大人気シリーズ「ジョン・ウィック」は、
ジョン・ウィックの復讐を描いた物語です。
しかしその復讐がやりすぎだと話題になりました。
今回はやりすぎといわれる理由や、
やりすぎシーンについて
まとめてみました。
ジョン・ウィックがやりすぎと言われる理由は?
愛犬の復讐でロシアンマフィアを84人壊滅させる
1作目「ジョン・ウィック」は、
現役を引退した伝説の殺し屋が、
愛犬を殺した者たちに復讐を果たす物語です。
これだけ聞くと普通の愛犬家の復讐劇のようですが、
ジョンの場合は完全にやりすぎ。
最終的に84人もの人間を殺害しています。
どのような経緯で、
84人も殺すことになったのか見てみましょう。
亡き妻の犬を殺される
妻が病死して悲しむジョンのもとへ、
可愛い子犬が贈られてきます。
妻が自分の死後にジョンが悲しまないようにと、
犬のプレゼントを手配していたのです。
しかしガソリンスタンドで出会った
若者たちが、
ジョンの愛車に目をつけ、
深夜にジョンの家に侵入。
車を盗み、
その場にいた愛犬まで殺害します。
怒り狂い殺し屋にカムバック
若者の一人は、
ロシアンマフィア「タラソフファミリー」のボス、
ヴィゴ・タラソフの息子でした。
ジョンは元々「タラソフファミリー」の殺し屋であり、
ヴィゴはジョンの恐ろしさを知っていました。
息子に復讐しないように交渉しますが、
愛犬を殺され怒りまくりのジョンは、
交渉に応じようとはしません。
ヴィゴは仕方なく手下をジョンのもとに送り込みますが、
ジョンは次々に彼らを殺害。
足を洗ったはずの世界にカムバックし、
最終的に84人もの人間の命を奪い、
ロシアンマフィアを叩き潰したのです。
愛犬のためとは言えやりすぎ
無抵抗な子犬を殺した若者たちは、
間違いなく悪です。
彼らに復讐しようというジョンの気持ちには、
誰もが共感できるでしょう。
しかし犬1匹に復讐のために、
84人も殺害するのはやりすぎです。
ネット上には、
妻がプレゼントした愛犬の復讐であっても
大量殺人はやりすぎ
犬を殺すのは絶対にダメだけど
ジョンの復讐はやりすぎ
このような意見が見られました。
また、
長年一緒にいた愛犬ではなく、
まだ数日しか飼っていない犬なので、
その犬のために84人も殺すのはやりすぎ
と感じた方も多かったようです。
家を燃やされイタリアンマフィアを壊滅させる
1作目のラストから5日後を描いた
2作目「ジョン・ウィック:チャプター2」。
今度こそ引退しようとするジョンですが、
かつて「契約」を交わした、
イタリアンマフィアのナンバー2・サンティーノから
殺しの依頼を受けます。
平穏な暮らしをしたいジョンがその依頼を断ると、
サンティーノはジョンの自宅を爆破。
愛する妻との思い出が詰まった家は、
無残な姿になってしまうのでした。
これにぶち切れたジョンは、
サンティーノへの復讐を誓います。
イタリアンマフィアを壊滅させるまで、
殺し続けます。
1作目の犬の復讐もやりすぎだけど、
2作目の家の復讐もやりすぎ
自宅を燃やされて100人以上殺すのはやりすぎ
このように冷静な目で見た方もいたようです。
殺害人数が306人と多すぎる
本作の魅力は、
伝説の殺し屋ジョン・ウィックの
鮮やかなキルシーンです。
しかし、
その殺害人数があまりにも多すぎるため、
さすがに殺しすぎ
という声が見られます。
3作でジョンが殺した人数は、
306人と言われています。
内訳を見てみましょう。
「ジョン・ウィック」:84人
「ジョン・ウィック:チャプター2」:128人
「ジョン・ウィック:チャプター3」94人
※1作目84人、2作目118人、3作目84人で合計286人の説もあり
1人の人物がこれだけの数の殺人を犯す映画は、
なかなかないでしょう。
2作目の場合は、
上映時間が122分なので、
1分に1人がジョンに殺されていることになります。
また、
上記の人数はジョンによる殺害人数なので、
その他の殺し屋たちの殺しを加えたら、
もっと大量の殺害人数になります。
最強の痛快アクションではありますが、
やりすぎと感じる方も多いようですね。
ジョン・ウィックのやりすぎシーンは?
鉛筆を使ったキルシーン
1作目「ジョン・ウィック」で語られた、
ジョン・ウィックは「鉛筆で3人の男を殺した」という伝説。
2作目「 ジョン・ウィック:チャプター2」では、
実際にその鉛筆アクションシーンが登場します。
このシーンもやりすぎシーンの1つと言えるでしょう。
追ってきた殺し屋たちを倒すために、
カウンターに置いてあった鉛筆を手にしたジョン。
喉や耳の穴に鉛筆をブスリと深く刺し、
伝説通り、
瞬時に3人を殺害しました。
鉛筆という普段手にするアイテムで、
このようなキルシーンを展開したため、
銃より鉛筆のほうがゾッとする
グロすぎる
痛そう
などの声が見られました。
キアヌ・リーヴスが熱望したシーンだった
やりすぎシーンの1つである鉛筆アクションですが、
実はキアヌ・リーヴスが熱望したシーンなんだそうです。
製作初期の段階から、
ペンシル・ファイトを取り入れてほしい
と、お願いしていたといいます。
またキアヌは、
この念願の鉛筆アクションを撮影するにあたり、
かなりトレーニングを積んで挑んだそうです。
キアヌの熱意と努力が詰まったシーンなのですね。
本を使ったキルシーン
3作目「ジョン・ウィック パラベラム」で描かれた、
本を武器としたアクションシーン。
1400万ドルもの懸賞金をかけたれたジョン。
大勢の殺し屋がジョンを狙う中、
1人目の刺客アーネストと、
図書館で戦うシーンがあります。
ナイフで肩を刺されたジョンは、
図書館にある本を手に抵抗し、
反撃します。
本で相手の股間を打ち抜き、
そのまま本で殴打を繰り返し、
続いて裏表紙を口に押し込み、
最後は本の角を使って首を折り、
息の根を止めるという、
見たこともないアクションを繰り広げます。
ナイフを持った相手に対し、
本一冊だけで防御して、
かつ、殺しまでやり遂げるジョン。
大勢の殺し屋からリスペクトされるのも納得です。
これもやりすぎシーンの1つと言えるでしょう。
本・フー
この本を使ったアクションは、
カンフー+本で、
「本・フー」と呼ばれています。
キアヌはこのシーンを
スタントを使わずに自ら演じています。
僕は優れていないから、
練習はしっかりしないとダメなんだ
と謙遜しながらインタビューに答えていたキアヌ。
この独創的なアクションをこなすためには、
かなりの努力が必要だったようです。
ちなみに、
この本攻撃をくらった、
殺し屋アーネストを演じたのは、
現役NBA選手のボバン・マリヤノヴィッチ。
身長はなんと224cm!
そんな男を本一冊で倒そうというジョンの判断がすごいです。
人混みでのキルシーン
「ジョン・ウィック:チャプター2」の中盤で描かれた
地下鉄で殺し屋と対決するシーン。
大勢の人がいる駅の構内。
はじめは遠くから離れて、
ハンドガンで静かに撃ち合いますが、
徐々に距離を縮めて、
最終的には地下鉄の中で、
乗客がいてもお構いなしに
肉弾戦を繰り広げます。
その他にも、
1作目では
ナイトクラブに隠れていたヨセフを倒すため、
周りに大勢の一般客がいても
堂々と銃を構えターゲットを狙います。
このような人混みでも、
殺害を繰り返すジョンの行動に
普通に街中で殺し合いをするのはやりすぎ
警察はいないの?
などの意見も見られました。
警察は存在しない?
本シリーズの不思議なところは、
白昼堂々と殺害を犯しても、
警察が出てこないところ。
警官は出てきますが、
殺し屋ジョンの味方のような存在です。
おそらく、
「ジョン・ウィック」シリーズの世界は、
普通の警察という概念のない
世界なのでしょう。
まとめ
今回は「ジョン・ウィック」シリーズが
やりすぎと言われる理由や、
容赦なさすぎのやりすぎシーンを
まとめてみました。
本作の「やりすぎ」は、
否定的なものではなく、
本作の魅力と言えるでしょう。
4作目では、
どんな「やりすぎ」があるのか楽しみですね。