様を探し続けていたシャーロット。
小太りでハゲ、そして下品という、
シャーロットの理想とは真逆のハリーと恋に落ちます。
しかしなかなかプロポーズしないハリーに腹を立てた彼女は、
早く結婚の日取りを決めて!
あなたみたいな人が私と並んでいるなんて奇跡なんだから!
と暴言を吐き、
別れてしまいます。
しかし失ってからハリーの大切さに気付いたシャーロットは、
悲しみに暮れていました。
そして偶然、再会した二人。
シャーロットはハリーに
あなたと離れて、どれだけあなたを愛してるのかがよく分かった。
もう、結婚なんてしてくれなくていい。
ただあなたがいるだけで、幸せなの。
だからもし私を許せるようになったら電話でもして。
またデートにでも誘って。
と自分の気持ちを伝えます。
するとハリーはその場にひざまずきプロポーズをします。
このシーンに涙した方は多かったでしょう。
結婚しなくてもいいと思えた相手
結婚願望が強いシャーロットの、
結婚しなくていいから一緒にいたい
という言葉は泣けてきますね。
駆け引きも何もなく、
ただ一緒にいたいという
シャーロットの純粋な愛に心打たれた方が多かったようです。
そしてそれを受け止めたハリーの優しさも素敵でしたね。
このようなコメントと共に、
このシーンが大好き!という感想が目立ちました。
10こ目:パリでキャリーとビッグが再会するシーン
ロシア人の恋人アレクサンドルのために、
仕事を辞めてパリに移住したキャリー。
しかし仕事が忙しい彼と一緒に過ごすことができず、
美しいパリで一人孤独を感じます。
ミランダに電話し、
みんなに会いたい
ビッグにも会いたい
と本音を漏らすキャリー。
その後ミランダはビッグに電話し、
キャリーを連れ戻して
と頼みます。
すぐさまパリに乗り込んだビッグ。
ホテルのフロントで、
ようやくキャリーの姿を見つけます。
NYでは有名人のキャリーもパリでは独りぼっち。
しかも恋人とも上手くいかずボロボロの状態。
そんな時に現れたビッグの姿を見て、
思わず泣いてしまうキャリー。
しかし次の瞬間、
アレクサンドルがキャリーを殴ったと勘違いしたビッグは、
彼の部屋に殴り込もうとします。
「違うの!やめて!」とビッグを追いかけるキャリーは、
ビッグを転ばせて阻止。
派手に倒れ込んだ二人は思わず大笑い。
このシーンは本当に最高でしたね。
その後、落ち着いたキャリーは改めてビッグに
ニューヨークに連れて帰ってと言うのでした。
最高のハッピーエンド
海外ドラマが終わりを迎える時は、
人気が低迷し打ち切りになる場合が多いです。
最終回も尻すぼみになることが多いのですが、
SATCの最終回は最高の盛り上がりを見せました。
ファン納得のラストシーンだったのではないでしょうか。
まとめ
大人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」通称SATC。
ドラマ化され、日本でも大人気になり時代を超えてもまだなお楽しめるドラマです。
SATCの視聴者が好きなシーンをまとめましたが、
本当に笑いあり・涙ありでしたね!