ポリコレと言われる映画まとめ9つ!批判の理由は?良作おすすめも紹介!

最近耳にすることが多いポリコレ映画ですが、

「いまいちわかりにくい」

という方も多いでしょう。

そこで今回の記事では、

・ポリコレと言われる映画一覧
・ポリコレ映画が批判される理由
・ポリコレと言われても良作とされる映画

この3点について調べてみました。

目次

ポリコレと言われる映画まとめ一覧

「私ときどきレッサーパンダ」(2018年)


Amazonより

真面目で頑張りの主人公の女の子。
本当の自分を見失いかけてしまった彼女は、
ある朝巨大なレッサーパンダに変身していました。
本来の自分を探す彼女の奮闘が繰り広げられます。

ディズニー&ピクサーによる話題のアニメ映画でしたが、

主人公の中国系のメガネをかけた地味な女の子が、

ポリコレ要素だと揶揄されました。

中国系の描き方があまり気持ち良いものではなかった

主人公の子に魅力を感じられなかった

などネガティブな意見が多く見られました。

「トイ・ストーリー4」(2019年)


Amazonより

「トイ・ストーリー』シリーズ第4弾。
ボニーの手作りおもちゃのフォーキーは、
自分はゴミだと思ってしまい部屋から逃亡。
フォーキーを追って外の世界に飛び出した、
ウッディたちの冒険を描きます。

この中でポリコレ批判されたのが、

羊飼い人形のボー・ビープです。

3作目には登場しなかったボーの再登場に

喜んだファンは多かったでしょう。

しかし、これまでのイメージとは違う

男に頼らない自立した強い女性へと

変貌遂げたため、

ポリコレを意識しすぎている

人格改造されるなら再登場してほしくなかった

と、ガッカリした方の意見が散見されました。

無理に自立心を取り入れたことで、

「トイストーリー」ならではの

ほっこりした雰囲気がなくなったと感じた方も

多かったようです。

「エターナルズ」(2021年)


Amazonより

7千年にもわたって人類を見守ってきた10人の守護者たちが、
地球滅亡の危機に立ち向かうヒーロー映画。

これまでのヒーロー映画では見られなかったような、

多様性を持ったヒーローたちが登場する本作。

・アジア系
・メキシコ系
・同性愛者
・聴覚障害を持つ者
・子ども

このような多彩なキャラクターに対して、

ポリコレを意識しすぎていて違和感がある

多様性を求めすぎたヒーロー集団

などの批判の声が多く見られました。

「ミラベルと魔法だらけの家」(2021年)


Amazonより

舞台は、南米コロンビアの奥地にある
魔法の力を持つ不思議な家。
この家に暮らす少女たちが、
魔法の家の危機に直面し立ち上がるという
冒険物語です。

歌って踊るミュージカル要素は評判だったのですが、

多様性を取り入れたキャラクターたちに対して、

ポリコレ意識が強すぎるてうんざり

と感じた方も多かったようです。

主人公の女の子は、

・有色人種
・地味
・オタクっぽい
・メガネの女の子

という多様性を感じられるキャラクター。

さらにマッチョすぎるお姉さんにも

違和感を覚えた方が多かったようです。

「ピノキオ」(2022年)


Amazonより

ディズニーアニメ「ピノキオ」(1940年)を、
80年以上の時を越えて実写化した本作。

ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスの

最強タッグによる話題作だったのですが、

ピノキオに命を授ける妖精ブルーフェアリーに対して、

批判が集まりました。

ブロンドの髪と青い目の白人女性のアニメ版に対し、

実写版では黒人のスキンヘッドに。

ブルーフェアリーがポリコレ仕様になっていてガッカリ

ポリコレを意識しすぎている

など批判の声が高まりました。

トム・ハンクス演じる

ゼペットじいさんはイメージ通りだっただけに、

ブルーフェアリーに違和感を覚えた方も多かったようです。

「バズ・ライトイヤー」(2022年)


Amazonより

「トイストーリー」シリーズの
バズ・ライトイヤーの過去を描いたスピンオフ映画。

ポリコレ要素と言われたのは、

バズの相棒でメインキャラのアリーシャが

レズビアンであるという設定。

大人気シリーズのスピンオフということもあり、

人気シリーズにわざわざ同性愛要素を入れる必要はない

LGBTQ+要素を入れるなら新しい作品でやってほしい

という意見が見られました。

子供から大人まで根強いファンが多い

「トイストーリー」のスピンオフということで、

その世界観を壊したほしくなかったという方が多かったようです。

また女性同士のキスシーンがある本作は、

宗教上の理由などから、

中東やアジアの14カ国では

上映禁止という事態になりました。

「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」(2022年)


Amazonより

伝統的な冒険一家が、
奇妙な世界で壮大な冒険を繰り広げるアドベンチャー映画。

ディズニーらしい映像やアクションが素晴らしい

と言われる一方で、

ポリコレ祭りみたい

魅力的なキャラクターがいなかった…

ディズニーのポリコレ配慮がひどい

と、批判を受けることに。

メインのキャラクターは、

・白人の夫と黒人の妻
・ゲイの息子
・障害持ちの犬
・アジア人女性の大統領

このようにマイノリティばかり。

そして、

このようなマイノリティ設定にする必然性が

見えにくかったことが批判に繋がったようです。

「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」(2022年)


Amazonより

人気ゲーム「バイオハザード」を、
新たなキャストで映画化した作品。
映画「バイオハザード」シリーズのリブート作品でもあります。

本作でポリコレ要素とされたがの、

オリジナルで白人だったキャラクターが、

・ジルが黒人ハーフの女優
・レオンがインド系カナダ人の俳優

このように非白人化されたこと。

この改変が面白かったという意見も見られましたが、

オリジナルに忠実であってほしかった

という方も多かったようです。

「リトルマーメイド」(2023年)


https://people.com/movies/halle-bailey-reveals-first-little-mermaid-poster/

1989年公開のアニメ版「リトルマーメイド」を
実写化した2023年の話題作。

アリエルを黒人女優の

ハリー・ベイリーが演じることが決定すると、

多くの黒人の子供たちが歓喜する一方で、

私の知っているアリエルじゃない

と批判の声が殺到。

しかし圧倒な歌唱力を持つハリーに対して、

期待の声も多く挙がっています。

https://twitter.com/hatsume1122/status/1568731144103002112?s=20

ポリコレと言われる映画の批判の理由は?

ポリコレの影響で不自然なストーリーになってしまう

ポリコレ配慮がある映画はどうして批判されるのでしょうか。

ポリコレとは
「ポリティカル・コレクトネス(political correctness)」の略で、
直訳すると「政治的な正しさ」です。
特定のグループに対して差別的な意味や誤解を含まないように、
政治的、社会的に中立な表現をすることを指します。

一つの理由は、

ポリコレ配慮をすると、

ストーリーが歪められてしまうことがあるからです。

無理やりポリコレ要素を入れようとした

と感じてしまうと冷める方は多いようです。

物語や設定の中に、

自然とポリコレ配慮が入っているのであれば、

良いということですね。

差別に対するメッセージ性が強くなっているから

過剰なポリコレ配慮が含まれてしまうと、

物語の軸になるメッセージよりも、

差別に対するメッセージのほうが強くなってしまう傾向にあります。

これもポリコレが疎まれる要因と言えるでしょう。

ポリコレ要素があると、

物語に没頭できなくなる

世界観が無視されてしまう

という意見が多いです。

このように、

ポリコレと言われる映画が批判される理由は、

そのやり方が上手くいっていない

ということなのでしょう。

反対に、

ポリコレ要素を上手く取り入れたことで、

良作とされている作品もあります。

次の章でご紹介しましょう。

ポリコレと言われる映画には良作おすすめも

「グレイテスト・ショーマン」(2018年)


Amazonより

「地上でもっとも偉大なショーマン」と言われた
19世紀のエンターテイナー、P・T・バーナム。
彼の半生を描いたミュージカル映画です。

彼のショーに登場するのは、

・人種的に差別されてきた者たち
・外見や障害によって迫害されてきた者たち

これを無理やりなポリコレ要素とする声もあります。

しかしそれ以上に、

差別、迫害されてきた人たちの戦いの物語がテーマだから
ポリコレの違和感はない

このような意見が見られました。

ポリコレ要素を無理やり入れるのではなく、

差別や偏見を真っ向から描いた作品なので、

好感が持てるという方が多かったようです。

また、

ポリコレ要素が気になりつつも、

それ以上に素晴らしい音楽と映像に魅せられた

という意見も目立ちました。

「スパイダーバース」(2018年)


Amazonより

異なる次元で活躍していたスパイダーマンたちが集結。
主人公の黒人の高校生マイルズは、
ピーター・パーカーの指導のもと成長していきます。

白人のスパイダーマンを黒人に改変した本作ですが、

むしろ今までと違うスパイダーマンが面白かった

ポリコレ要素は感じたけれど、それ以上にストーリーが楽しめた

このように好意的な意見が目立ちました。

・黒人であることが不自然ではない設定
・黒人であるほうが面白いストーリー展開

このように巧く作られた作品だったことが、

高評価に繋がったようです。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(2023年)


https://www.universalpictures.jp/micro/super-mario-bros

日本が誇るスーパーマリオを
ルミネーションが映画化した2023年大ヒット作。

世界中で大絶賛された本作ですが、

ピーチ姫の描き方についてポリコレ配慮を感じる

という意見も挙がっていました。

ゲームの中では助けを待つだけのピーチ姫ですが、

映画では囚われたルイージを助けるために

勇ましく戦う姿を見せます。

しかしこの改変については、

新たなピーチ姫の魅力が見れた

ピーチがかっこよかった

と好意的な意見が多く見られました。

ピーチのイメージが変えられてしまった

ではなく、

新たな魅力がプラスされた

と感じた方が多かったようですね。

多様性に欠けたという意見もある

また一方でこの作品は、

声を演じる俳優が白人ばかり

ということで多様性に欠けるという意見もあるそうです。

まとめ

今回は、ポリコレと言われ批判されている映画と、

ポリコレと言われても評価の高い映画

について調べてみました。

ポリコレ要素以外の部分(ストーリー性、音楽、映像など)

が素晴らしければ、

作品全体として高評価を得ていることがわかりました。

これからどんなポリコレ映画が誕生するのか、

注目していきたいですね。

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