ロバート・デ・ニーロの経歴・プロフィール!ゴッドファーザー若い頃から現在!79歳で父になる?

80代になっても現役の名優ロバート・デ・ニーロ。

ゴッドファーザーでブレイクする前の若い頃から現在まで

デ・ニーロの経歴について調べてみました。

ロバート・デ・ニーロの経歴・プロフィール

イタリア・アイルランド系移民の家庭に生まれる

生年月日：1943年8月17日
年齢：80歳（2023年9月現在）
出生地：アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市

ニューヨーク、マンハッタンで、

イタリア・アイルランド系移民の家庭に生まれたデ・ニーロ。

両親は共に画家として活動していました。

父親はゲイであることをカミングアウトし、

デ・ニーロが２歳の時に両親は離婚。

母親に育てられますが、

父親は近所に住んでおり交流は続いたといいます。

16歳で本格的に俳優を目指す

小学校の頃から演技に熱中し演劇教室に通っていたデ・ニーロ。

初めての舞台は10歳の時。

「オズの魔法使い」のライオン役だったそうです。

16歳で演技の道に進むために高校を中退。

演技指導の第一人者として知られるステラ・アドラーのもとで学び、

その後アクターズスタジオに通います。

アクターズスタジオは名優たちを輩出してきた

超有名な俳優養成所。

以下のような名優たちが卒業しています。

• アル・パチーノ
• アンジェリーナ・ジョリー
• ジャック・ニコルソン
• ジュリア・ロバーツ
• メリル・ストリープ
• ロビン・ウィリアム

22歳で映画デビュー

1965年22歳の時に、

「マンハッタンの哀愁」で映画デビューを果たし、

様々な作品に出演するようになります。

• 「血まみれギャングママ」（1970年）
• 「ミーン・ストリート」（1973年）

これらの作品での演技は高く評価されます。

大作に出演することはありませんでしたが、

批評家から高い評価を受ける実力派として

知られるようになります。

「ゴッドファーザー part2」で大ブレイク

1974年31歳の時に、

フランシス・フォード・コッポラ監督「ゴッドファーザー PART II」の

若き日のヴィトー・コルレオーネ役に大抜擢されます。

実は1作目「ゴッドファーザー」のオーディションでは

落選していたデ・ニーロ。

彼を覚えていたコッポラ監督がこの役を与えたといいます。

デ・ニーロはこの役を演じるために、

・シチリアなまりのイタリア語を話す役のためシチリアへ勉強に行く
・ヴィトー・コルレオーネ役のマーロン・ブラントのしゃがれ声を完璧に真似する

このような徹底した役作りを行いました。

「ゴッドファーザー PART II」は興行的に大成功をおさめ、

アカデミー賞では11部門ノミネート。

デ・ニーロの演技も高く評価され助演男優賞を受賞。

彼の名前は一躍世界中に知れ渡りました。

アカデミー賞常連俳優になる

「ゴッドファーザー PART II」で大ブレイクしたデ・ニーロは、

その後も大小さまざまな作品に出演し、

演技力の高さを絶賛されます。

アカデミー賞ノミネート、受賞も続き、

メリル・ストリープなどを共に、

アカデミー賞常連俳優としても知られるようになります。

「タクシードライバー」（1976年）：主演男優賞ノミネート
「ディア・ハンター」（1978年）：主演男優賞ノミネート
「レイジング・ブル」（1980年）：主演男優賞受賞
「レナードの朝」（1990年）：主演男優賞ノミネート
「ケープ・フィアー」（1991年）：主演男優賞ノミネート

このようにコンスタントにアカデミー賞に選ばれています。

2回の結婚と華やかな恋愛遍歴

デ・ニーロはこれまで2回結婚しており、

子供が7人います。

1人目の妻：ダイアン・アボット

デ・ニーロ最初の結婚は1976年33歳の時。

女優のダイアン・アボット。

1945年生まれ、デ・ニーロの2歳年下です。

デ・ニーロ主演の「タクシードライバー」で端役を演じています。

デ・ニーロはダイアンの連れ子の長女ドレナを養女に迎え、

ダイアンとの間には長男ラファエルを授かります。

しかし結婚から12年後1988年に破局を迎えました。

2人目の妻：グレイス・ハイタワー

1997年、デ・ニーロ54歳の時に、

元フライトアテンダントのグレイス・ハイタワーと結婚。

1955年生まれ、デ・ニーロの12歳年下です。

女優としても活動していたそうです。

1998年：息子エリオットが誕生
1999年：破局
2004年：復縁
2011年：代理母出産で娘ヘレンが誕生
2018年：破局、離婚

このように破局と復縁、

二人の子供を授かり、

2018年に結婚生活が終わっています。

ヘレンが生まれた時デ・ニーロは68歳。

まるで孫のように娘を可愛がっていたそうです。

恋愛遍歴

1度目の結婚と2度目の結婚の間が長かったデ・ニーロは、

様々な恋愛を楽しんだようです。

• ユマ・サーマン（女優）
• アシュレイ・ジャッド（女優）
• ナオミ・キャンベル（スーパーモデル）
• トウキー・スミス（女優）

トウキー・スミスとは、

体外受精で双子の男の子を授かっています。

役作り「デニーロ・アプローチ」

デ・ニーロの凄さは独特の役作りにあります。

役に応じて顔や体形、雰囲気を徹底的に作り上げていくのです。

そんな彼の役作りは「デニーロ・アプローチ」と呼ばれ、

多くの俳優からリスペクトされています。

• 地元の訛りをマスターするため一人で現地へ行き完璧に習得（血まみれギャング・ママ）
• 薬物中毒者のようになるため短期間で13キロ減量（血まみれギャング・ママ）
• シチリア島に住んで、シチリア訛りのイタリア語を習得（ゴッドファーザー PART II）
• マーロン・ブランドのしゃがれ声を完璧に真似る（ゴッドファーザー PART II）
• ニューヨークでタクシードライバーとして3週間働く（タクシードライバー）
• 本人に似せるために額の生え際の毛を全部抜く（アンタッチャブル）
• 物語の舞台であるピッツバーグに撮影数ヶ月前から住む（ディア・ハンター）
• 体重を20キロ増やす（レイジング・ブル）
• ユダヤ人家庭にホームステイをする（ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ）
• ホームレス役のためホームレス施設に潜入する（ロバート・デ・ニーロ　エグザイル）

このように多くの逸話を残しているデ・ニーロ。

最近はデ・ニーロの影響もあり、

徹底した役作りをする俳優は少なくありません。

しかし当時のハリウッドスターは、

自らのカリスマ性で観客を魅了するため、

徹底した役作りは不要だという考えが主流だったそうです。

1970年の「血まみれギャングママ」の

ロジャー・コーマン監督やスタッフ達は

デ・ニーロの役作りを見て度肝を抜かれたといいます。

デ・ニーロは演技についてこのように語っています。

演技とは無いものをあるかのように見せる幻影である。
私は役を演じる時、そのキャラクターを全て知り尽くしたい。
俳優というものは、ありとあらゆる人間になり、
その人生を生きなければならないのです。

デ・ニーロ映画に魅了される理由は

魂をかけた役作りがあるからなのでしょう。

ロバート・デ・ニーロの現在は?

80代になってもまだまだ現役

2019年に主演、製作を務めた、

Netflix映画「アイリッシュマン」が世界中で絶賛されるなど、

俳優として第一線を走り続けているデ・ニーロ。

2019年～2023年は、

毎年2本ペースで映画出演をこなしています。

また現在独身の彼は、

恋愛でもまだまだ現役。

武道のインストラクターである

ティファニー・チェン（年齢不明）と、

2021年頃に交際が報じられました。

ティファニーはデ・ニーロ主演の「マイ・インターン」に

太極拳のインストラクター役で出演しており、

これがきっかけで交際に発展したと言われています。

79歳にして第7子が誕生

2023年5月、

新作映画のインタビューの中で、

第7子の誕生を電撃公表したデ・ニーロ。

後に恋人ティファニーとの間に

2023年4月6日ジアという女の子が誕生したことが判明。

なんと1番上の子供とジアの年齢差は51歳とのこと。

またデ・ニーロは「Page Six」のインタビューに対し、

79歳で父親になったことに驚きはない
妊娠は計画的だった

とコメント。

生涯現役を貫く姿に世界が仰天しました。

まとめ

今回はハリウッドを代表する名優ロバート・デ・ニーロの経歴について

調べてみました。

アカデミー賞常連であること、

徹底した役作りなど俳優としての凄さ、

そして79歳でパパになるという凄さにも驚きました。

公私共に生涯現役を貫いてほしいですね。