任天堂のゲーム「スーパーマリオ」シリーズを原作とした
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。
4月5日から世界60以上の国と地域で公開され、
すごいことになっています。
海外の映画批評サイト「トマトメーター」「メタスコア」
などのレビューから、
海外の反応をまとめたいと思います
可能な限りネタバレ要素を省いた内容にしております。
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」海外の反応は?
最高のファミリー映画
このように素晴らしいファミリー映画という
意見が目立ちました。
コロナ禍以降、
ファミリー層に向けた映画が世界的に苦戦しているそうです。
コロナの影響ですっかり定着した動画配信サービス。
高いチケット代とポップコーン代をかけなくても
動画配信サービスでお得に映画を見よう
という方が増えたのでしょう。
しかし本作は想像をはるかに超えた動員数を記録。
「ファミリー映画復活の火付け役になるのでは」とまで
言われています。
子供に安心して見せられる
本作がファミリー層の心を掴んだ理由は、
子供に安心して見せられるという要素もあったようです。
最近はファミリー映画であっても、
子供に見せたくないような過激なシーンが
含まれている作品が多々あります。
本作にはそのようなシーンがなく、
子供たちに純粋に楽しんでもらえる映画だといいます。
これは日本でも大事な要素と言えそうですね。
親世代に響いている
このように、
子供よりもマリオ世代の親に響く
映画であることがわかりますね。
マリオの声を演じたクリス・プラットも
現在43歳で3人のお子さんの父親。
子供の頃からマリオのゲームをしていた彼も、
マリオにとても思い入れがあると語っていました。
観客の約26%は35歳以上
アメリカとカナダの観客の情報を見ると、
週末の観客の約26%は35歳以上だったそうです。
ファミリー映画でありながら、
大人の層が多いですね。
世界的にも1980年代にマリオのゲームに熱狂した方々が
たくさんいて、
その方たちが劇場に足を運んだようですね。
わかりやすいシンプルなストーリー
このようにわかりやすいシンプルなストーリー
ということも評価の高さに繋がったようです。
最近のハリウッド映画は
アニメやファミリー向けであっても
難解なストーリーが主流となっています。
本作はそのような映画とは違い
何も考えずに楽しめるシンプルさが魅力だったようですね。
ゲーム版へのリスペクトがある
マリオを映画化するにあたり、
ゲームの世界観が失われるのでは…と
不安の声もあったようですが、
海外のマリオファンの意見を見ると、
その心配はなさそうですね。
イルミネーションと任天堂は、
ファンが大好きな映画を作るために協力した
という批評家の意見もありました。
ピーチがパワフルなキャラクター
このように、
ピーチのキャラクターがゲーム版と違う
という意見も見られました。
ゲームでいつも助けられる側のお姫様でしたが、
映画では助けを待っているのではなく、
自ら戦いに挑むという勇ましさを見せているといいます。
このピーチのキャラの違いに
驚きを感じた海外の方は多かったようです。
任天堂次回作に期待
このように任天堂の他のゲーム作品への
映画化を期待する声も目立ちました。
本作の面白さに感動し、
次も是非やってほしいという任天堂ファンが
世界中にいるようです。
退屈なストーリーだった
賞賛の声がある一方で、
このような意見もありました。
批評家のネガティブな意見の中にも、
「ストーリーが薄い」という意見は多く見られました。
しかし一方で反対に意見を述べる批評家もいたようです。
世界最大級のWEBサイト Inside the Magic では、
マリオのゲームはもともと複雑なストーリーや感動はない。
カラフルで楽しいもの。
この映画はそれを見事に成功させた。
史上最高のゲームをもっとも忠実に、
そしてもっとも正しい形で映画化した
と絶賛していました。
ストーリーに関しては賛否両論あるようですね。
マリオのゲームがわからないとつまらない?
このようにマリオのゲームを知らないと
映画を楽しめないという意見もありました。
マリオを知らない子供よりも、
かつてマリオのゲームに熱狂した父親のほうが楽しんだ
という意見もありました。
マリオのゲームが知らなくても十分楽しめるという方もいるようですが、
やはりマリオゲーム好きの方に向けた映画
ということは間違いないでしょう。
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」数字で見る海外の反応
3日間で全世界興収約500億円!
4月5日(水)から世界60以上の国と地域で公開された本作。
公開から5日間のオープニング全世界興収は
3億7750万ドル(約500億円)!
なんと、
公開5日間興収のアニメ映画歴代1位「アナと雪の女王2」の
3億5800万ドル(約475億円)の記録を
塗り替えてしまったのです。
「アニメ映画の歴史を変えた作品」
と言っても過言ではありませんね。
このように最高のアニメ映画と称賛の声が
非常に多く見られました。
日本が誇るマリオの映画が
このように賞賛されるのはとても嬉しいことですね。
このまま年間1位になるのでは?
2023年の公開作品の5日間興収1位は
2月公開のマーベル映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の
2億2530万ドル(約300億円)でした。
これをあっさり抜いた形になった本作。
2023年最大の映画になるのでは?
とも言われています。
ちなみに日本は
おそらくゴールデンウイーク興行にバッチリ合わせるために、
公開日日と4月28日としたのでしょう。
日本の興収が加われば、
とんでもない数字になるもしれませんね。
観客の評価98%、批評家の評価54%
有名な映画レビューサイトの「トマトメーター」では、
・肯定的なレビュー
・否定的なレビュー
の割合を数値化したトマトメーターという数値を出しています。
このトマトメーターを見ると、
・観客の平均評価:96%
・批評家の平均評価:58%
このように意見が真っ二つに分かれています。
観客の評価は96%とほぼ満点の結果に対し、
批評家の評価は低いですね。
映画の批評家はストーリー性やメッセージ性の強い作品を
高く評価する傾向にあるようです。
本作の元になっているゲームは
もともと強いメッセージ性やストーリー性があるわけではありません。
それを忠実に映画化したことが、
観客には大ウケするも、
批評家からは酷評される結果になったようです。
まとめ
世界中で大ヒットしている
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。
海外の反応を見ると、
マリオファンにとって
最高の作品に仕上がっていることがわかります。
一部批判的な意見もあるようですが、
それ以上に賞賛の声が多く、
日本人として嬉しい気持ちになります。
4月28日の公開日が待ちきれませんね!