Netflixグッドナースは実話!モデルはチャールズ・カレン!40人の患者が被害!

Netflixで話題の「グッドナース」は

実話を基にしたサスペンス映画です。

元ネタは、400人以上の殺人にかかわったとされる

史上最悪のシリアルキラー・チャールズによる実話事件です。

今回は「グッドナース」の実話や犯人に迫りたいと思います。

目次

「グッドナース」原作の犯人チャールズ・カレンとはどんな人物か

チャールズ・カレンの生い立ち

チャールズ・カレンは、ニュージャージー州ウェストオレンジで労働者階級の家の

8人きょうだいの末っ子として生まれました。

約60歳だったという父はチャーリーが7ヶ月の時に死亡。

母親も彼が高校1年生の時に、妹も巻きみ自動車事故で亡くなっています。

貧しいうえに、子供の頃からいじめられていたチャールズ。

姉と姉のボーイフレンドからもひどいいじめを受けていたそうです。

9歳の時に化学物質を飲んで自殺未遂をおこします。

その後チャーリーは、生涯の中で20回以上も自殺を図ったそうです。

母親の死により高校を中退せざるを得なくなったチャーリーはアメリカ海軍に入隊。

しかしまたしてもいじめにあい、自殺を図るなど問題行動を起こし、

海軍の精神科病棟に入院しますが、その後、除隊しました。

除隊後はニュージャージー州モントクレアのマウンテンサイド病院看護学校に入学、卒業を経て、

セント・バルナバ医療センターの火傷チームで働きはじめました。

この頃にエイドリアン・バウムと出会い結婚、2人の娘も誕生。

しかし、妻エイドリアンは、

チャールズが犬を虐待するなど不審な行動に不安を抱き始めていたといいます。

16年間で数百人を殺害

https://www.infobae.com/jp/2022/04/10/the-truculent-crime-saga-of-charles-cullen-the-nurse-who-killed-more-than-300-people-and-will-arrive-on-netflix/

その後、チャールズは16年間看護師として病院を転々とし、

数百人の患者を殺害します。

セント・バルナバ医療センターでの殺人

チャールズは、1988年6月11日に、

セントバーナバス病院で最初の殺人を犯したといいます。

・患者に致命的な過量の静脈内投与して殺害
・インスリン過剰投与で数人の患者を殺害
・数十人の患者がチャールズによって死亡した

このような事実が明らかになりました。

不審な死が続き、病院が点滴袋にインスリンを混入させたのか調査し始めると、

チャールズは1992年1月に病院を去りました。

ウォーレン病院での殺人

セントバーナバスの病院を辞めた後、

1992年2月から、フィリップスバーグのウォーレン病院で働き始めます。

・心臓薬ジゴキシンの過剰投与で高齢女性3人を殺害

犠牲者の1人は、

男の看護師が眠っている時に注射に来る

と言っていたのですが、家族も病院側も聞き流していたといいます。

妻と離婚し精神的不安定になる

チャールズの殺害がパターン化する中、1993年には妻エイドリアンと離婚。

エイドリアンは離婚訴訟で、チャールズの暴力性を明らかにしました。

1993年3月、同僚の家に不法侵入やストーキングをし逮捕されます。

その後、精神施設でうつ病の治療を受けますが、何度も自殺未遂をおこました。

1993年9月には、自然死とされた91歳の癌患者の遺族が、

チャールズの注射により死亡したのではないかと疑います。

チャールズ他数人の看護師とともに嘘発見器にかけられるも、

検査をパスし、そのまま1994年に春まで働き続けました。

ハンタードン医療センターでの殺人

チャールズは、フレミントンハンタードン医療センターの集中治療室・心臓治療室で3年間勤務しました。

1996年1月~9月の期間に、

・ジゴキシンを用いて5人の患者を殺害

ということを認めています。

その後、モリスタウン記念病院に転職するもすぐに解雇。

失業し、うつ病治療のため再度、精神施設に入院しました。

リバティ看護・リハビリテーションセンターでの殺人

退院後、1998年2月には、ペンシルベニア州アレンタウンにあるリバティ看護・リハビリテーションセンターに就職。

ここでも患者の死に関与するも、別の看護師の責任とされました。

イーストン病院での殺人

1998年11月から1999年3月まではペンシルベニア州イーストンのイーストン病院で勤務したチャーリー。

・ジゴキシンを用いて患者を殺害

このような犯行を認めています。

病院側は不審な点を暴きながらも、チャールズに結びつける証拠は見つけられなかったといいます。

リーハイバレー病院での殺人

1999年3月には、アレンタウンのリーハイバレー病院の熱傷部門で働き始めるチャーリー。

1人の患者を殺人

別の患者を殺害を試みていた

このような犯行を認めています。

セントルーク病院での殺人

犯行の翌月には、リーハイバレー病院を辞めて、

ベツレヘムのセントルーク病院の心臓治療室へ移ります。

この病院では、

・少なくとも5人の患者を殺害
・2人の患者の殺害未遂

があったといいます。

この病院では、同僚がチャールズに患者殺人の疑念を抱き、リーハイ郡地区検事に警告しています。

しかし捜査官は証拠不十分として調査を打ち切ったそうです。

サマーセットメディカルセンターでの殺人

2002年9月、ニュージャージー州サマービルにある

サマーセットメディカルセンターの救急医療室に勤務します。

ここでは、

約13人の患者を殺害

その他の患者にも殺人未遂

を犯したことがわかっている。

病院側はチャーリーの不審な動きを明らかにしました。

担当ではない患者の病室を訪れていることや、

薬品の扱いに不審な点があることがわかったのです。

しかし、病院は警察への連絡が遅れたことから、その間に

・5人の患者を殺害

・1人の患者の未遂

をおこしています。

しかし、2003年10月に1人の患者がチャーリーにより殺害された時、

病院ついに警察に通報。

この患者が、チャーリーの最後の犠牲者となったのです。

警察は8月の時点でチャーリーによる過剰投与事件の通報をしなかったことで病院を非難しました

2003年10月31日、病院は「履歴書に嘘を書いた」という表向きの理由でチャーリーを解雇しました。

同僚エイミーの協力により逮捕

チャーリーの同僚看護師エイミーは、

カレンが患者の死に関わっているという疑惑を持ち、警察に警告。

警察の捜査に協力し、盗聴器を付けてチャーリーから殺人に関する情報を引き出しました。

警察はこの録音内容をもとに逮捕したのでした。

16年間に40人近くの患者殺人を告白

https://www.infobae.com/jp/2022/04/10/the-truculent-crime-saga-of-charles-cullen-the-nurse-who-killed-more-than-300-people-and-will-arrive-on-netflix/

逮捕されたチャーリーは、看護師として働いた16年間の間に、

40人近くの患者を殺害したと告白。

ニュージャージー州で18回分の終身刑を宣告されました。

しかし、警察、精神科医などによると、実際にはさらに多くの患者の死にかかっており、

犠牲者は400人を超える可能性があるとしています。

患者の苦しみを終わらせるために過量投与をした

患者を救った

と主張しました。

しかし、犠牲者の中には末期患者ではなく

回復の見込みがある患者もいました。

また、

何人殺したのか
どうして、その患者を選んで殺害したのか

思い出せない精神状態でもありました。

映画の中で描かれたように、やはりチャールズの心境は誰にもわからないでしょう。

チャールズは現在、終身刑でペンシルベニア州の刑務所収監されています。

Netflix映画「グッドナース」は実話が元ネタ

史上最悪のシリアルキラーの事件を描く

https://www.goodnurse-jp.com/

Netflix映画「グッドナース」は実話をもとにしたサスペンス作品です。

映画の原作となっているのは、チャールズ・グレーバーの著書「The Good Nurse」。

1980年代~1990年代に薬物大量投与により数百人もの患者を殺害した

シリアルキラー、チャールズ・カレンの事件を描いたものです。

いったいどんな内容なのでしょうか。

映画のあらすじを見ていきましょう。

あらすじ(ネタバレなし)

https://netofuli.com/news-290/

パークフィールド記念病院の夜勤専門の看護師エイミー(ジェシカ・チャステイン)は、

心筋症の持病を抱えながら2人の娘を育てるシングルマザー。

慢性的な看護師不足により激務に追われていました。

そんなある日、チャーリー(エディ・レッドメイン)という看護師が配属されます。

2人はすぐに親しくなり、チャーリーはエイミーの良き理解者になります。

そんな中、エイミーが担当するアナという老女の患者が突然死亡します。

回復途中だったはずなのに、突然急変したことにショックを受けるエイミー。

アナは不審死とされますが、7週間後になってやっと警察に通知され、

ブラウンとボールドウィン刑事が調査を開始します。

あらすじ(ネタバレあり)

https://www.goodnurse-jp.com/

ブラウン刑事はチャーリーが

過去に住居侵入罪で逮捕された過去を突き止めます。

チャーリーの過去に不信感をもったエイミーは

元同僚で、チャーリーとも働いたことがあるロリから、

チャーリーについて聞き出します。

ロリは、

チャーリーには薬の過剰投与で患者を殺した噂があったと話します。

生理食塩水のパックにインスリンが混入されていたというのです。

さらに、チャーリーが辞めてから、患者が急死することが激減したといいます。

この話を聞いたエイミーは、病院に戻り生理食塩水のパックを確認します。

そして、注射針で空けたと思われる小さな穴を発見するのでした。

エイミーはブラウン刑事にすべてを話し捜査に協力。

チャーリーを追い詰めていきます。

最終的にチャーリーは逮捕されるのですが、

犯行を繰り返した理由について、最後まで明かされることはありませんでした。


「グッドナース」の実話ならではの怖さ

得体の知れない犯人

https://www.goodnurse-jp.com/

チャーリーは数百人もの患者の命を奪ったシリアルキラーです。

しかし、これだけのインパクトのあるキャラクターであるにもかかわらず、

どんな人物なのかあまり多くは語られていません。

殺人の動機も、最後まで明らかにされませんでした。

犯人の残虐性を過剰に強調したり、

「壮絶な生い立ちにより殺人鬼になった」などの、

お決まりの描かれ方はありません。

これがとても恐ろしく感じました。

普通の人とはかけ離れた残虐性があったり、

壮絶な生い立ちなどが描かれていれば、

「殺人キャラ」として納得して見ることができます。

しかしチャーリーは最後まで絶妙につかみどころがなく、

それが何とも言えない恐ろしさを感じさせました。

実在の犯人を忠実に描いていた

https://www.goodnurse-jp.com/

チャーリーをわかりやすい殺人鬼として描かなかった理由は、

チャールズ・カレンという実在の人物を、

より「ありのまま」に描こうしたからではないでしょうか。

チャーリーを演じたエディ・レッドメインは雑誌のインタビューの中で

脚本を読んだ後、原作も読んでチャーリーの詳しい生い立ちを知ったけれど、
どの要素も彼がなぜあんなことをしたのか、十分に説明づけるものはなかった。

と語っていました。

チャールズ・カレンは逮捕後も、殺人の明確な動機は明かしていません。

そんな謎の多いチャールズ・カレンの恐ろしさが、

とても伝わってくる映画でした。

病院の闇を描いている

この作品は、病院の闇を描いた映画とも言えるでしょう。

チャーリーの人格を掘り下げて描かなかった理由は、

これも一因だったのかもしれません。

数百人もの患者の命が奪われたのは、

もちろんチャーリーが、薬物大量投与などにより殺害したからです。

しかし、これを防げなかった病院側にも大きな問題があったと言えます。

劇中で、殺人を繰り返した理由を聞かれたチャーリーは

誰も止めなかったから

と答えます。これはゾッとする一言でした。

これだけの殺人を犯し、疑わしい行動があったにもかかわらず、

複数の病院で働き続けられたのはどうしてだったでしょうか。

それは、

・全国的に看護師が不足していた
・疑わしい行動をする医療従事者について通報する義務がなかった
・最も悪質なケース以外の不審死の報告は義務付けられていなかった

このようなことが大きな理由だったとされています。

また、病院側は訴訟を起こされる可能性を恐れて、

元従業員に対して悪い内容を書くことはしなかったといいます。

だから、問題ありの看護師チャーリーでも、

次から次へと新たな職場で働くことができたのでしょう。

実際にあり得そうな恐ろしさがあった

https://ttcg.jp/movie/0918300.html

このような病院の隠蔽は、映画やドラマでよく描かれるネタです。

フィクションであれば、エンターテインメントとして楽しむことができます。

しかし、「グッドナース」は実話であり、

今回描かれた病院の不祥事とも言える数々の出来事はすべて実際に起こったことです。

この事実を見せられてしまうと、

もう病院には恐くていけない…

と思う方がいるかもしれません。

実際に身近な病院でも起きるのではないかと思わせるような内容でした。



まとめ

いかがでしたでしょうか。

映画「グッドナース」の実話の範囲は

400人もの患者の死にかかわったシリアルキラー

であることがわかりました。

その恐ろしさを体験できる興味深い映画でした。

おすすめの作品です。

Netflixグッドナースは実話!モデルはチャールズ・カレン!40人の患者が被害!

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