マリオ映画でボイコット?実写版の俳優が多様性欠如と抗議に賛否の声!

世界中でマリオファンを魅了している

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」ですが、

ある俳優がボイコットを呼びかけたことが

話題になりました。

ボイコットの理由や、

気になる世間の反応について

まとめていきたいと思います。

目次

マリオ映画ボイコットの経緯は?

ラテン系俳優ジョン・レグイザモが呼びかけた


https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a43690055/john-leguizamo-would-consider-super-mario-bros-230425/

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を批判し、

ボイコットを呼びかけたのは、

コロンビア出身の俳優ジョン・レグイザモ。


Amazonより

彼は1993年に公開されたマリオ映画の実写版

「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」で、

ルイージを演じた俳優です

本名:ジョン・レグイザモ
生年月日:1960年7月22日
年齢:62歳(2023年4月現在)
出生地:コロンビア ボゴタ
代表作:
「ロミオ+ジュリエット」(1996年)
「ムーラン・ルージュ」(2001年)など

ボイコット理由は多様性の欠如


https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1490705.html

ゲーム版のマリオとルイージは、

イタリア人という設定です。

【どうしてイタリア人設定なのか?】
もともと名前のなかったジャンプマンのキャラクターに
親しみやすい名前をつけることになった。
NOA(アメリカの任天堂の子会社)の周辺一帯の倉庫を所有していた
マリオ・セガリという人がこのジャンプマンに似ていたため、マリオと名付けられた。
マリオはイタリア人に多い名前のイメージがあったことから、
イタリア人という設定になったと言われています。

ところが、

本作のマリオとルイージの米国キャストはアメリカ人です。

マリオ:クリス・プラット(アメリカ出身)
ルイージ:チャーリー・デイ(アメリカ出身)

イタリア人でもイタリア系でもない二人が

キャスティングされたことに対し、

多様性や包括性に欠けると激しく批判したのです。

この映画は絶対に見ない

と強い姿勢を貫いています。

実写版は多様性があった?


Amazonより

実写版でマリオとルイージを演じた俳優は

アメリカ人ではありませんでした。

マリオ:ボブ・ホスキンス(イングランド出身)
ルイージ「ジョン・レグイザモ」(コロンビア出身)

こちらもイタリア人でもイタリア系でもありませんが、

多様性はあったということなのでしょう。

「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」でマリオを演じた

イギリスの名優ボブ・ホスキンスは、
2014年に71歳で逝去されました。

ラテン系を入れなかったことを批判


https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a43690055/john-leguizamo-would-consider-super-mario-bros-230425/

本作のキャスティングが発表されると、

全員白人で残念。
実写版は皮膚の色で人種差別しないキャスティングだった。
アニメ映画の脚本をうまくいかせるのは自分しかいない。

などのコメントを発信。

エンタメサイト「TMZ」ではこのような内容を語っています。

・実写版での私は画期的な存在だったのに彼らはそれをやめてしまった
・包括性を台無しにした
・ラテン系のキャラクターを入れることもできたはずだ
・ラテン系は人口の20%を占め有色人種の中で一番多いが、
私たちは過小評価されている

本作だけでなくラテン系への評価が低いことへの怒り、

ラテン系でルイージを演じた自負などが感じられますね。

世界的大ヒット後も批判を続けた


Amazonより

ジョン・レクイザモの批判やボイコットがありながらも、

本作は世界的に大ヒットを記録。

世界中のマリオファンに大絶賛されています。

しかしその批判の姿勢を変えることはありませんでした。

公開後にウェブサイト「インディワイヤー」で語った内容はこちら。

・実写版の監督たちは包括性を実現するため、私を出演させるために一生懸命戦った
・今回、前進するのではなく後退してしまったのは悲しいことで、時代にあっていない
・ヒットしているから良いことにはならない

本作は世界的に空前の大ヒットとなり、

本年度の興行成績1位になるので

とまで言われています。

この成功に対し悔しい気持ちもあるのかもしれませんね。

続編があれば出演を検討する?


https://www.universalpictures.jp/micro/super-mario-bros

ウェブサイト「インディワイヤー」のインタビューでは、

ジョン・レクイザモにこんな質問がありました。

今後アニメ版の続編が作られ、
出演をオファーされたらどうしますか?

これに対してジョン・レクイザモは

(制作者たちが)正しいことに着手し、
より包括的にするなら考える

と答えています。

出演したい気持ちはあるようですね・・。

マリオ映画ボイコットへの世間の反応は?

ジョン・レグイザモへ批判的な声が多い

ジョン・レグザイモの本作への批判は

勇気ある行動のように見えますが、

アメリカ、日本ではネガティブな意見が多いようです。

・ボイコット以前に黒歴史映画のキャストを出すべきではない
・なんで上から目線で言っているんだろう
・仕事を奪われてキレてるように見える

ジョン・レグイザモがルイージを務めた実写版、

「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」は、

50億円の制作費を投じた大作だったにもかかわらす、

北米興行収入2100万ドルという散々な結果でした。

マリオの世界観とはかけ離れた不気味な世界観や、

原作とは異なるストーリーが酷評されたのです。

コアなファンが多い作品でもあるのですが、

やはりネガティブな要素が多い作品と言えるでしょう。

そんな作品の出演俳優が

今回の作品を痛烈批判したため、

賛同する人は少なかったのでしょうね。

アンチ・ウォークという意見もある

ジョン・レグザイモに賛同するという形ではありませんが、

彼の批判と同じように、

本作はアンチ・ウォークだ

という声は多いそうです。

ウォークとは、
社会正義や人種差別問題などに対して意識が高いことを意味する言葉。
アンチ・ウォークは、それらの意識に欠けているという意味。

文春オンラインが伝えたところによると、

・イタリア系のマリオを白人俳優のクリス・プラットが演じている
・アメリカで人口の20%を占めるラテン系がキャスティングされていない

これらに対して疑問の声が上がっているといいます。


https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1490705.html

しかし、
ピーチ姫を演じているアーニャ・テイラー=ジョイは、
祖先がアルゼンチン人で、幼少期にアルゼンチンで暮らしていた
という指摘もあるようです。

ポリコレに屈しなかったと称賛する声もある

一方で、

本作はポリコレに屈しなかった

と称賛する声も上がっています。

ポリコレとは、言語表現、創作物、社会制度などから、あらゆる差別をなくすべきだという考え方のこと。
あらゆる差別を含まない中立的な表現や言葉を用いるべきたという考え方でもあります。

本作はピーチ姫を戦うお姫様として活躍させるなど、

ポリコレを意識した要素もあります。

しかし、

ポリコレを意識しすぎて世界観を壊す

といった失敗はしていないでしょう。

ポリコレは素晴らしい考え方ですが、

映画の面白さを損ねてしまう可能性があることは否めません。

原作がある映画の場合は特に、

多様性や包括性を含めすぎると、

どうしても違和感の多い内容になってしまいます。


https://www.universalpictures.jp/micro/super-mario-bros

本作は、

ポリコレに凝り固まるよりも原作に忠実な面白い映画を作ろう

という姿勢が感じられます。

だから世界中のマリオファンを熱狂させ、

空前の大ヒットとなっているのではないでしょうか。

https://twitter.com/friendchildhood/status/1648597231073894400?s=20
https://twitter.com/hi_rool/status/1649987355053527040?s=20

まとめ

今回はマリオ映画に対するボイコットについて

経緯や世間の反応をまとめてみました。

ボイコットしたのは、

過去の実写版でルイージを演じた

ジョン・レグイザモ。

本作の多様性の欠如を批判しています。

同意見の声もある一方で、

多様性を求めすぎず原作に忠実だから

大ヒットしているのではという意見もありました。

彼のボイコットは

今後の映画の在り方を考える

きっかけの一つになるかもしれませんね。

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