「ホーム・アローン」で大ブレイクしたマコーレー・カルキン。
世界一有名な子役としてギネス認定されるなど、
絶大な人気を誇りました。
しかし一方で金銭トラブルや薬物中毒など、
波乱万丈な人生を送ったことでも知られています。
この記事では、
そんなマコーレー・カルキンの経歴や私生活についてまとめています。
マコーレー・カルキンの経歴・プロフィール
俳優一家に生まれる
生年月日:1980年8月26日
年齢:43歳(2023年11月現在)
出生地:アメリカ合衆国ニューヨーク州
7人兄弟(5男2女)の次男(第3子)として誕生したマコーレー。
父親は舞台俳優のキット・カルキン。
叔母は女優のボニー・ベデリアという俳優一家。
弟の、
- キーラン・カルキン
- ロリー・カルキン
も俳優です。
マコーレーの両親は正式には結婚しておらず、
パートナーとして7人の子供をもうけています。
経済的に苦しかった一家は、
7人で寝室1つのアパート暮らしだったそうです。
7歳で映画デビュー
4歳から子役としてキャリアをスタートさせたマコーレー。
7歳で映画デビューし、
その後もコンスタントに映画出演を重ねます。
10歳で「ホーム・アローン」が大ヒット
1990年、10歳の時に「ホーム・アローン」で主演に抜擢。
マコーレー演じる主人公ケビンが繰り広げる
笑いと感動のホームコメディは、世界中で大ヒット。
興行収入は全世界で4億7,668万ドルを突破。
「ゴースト ニューヨークの幻」を抑え、
この年の興行収入第1位に。
日本でも興行収入約34億円の大ヒットとなりました。
世界一有名な子役に
この作品でマコーレーは、
世界一有名な子役としてギネス認定されるなど、
一躍スターダムを駆けあがることになります。
可愛らしさだけでなく演技力も兼ね備えたマコーレーは、
その後も数多くの作品で実力を発揮。
- 「オンリー・ザ・ロンリー」(1991年)※11歳
- 「マイ・ガール」(1991年)※11歳
- 「ホーム・アローン2」(1992年)※12歳
- 「危険な遊び」(1993年)※13歳
- 「くるみ割り人形」(1993年)※13歳
- 「ゲッティング・イーブン」(1993年)※13歳
これらの作品で様々な役を巧み演じ、
天才子役ぶりを見せつけます。
14歳で約9億円のギャラを獲得
子役として大躍進するマコーレー。
その高額のギャラにも注目が集まりました。
「ホーム・アローン」:10万ドル(1000万円)
「マイ・ガール」:100万ドル(1億1300万円)
「ホーム・アローン2」:450万ドル(5億1000万円)
このようにギャラが跳ね上がり続け、
14歳で演じた「リッチー・リッチ」では、
当時の子役史上最高額の800万ドル(約9億1500円)を獲得。
14歳にしてアメリカンドリームを叶えたのでした。
ところがこの成功によって、
彼の人生は狂い始めてしまいます。
一気にオファーが減少する
世界一有名な子役となったマコーレーですが、
14歳以降、一気にオファーが減少。
その理由は、
マネージャーを務めていた父親だったと言われています。
父のキット・カルキンは、
マコーレーの仕事を全て仕切り、
その態度はとても横柄だったといいます。
配役やギャラ交渉など全てに口出しをするキットは、
しだいに業界から疎まれる存在になっていきました。
子役としても寿命だった?
子役として一世を風靡したマコーレーでしたが、
10代半ばになる頃には、
徐々に子役としての魅力が半減。
- レオナルド・ディカプリオ
- ブラッド・ピット
などのイケメン若手俳優が現れる中、
マコーレー人気に陰りが出始めました。
父親の態度の悪さも重なり、
仕事が激減してしまったようです。
親の親権争い騒動に巻き込まれる
マコーレーを苦しめることになった大きなきっかけは、
1995年の両親の破局でした。
もともと両親は結婚していなかったのですが、
子どもたちの親権を巡って裁判を起こしたのです。
しかしメディは、
裁判の焦点は親権ではなくマコーレーが稼いだ1,700万ドル(19億円)
と報じ大騒動になります。
「ホーム・アローン」の監督クリス・コロンバスは、
どちらがこの子を育てたいかで争うなら理解できる。
しかし、両親はどちらがこの子の稼ぎを取り続けるのかで争っている。
自分が子供の立場だったら、とても悲しいだろう。
とコメントを残しています。
最終的に裁判所によって
・母親が子供の親権を得る
・マコーレーの財産はマコーレーの会計士によって管理される
このような内容が下されました。
父親の虐待があった?
両親の泥沼裁判により露呈した
マコーレーの家庭環境の悪さ。
実は父親キットはマネージャーとして強欲だっただけでなく、
家庭でもひどい態度だったそうです。
2018年にポッドキャスト「WTF」にゲスト出演したマコーレーは、
売れない役者だった父はとにかく極悪人。
精神的にも肉体的にも虐待を受けた。
父親の暴力の痕が体に残っているよ。
などと語りました。
いい演技をしなければ殴るぞ
などの脅しを受けることもあったそうです。
映画の中で見せる可愛らしい表情の裏側には、
そんな壮絶な体験があったとは心が痛みますね。
僕に嫉妬し、僕のことが大嫌いだったと思う。
父が人生でやろうとしていた全てのことを、
僕は10歳になる前にやってしまった。
だから妬まれた。
と、当時の父親の心境を分析していました。
16歳で俳優活動を休止
マコーレーは16歳で俳優活動を休止しています。
・1994年(14歳)「リッチー・リッチー」で破格のギャラを獲得
・1995年(15歳)両親が破局し、泥沼裁判が勃発
・1996年(16歳)「裁判が解決するまで仕事はしない」と俳優休業宣言
・1997年(17歳)両親の裁判が解決
このような流れがありました。
両親の争いごとに巻き込まれる形で、
俳優を辞めることになったのです。
しかしマコーレーは
2018年にポッドキャスト「WTF」にゲスト出演した際、
業界から離れられたから離婚は最高の出来事だった
とコメントし、
両親にも仕事にもうんさりしていたことを明かしています。
17歳で結婚、22歳で離婚
俳優休業後は、子役のための高校に入学。
そこで出会った女優レイチェル・マイナーと交際、
1998年17歳の時に結婚し世間を驚かせました。
しかしその後2000年に離婚しています。
レイチェルは、
- 映画「BULLY ブリー」(2001年)
- ドラマ「スーパーナチュラル」(2009年~2013年)
で知られる女優さんで、
多数の海外ドラマにもゲスト出演しています。
24歳の時にマリファナ所持で逮捕
2004年、24歳の時に規制薬物とマリファナ所持で逮捕。
友人の運転する車に乗っていたマコーレーは、
スピード違反で警察官に車を止められた時に、
規制薬物とマリファナを所持しているのが見つかり、
オクラホマの刑務所に拘留されたそうです。
しかし1時間後には、
保釈金4000ドル(約44万円)を支払い保釈されています。
ヘロイン中毒で死亡説が拡散
2003年に映画「パーティ★モンスター Party Monster」で、
本格的に俳優復帰したマコーレー。
The Pizza Undergroundというバンドを組み音楽活動もしていましたが、
どちらもパッとしない状況が続いていました。
そんな中2012年ゴシップ誌 National Enquireが報じたのが、
重度のヘロイン中毒で余命半年。
という内容でした。
マコーレーはその年の2月にも
激やせした姿がパパラッチされ、
重病説が浮上していました。
しかしどちらの報道についても、
マコーレーの代理人がキッパリと否定しています。
2014年にも死亡説が拡散
2014年11月には、
マコーレー・カルキン、34歳で死亡
複数の情報筋によると、マコーレーは自宅マンションにて死亡
警察が家族の依頼で様子を見に現場を訪れ、遺体を発見
このようなフェイクニュースが流れ大混乱となります。
この騒動を収めるために、
マコーレー・カルキン本人がSNSに、
ツアー中なんだよ、愚か者たちめ
のコメントとバンドの写真を投稿。
さらに2枚目では死んだふりをするマコーレーの姿がありました。
マコーレー・カルキンの現在は?
アジア系女優ブレンダ・ソングと結婚
マコーレーは2017年、
映画「Changeland」の共演がきっかけで、
7歳年下の女優のブレンダ・ソングと交際を開始しています。
母親がタイ人で父親がミャオ族のアジア系アメリカ人です。
彼女も子役としてキャリアをスタートさせており、
多数の映画やドラマに出演しています。
マコーレーはブレンダとのプライベートを大事にしており、
私生活についてあまり公表していませんが、
2022年1月26日にピープル誌が、
マコーレーとブレンダが結婚したことを報じました。
第2子育児中!
マコーレーとブレンダに間には、
二人のお子さんがいます。
- 2021年に第一子
- 2022年に第二子
が誕生したことが報じられました。
ブレンダは子育てについてThe Cutのインタビューで、
彼と私はなんでも自分でやるタイプなの
と明かしていました。
マコーレーは子供の誕生をとても喜んでいて、
子育てを楽しんでいるといいます。
こちらは第一子を抱いているマコーレー。
マコーレーの子役時代を彷彿とさせる可愛らしさですね。
現在、俳優業は全盛期のような活躍はありませんが、
プライベートはとても充実しているようですね。
まとめ
今回はマコーレー・カルキンの経歴についてまとめました。
世界一有名な子役として活躍したマコーレーでしたが、
その裏には波乱万丈な人生がありました。
俳優として、パパとして、
今後の動きにも注目していきたいと思います。