ガル・ガドット主演で話題の「ハートオブストーン」。
Netflixオリジナルの人気作品なのですが、
一方で「つまらない」という意見も見られます。
今回は本作が面白くないと言われる理由を
調べてみました。
ネタバレを含みますので、本編ご鑑賞後に記事をご覧ください。
「ハートオブストーン」がつまらないと言われる7つの理由
1つ目:オリジナリティのないストーリー
本作は、
秘密組織の凄腕エージェントが、
人工知能などハイテク技術を駆使しながら、
世界の危機に立ち向かうという物語です。
・世間に知られていない秘密組織の存在
・内勤エージェントが実は肉体派だった
・人工知能による世界の危機
このような展開は、
これまで様々なスパアクション映画で描かれてきた
定番のストーリーと言えるでしょう。
この王道さが良いという意見もありますが、
オリジナリティのない脚本でつまらない
どこかで観たことがある物語を繋ぎ合わせているだけ
といったネガティブな意見が見られました。
ガルガドットがもったいない
ガル・ガドットのアクションは最高なのに脚本が残念
豪華キャストなのに脚本が薄くてもったいない
このような意見もあります。
本作は大人気女優のガル・ガドットをはじめ、
国際色豊かな実力派俳優を起用しているのですが、
それに見合った脚本ではなかった
と感じた方が多かったようですね。
2つ目:前半は良いが後半がつまらない
MI6のチーム4人による
任務を遂行シーンから始まる本作。
そしてその後に、
・ストーンが秘密組織の凄腕エージェントであると判明
・本部のハイテク技術とリンクしながら雪山の急斜面を滑降
・たった一人で待ち受ける敵を全滅させる
このような怒涛の展開が繰り広げられます。
黒幕が判明するまでの前半は
なかなか面白い内容でした。
しかしキレのある前半に比べると、
後半はやや失速気味を感じる方が
多かったようです。
前半のアクションは圧巻だったが後半は尻すぼみだった
後半なかなか展開が進まずつまらなかった
ネット上の意見ではこのような
ネガティブな内容が見られました。
後半は飽きてしまう?
本作には、
ガル・ガドットの圧巻のアクションや、
最強の人工知能の「ハート」など、
斬新と思える映像が出てきます。
しかし後半になると、
このようなシーンが見慣れてしまい、
つまらないと感じるのかもしれません。
裏切りや罠などの展開も、
後半は「またか…」という感じがありましたね。
3つ目:ストーンの正体がわかりやすい
本作の肝となる面白さは、
主人公のストーンの正体です。
MI6のIT技術者で新人として登場したストーン。
「お前は現場に出るな」と言われたり、
大事な場面で足をくじいてしまうなど、
頼りなさをアピールしていましたね。
しかしガル・ガドットが演じている時点で、
「ストーンは頼りないIT技術者のわけがない」
と、ほとんどの方が思うでしょう。
ガルが実はアクションできるっていう展開は全然意外性がなかった
ガルが演じている時点で肉体派であることがわかってしまう
ストーンが新人に見えなくて笑ってしまった
このような感想が多く見られました。
もう少しひねりが欲しかった
制作側もこのような意見が出ることは
当然わかっていたでしょう。
ガルのようなアクションスター女優には
仕方ないことなのかもしれません。
しかしもう少し視聴者を驚かせるような
ひねりのある設定にして欲しかったですね。
4つ目:ストーンのバックグランドがわからない
本作の魅力は、
ガル・ガドット演じるストーンの
華麗でかっこいいアクションです。
壮大なスケールで描かれるストーンの奮闘は、
惹きつけられるものがありました。
しかしながら、
ストーンの内面的な部分やバックグランドについては、
あまり描かれませんでした。
ストーンについて語られたことは、
以下のようなことだけでした。
・いくつもの学校を退学になるほどの問題児だった
・孤独で暴力的、壊れた人間だった
・ノマドに見出されて、チャーターの一員になった
このように、
明らかに「訳アリ」な人物であることはわかるのですが、
それ以上のことは明かされていません。
これは少し残念でしたね。
ストーンについて深堀りされていないので、
ストーンに関するディテールがないから感情移入できない
ストーンのバックグランドは匂わせる程度だった
と感じた方もいたようです。
ストーンの深堀は次回作?
もしかしたら、
本作はシリーズ化を念頭に制作されていて、
今回はチャーターやストーンなど、
本作の世界観を描くことに留めたのかもしれません。
ストーンの人物像に関することは、
次回作で深掘りするのかもしれませんね。
5つ目:「チャーター」が頼りない
主人公ストーンが所属する
チャーターという秘密組織。
平和維持を組織した極秘の組織です。
多国籍組織で国境を越えて活動しており、
様々な政府組織を陰からサポートし、
世界の平和を守っています。
このような凄い組織という設定なのですが、
実際には頼りない部分が多く、
これがつまらない要素の一つでもありました。
ハートのセキュリティの甘さ
ハートという最強の人工知能を所持し、
これにより世界を守っているチャーター。
ハートが悪の手に渡ったら、
世界を支配されてしまうことも理解しているのですが、
セキュリティの甘さが感じられました。
無人飛行船の中にあるのですが、
簡単に潜入されてしまうような
緩い警備システムでした。
上層部は事実を隠蔽
チャーターは、
世界の平和維持を名目とした組織なのですが、
その上層部は隠ぺい気質のようです。
ノマドの話によると、
チェチェンの空爆以外にも、
隠ぺいしてきた事実がありそうでしたよね。
このような組織が、
裏で世界を守っている組織と言われても、
ちょっと違和感がありますね。
パーカーの正体に気付かなった
チャーターは、
予測機能を持つハートの力を利用して、
世界中の様々な問題に対し、
先回りをしてフォローする
という任務を遂行しています。
そんな凄い組織にも関わらず、
パーカーの正体に気付かなかったということに、
疑問を感じた方は多かったようです。
このように、
最強の平和組織を名乗りながら、
意外とツッコミどころが多かったチャーターも、
本作のつまらなさの理由と言えるでしょう。
6つ目:MI6が無能すぎる
ストーンはMI6のチームに潜入し、
彼らを影からサポートするという
任務を遂行していました。
MI6とは英国情報局秘密情報部という組織です。
イギリスにおけるCIAと
言われることもある組織ですね。
007シリーズなど、
映画に登場することが多く、
優秀なエージェントとして
描かれることが多いです。
しかし本作のMI6エージェントはかなり無能です。
冒頭のミッションを見ただけでも、
・間違って違う人に注射してしまう
・ターゲットを逃してしまう
・4人が上手く連携を取れていない
というグダグダさが目立ちました。
4人中2人が二重スパイ
ストーンが潜入したチームは4人ですが、
4人中2人が二重スパイという
あり得ない状況。
MI6の採用基準が緩すぎる
二重スパイがすぐに潜入できるMI6って…
というMI6の弱さを突っ込む声が見られました。
おそらく、
チャーターという秘密組織を際立たせるために、
敢えてMI6を頼りなく描いたのでしょう。
しかし無能すぎるMI6も、
本作の面白くない要素と言えるでしょう。
7つ目:女性版ミッションインポッシブルではない?
本作がつまらないと言われる要素を調べてみると、
女版ミッションインポッシブルだと思って観たら、面白くなかった
トム・クルーズ観た後だと物足りない
などの意見も目立ちました。
本作はガル・ガドットが、
憧れの「ミッションインポッシブル」シリーズを目指して制作された
と言われています。
実際にMIPシリーズに似ている要素も多いため、
「女版ミッションインポッシブル」と言われることが多いようです。
しかしこれが逆にハードルを上げてしまい、
「ミッションインポッシブル」のレベルではない
と言われてしまっているようです。
反対に「女版ミッションインポッシブル」と言われることがなければ、
普通に面白いアクション映画として
評価されたのかもしれませんね。
まとめ
今回は「ハートオブストーン」が
つまらないと言われる理由について調べてみました。
ネトフリの人気作品ですが、
意外とネガティブな意見も多いことに驚きました。
ぜひ実際にご覧になって、
確かめてみてくださいね。