アンソニー・ホプキンスの経歴・プロフィール!天才と言われる理由やアスペルガーの克服!

天才と言われる演技力を持つアンソニー・ホプキンス。

83歳でアカデミー賞主演男優賞を受賞し話題になりました。

この記事ではそんなアンソニー・ホプキンスの経歴をまとめています。

天才と言われる理由からアスペルガーを克服したエピソードなど、

気になる情報を集めました。

目次

アンソニー・ホプキンスの経歴・プロフィール

17歳で俳優を志望


https://twitter.com/Missy0786/status/1217871816045162496/photo/1

生年月日:1937年12月31日
年齢:85歳(2023年11月現在)
出生地:ウェールズ ポート・タルボット

パン職人の父親の一人息子として誕生。

絵を描きたりピアノを弾くのは好きでしたが、

勉強も運動も得意ではなく、

いじめられっ子だったといいます。

そんなアンソニーが俳優を志すことになったのは17歳の時。

地元出身の人気俳優リチャード・バートンにサインをもらった時、

俳優になりたいと思ったそうです

そしてその後すぐに英国ウェールズ音楽演劇大学に入学。

卒業後に2年間兵役につきますが、

除隊後はロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アート入学。

演技の勉強をしながら、

舞台俳優のキャリアをスタートさせています。

映画デビュー後から実力を発揮


https://www.imdb.com/media/rm1596919040/tt0063227

舞台俳優としてキャリアを積んだ後、

1968年、31歳の時に映画界に進出します。

デビュー作はイギリス映画「冬のライオン」。

「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール、

キャサリン・ヘプバーンという2大スター相手に、

存在感のある堂々とした演技を披露したアンソニーは、

デビュー作にして英アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされます

その後も、

「遠すぎた橋」(1976年)
「マジック」(1978年)
「エレファント・マン」(1980年)
「チャリング・クロス街84番地」(1986年)

などのアメリカ映画、イギリス映画で活躍。

実力派俳優として知られるようになります。

「羊たちの沈黙」の怪演が天才的と大絶賛される


https://eiga.com/movie/25151/

アンソニー・ホプキンスの大きな転機となった作品は、

日本でも大ヒットした「羊たちの沈黙」(1991年)です。

連続殺人事件を追う女性FBI訓練生クラリスと、

彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医レクター。

二人の奇妙な交流を描いたサイコスリラーです。

天才でありながら殺人者という、

知的さと狂気を備えた難役を見事に演じ切りました。


https://twitter.com/Missy0786/status/1217871816045162496/photo/2

この作品は世界中で大ヒットを記録し、

アカデミー賞では作品賞を含む主要5部門を独占。

アンソニーも天才的な演技だったと絶賛され、

主演男優賞を受賞しています。

レクター博士はアンソニーの当たり役となり、

「ハンニバル」(2000年)
「レッド・ドラゴン」2002年)

でもレクター博士を再演しています。

幅広い作品に出演


https://ameblo.jp/jully1958/entry-12296479014.html

「羊たちの沈黙」のレクター博士で強烈な演技を見せたアンソニーですが、

その後は幅広いジャンルの作品に出演し、

様々な役を演じています。

「日の名残り」(1993年):文芸作品
「アミスタッド」(1997年):スピルバーグ監督の歴史大作
「ジョー・ブラックをよろしく」(1998年):ブラピ主演のラブストーリー
「タイタス」(1999年):シェイクスピアの愛憎劇
「M:I-2」(2000年):トム・クルーズの大ヒットシリーズ
「世界最速のインディアン」(2005年):伝記ドラマ
「トランスフォーマー/最後の騎士王」(2017年):ハリウッド娯楽超大作

このようにちょっと代表作を挙げてみただけでも、

文芸作品からハリウッド娯楽超大作まで

どんなジャンルもこなしています。

仕事選びの基準が適当?

アンソニーは仕事選びの基準について

「オファーがくるから出るだけ」と答えています。

実際のところはわかりませんが、

マイペースで作品選びをしているようです。

気に入った脚本や役であれば、

ジャンルにこだわらずオファーを受けているのかもしれませんね。

このフットワークの軽さも彼の魅力と言えるでしょう。

天才的な役作り


https://www.skyperfectv.co.jp/program/st/eiganosora/article/detail.php?k=thesilenceofthelambs

アンソニーが天才と言われる理由は、

天才的な役作りにあります。

アンソニーの持論は、

演技というものは絵空事であって、その要素はすべてシナリオの中にある

というもの。

シナリオ(台本)を徹底的に暗記し理解することがもっとも大事。
だから撮影の時には、きわめて自然な演技ができる。
役になりきっているような超越した演技ができる。
過剰な役作りは必要ない。

このように考えているといいます。

デ・ニーロのメソッド演技法を批判


https://www.buzzfeed.com/juliacorrigan/pacino-de-niro-viral-hotness-poll

アンソニーが俳優のキャリアをスタートさせた1960年代は、

完全にその人格になりきる演技法「メソッド演技」が流行りでした。

ロバート・デ・ニーロが有名で、

心身ともに役と一体化していました。

アンソニーの役作りは、

そんなメソッド演技とは真逆。

デ・ニーロたちのアプローチを批判し

「馬鹿げている」と言ったことは有名です。

アンソニーは町山智浩さんのインタビューの中で、

役について分析したり、シーンの意味について監督に質問したり、
若いうちはそうしたがる。
しかし、あまり役の感情を深掘りしすぎるとくどい演技になってしまう。

と語っていました。

過度な役作りをしなくても、

台本がしっかり頭に入っていれば最高の演技ができる。

アンソニーのこの役作りは、

天才的な演技力があるからできるのでしょう。

メソッド演技法はメリル・ストリープも取り入れています。

アンソニー・ホプキンスの現在は?

アスペルガー克服をカミングアウト

アンソニーは2017年に、

アスペルガー症候群と診断されたことを公表しました。

アスペルガー症候群は発達障害の1つで、
コミュニケーション能力や社会性、想像力などに困難を抱え、対人関係がうまくいきづらい特徴があります。
「変わり者」と思われている方が多い一方で、学業成績はよく、大企業に勤めている方も少なくありません。

アンソニーは診断を受けたことについて、

アスペルガーだと告げられた時、私は全く信じられませんでした。
身体のどこにも異常を感じていなかったからです。
それに、私はたまたま俳優という仕事を生業にしているだけで、
それ以外はなんら他の人たちと変わりありません。

と語っています。

しかし、

・いつも1つのことに強くこだわることが多い
・若い頃から不安と孤立があった
・一匹狼で友達はあまりいなかった
・若い頃パーティーにも行かなかった

このような過去を思い出し、

アスペルガー症候群だったからかもしれない

とも話していました。

またアンソニーは、

アスペルガー症候群と診断した医師は、
それを「ニューロ・ダイバーシティ(脳の多様性)」と呼びました。


私はアスペルガーを天からの贈り物だと思っています。

とも語っています。

診断された時は動揺したそうですが、

今はアスペルガーと向き合い、

しっかり克服しているようですね。

認知症はデマ!

イラスト

80代後半に突入しているアンソニー・ホプキンス。

認知症を患っているのでは?

という噂が囁かれていたようです。

しかしこれは全くのデマ。

現在(2023年11月)も健在のアンソニーは、

第一線で活躍し続けています。

認知症の噂が広まったのは、

アンソニーが認知症の役を演じたから

という理由があったようです。

この時の情報が勘違いされて、

アンソニー・ホプキンス=認知症

というデマになったのでしょう。

その役を演じた作品は2020年「ファーザー」。

主人公で認知症の高齢男性を熱演し、

アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。

次の章で見ていきましょう。

認知症役でアカデミー賞最高齢記録を更新!

出典元:Amazon

アンソニーは2020年公開作品「ファーザー」で、

2度目となるアカデミー賞主演男優賞しました。

この時アンソニーは83歳。

アカデミー賞の歴史の中で、

83歳での主演男優賞は最高齢記録です。

この記録が破られることはこの先もなかなかないでしょう。

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認知症の役を熱演


https://www.cinemacafe.net/article/2021/04/24/72503.html

アンソニーが演じたのは、

認知症を患っている高齢男性。

過去の記憶と現実の境界線が曖昧になる中で襲ってくる

不安や苛立ちや恐怖。

認知症当事者が抱くそのリアルな心情を演じています。

その圧巻の演技はオスカーにふさわしいと絶賛されました。

アカデミー賞の会場にいなかった!


https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a36256286/anthony-hopkins-sleeping-210427/

2度目のアカデミー賞主演男優賞に輝いたアンソニーでしたが、

なんと当日会場に姿を見せませんでした。

受賞することはないだろうと思ったアンソニーは

ウェールズに帰郷中。


https://theriver.jp/ma-rainey-trailer/

この時主演男優賞として有力視されていたのは、

43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマンでした。

彼の遺作「マ・レイニーのブラックボトム」での受賞が確定だと

言われていたのです。

しかし名前が呼ばれたのはアンソニー・ホプキンス。

この番狂わせに会場がザワつく中、

そこにアンソニーの姿はなく、

中継先のロンドンにもいませんでした。

アンソニーはその後、

今、生まれ故郷のウェールズにいます。
83歳でまさかこのような賞を受賞するとは思っていませんでした。
まずはアカデミーに感謝を申し上げます。
そして、急逝した俳優のチャドウィック・ボーズマンに、この賞を捧げます。

というコメントをインスタグラムに投稿しています。

受賞の可能性がないとわかっていても、

式に出席するのがアカデミー賞の常識です。

アンソニーのアカデミー賞不在は大きな話題となりました。

https://moviche.com/contents/gossip/188269/

ちなみにこちらは受賞を知った瞬間のようです。

この笑顔を見たら授賞式を欠席したことも許してしまいますね。

受賞の瞬間は就寝中だったそうですよ。

まとめ

今回はアンソニー・ホプキンスの経歴や現在についてまとめてきました。

天才的な役作りをしてきたこと、

さらにアスペルガーを患っていたことなど、

知られざるエピソードがありました。

まだまだ第一線で活躍されていますので、

今後の活躍にも注目していきたいと思います。

アンソニー・ホプキンスの経歴・プロフィール!天才と言われる理由やアスペルガーの克服!

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