2023年7月に上映開始され、日本では8月11日に公開される「バービー」。
公開されたバービーのシーンに関係のないシーンがネット上に広がってしまい
日本が経験した原爆のシーンと似ているというのです。
バービー映画で原爆画像が炎上した流れ
バービーとオッペンハイマーの公開日が同じだった
こちらは『Oppenheimer(オッペンハイマー)』という「原爆の父」と言われた人物の伝記です。
2023年7月21日に公開されました。
内容は、アメリカ陸軍による原子爆弾開発計画「マンハッタン・プロジェクト」のリーダーを務めた
物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描くものです。
そのオッペンハイマーとバービーの公開日が一緒であり、
そのことにちなんでアメリカでは様々な画像や発言がSNSで流行してしまいます。
バービーとオッペンハイマーの合同ハッシュタグ・画像がSNSで蔓延
上の画像のように、原爆とバービーと異なる世界観を面白おかしく加工した画像が
多くTwitter上に出回る事態となりました。
タイトルを組み合わせた
「バーベンハイマー(Barbenheimer)」という造語が生まれるなど、社会現象化していました。
「バービー」の登場人物であるバービー(マーゴット・ロビー)やケン(ライアン・ゴズリング)の後ろで、
ピンク色のキノコ雲が立ち上がっていたり、
大爆発が起きていたりする画像など、ネットミームや二次創作が多数投稿されていました。
バービー映画の公式サイトがコラ画像に乗っかる
オッペンハイマーとバービーとを掛けてbarbenheimer (バーベンハイマー)とハッシュタグができました。
これは日米同盟の重要性が叫ばれる昨今にあっても、越えてはならない一線を明白に越えていると思う。広島G7サミットで各国首脳に見てもらったものは何だったの? #NoBarbenheimer
当初#barbenheimer のハッシュタグ自体は元々
2つの作品同時公開楽しみだな
というノリだったという見方もできますが、公式がこれに乗っかってしまったので
更に炎上するきっかけとなりました。
アメリカで日本の原爆映像が話題にならない理由
オッペンハイマーはあくまでも原爆より人物中心の映画になっています。
それは、現在のアメリカでは、広島の悲惨な映像を公開することや、
あるいは首脳が見ることは一種のタブーになっているからです。
そうした行動自体が「アメリカにとっての謝罪行為」であり、
国家への反逆だという言い方で批判される危険があるからだそうです。
バービーの日本配給会社が遺憾の意を示す
一方で、このムーブメントは起因したファンのSNS投稿に対し行われた、映画『バービー』のアメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を深く受け止め、アメリカに然るべき対応を求めています」続け、「この配慮に欠けた一連の反応について、不快な思いをされた方々には、お詫び申し上げます
日本の配給会社は関わってはいるものの、
このような声明を出すことになるとは残念ですね。
バーベンハイマーに関する海外の反応まとめ
アメリカの反応
調べていくと、反対意見よりもジョークを発言している内容の方が「いいね!」を集め
トレンドに載っていることがわかりました。
短時間で五十ほどこのハッシュタグを検索しましたが、
日本に対しての振る舞いといった倫理観を出す意見は少ない印象です。
バーベンハイマーのことを父に説明した。
父は、フォトショップでキノコ雲を彼女の髪として加工したらどうなるかと提案した。
もしかしたらそれが流行るかもしれない!(@alex_icon)
ごめんなさい、すべてグーグル翻訳してください
日本人は忍耐強いです。
ファンのいたずらは許容範囲です。しかし、公式および企業のいたずらは容認されません。
日本の反応
日本のTwitterは非常に憤慨している声も多く、
翻訳して英語で抗議する文章を載せている人も多くいました。
また、同じことされたらどう思う?という画像も複数見かけられます。
まとめ
2023年7月に上映開始され、日本では8月11日に公開される「バービー」。
同時期に上映していたOppenheimer(オッペンハイマー)の原爆の内容を思わせるような、
その2つの映画をもじってコラ画像までできてしまうなど
様々な角度から炎上しました。
今後アメリカの国民がどんな見解や意見を示すのか注目ですね。