「トップガン マーヴェリック」で、
自分の戦闘機を操縦したことが話題となったトム・クルーズ。
戦闘機免許や飛行シーンの裏側について調べてみました。

トム・クルーズは戦闘機免許を持っている?
パイロットの免許を持っている

スタントマンを使わずに
自らスタントを行うことで有名な
トム・クルーズ。
そのために彼は
様々な免許を取得しています。
・パイロットの免許
・事業用の飛行機の免許
・ヘリコプターの免
・モーターボートの操縦免許
・パラシューティングのライセンス
・スキューバダイビングのライセンス
・整備士のライセンス
このような免許を取得していると言われています。
その他にも様々な免許を取得されているそうです。
パイロットの免許は1994年に取得し、
自家用飛行機を操縦しています。

「トップガン」がきっかけパイロット免許取得

https://www.vogue.co.jp/celebrity/news/2017-05/28/tom-cruise/related/1
英NME誌によると、
トムの子供の頃の夢は、
パイロットか俳優になること。
子供の頃から飛行機に憧れていたトムは、
「トップガン」の撮影で
戦闘機に乗って空を飛んだことで
両方の夢を叶えたと語っていました。
同時にこの映画の撮影時に
戦闘機パイロットの訓練で苦労を経験したトムは、
猛勉強をしてパイロットの免許を取得したそうです。
「トップガン マーヴェリック」で私物の戦闘機を操縦している

https://topgunmovie.jp/
パイロットの免許を持っているトムは、
「トップガン マーヴェリック」で
戦闘機P-51を操縦しています。
この機体はなんとトムの個人所有のもの。
英NME誌では、
P-51は実は僕が所有する戦闘機なんだ。
だから自分で操縦したし、
空での戦闘シーンは前回よりずっと多かったけれどすごく楽しかった。
と語っていました。
海外では軍用機を所有している人がいて、
飛行する際は民間機の扱いになるそうです。
ブラッド・ピットが約3億3000万円で
戦闘機を購入したと話題になったこともありました。
「トップガン マーヴェリック」で戦闘機F-18は操縦していない

https://topgunmovie.jp/
「トップガン マーヴェリック」の
メインで登場したF-18戦闘機。
トムはパイロット免許を持っていますが、
F-18戦闘機の操縦許可は降りなかったそうです。
・軍事機密の多い戦闘機を操縦させるわけにはいかなかったから
・重力加速度(G)に耐えて操縦することはできないから
このような理由により、
操縦できなかったと言われています。
「トップガン マーヴェリック」で戦闘機F-18に乗り込んでいた

https://topgunmovie.jp/
さすがに戦闘機F-18を操縦することは
許されなかったトムですが、
トムを含めキャストたちは、
実際に戦闘機F-18に乗り込んで撮影をしています。
必要な訓練をすることで、
パイロットの後に乗って
撮影することが許可されたといいます。
次の章で戦闘シーンの裏側について
深掘りしたいと思います。
「トップガン マーヴェリック」戦闘機シーンの裏側は?
本物にこだわった戦闘機撮影

https://topgunmovie.jp/
前作「トップガン」から
36年の時を経て実現した
「トップガン マーヴェリック」。
続編制作までに時間がかかった理由として、
トム・クルーズは来日した際に
続編製作までに時間がかかったのは、
準備が整わなかったから。
観客がコックピットにいる感覚を持てる映画にしたかった。
と語っていました。
続編を作るためには、
合成映像ではなく
本物にこだわりたいと考え続けていたトム。
ついに海軍の全面協力のもと、
本物の戦闘機F-18を使った
撮影が実現したのです。

https://topgunmovie.jp/
俳優たちが
戦闘機F-18を実際に操縦することは
さすがにできませんでした。
しかし、
パイロットとしてのリアルな心境を表現するために、
実際に戦闘機F-18に乗り込んで撮影するという
前代未聞の挑戦に挑みました。
戦闘機F-18撮影のための訓練プログラム

https://topgunmovie.jp/
戦闘機に乗るためには訓練が必要です。
重力加速度(G)に耐える訓練を行わなくてはなりません。
重力加速度(G)とは、物体を落としたとき、その物体の速度が単位時間当たりにどれだけ速くなるかを示した量のこと。
戦闘機が旋回し続けると、
パイロットに大きなGがかかるため、
意識を失うこともあるそうです。
失神せずに戦闘機に乗り、
さらに演技をするためには、
厳しい訓練を行う必要がありました。
・水中訓練
・飛行機搭乗訓練
・アクロバット飛行訓練
・戦闘機空母離陸訓練
メイキングではこのような訓練をした様子が
公開されていました。
訓練期間は3カ月以上。
本物の戦闘機パイロットと同レベルの
厳しい内容だったそうです。
特に力を入れた水中での訓練
訓練の中で特に力を入れたのは
水中訓練だったそうです。
海軍には
戦闘機に乗るなら水の中で生きなければならない
という教えがあるそう。
キャストたちは
水中から脱出する訓練が
非常に大変だったと語っていました。
トムも考えた訓練内容

https://topgunmovie.jp/
前作「トップガン」の時に
大変な経験をしたトム・クルーズは、
海軍とトップガンチームと共に
続編の訓練内容を自ら考えたそうです。
僕らが成し遂げたかったのは、
これまで誰も見たことのないようなものだった。
だから本物のF-18で飛行しながら演技ができるように
俳優たちを訓練したんだ。
と語ったトム・クルーズ。
若きパイロットたちに指導する立場となった
映画のマーヴェリックさながらの
若手育成を行ったといいます。
コックピットへの小型カメラ設置に成功

https://topgunmovie.jp/
「トップガン マーヴェリック」の
飛行シーン成功の裏側には、
本作用に開発された小型のIMAXカメラ
の存在もありました。
コックピット内は非常に狭いため、
海軍からは
カメラを入れるのは無理
と言われていたそうです。
しかし最終的には、
コックピット内に
6台ものカメラを設置することに成功。
臨場感あふれる飛行シーンが
実現したのです。
空中での過酷な戦闘機撮影

https://topgunmovie.jp/
本作で撮影に使われた戦闘機は、
2人乗りの戦闘機のF-18。
熟練の海軍パイロットが操縦し、
その後に俳優が乗り、
演技をするというものでした。
映画では、
俳優が一人で操縦しているように見えますが、
実は前の座席に操縦パイロットがいたのですね。
・2台のカメラが戦闘機の前を向いて景色を撮影
・4台のカメラが俳優を向いて表情を撮影
このような仕組みになっていたそうです。
制作のジェリー・ブラッカイマーは
パイロットとともにF-18のコックピットにいるような感覚が体験できる
と語っていました。
Gに耐えながらの演技

https://topgunmovie.jp/
本作のこだわりは、
ものすごいスピードで飛ぶ戦闘機の中での
すさまじい重力加速度(G)の凄みを
観客に体験してもらうこと。
それを実現するために、
俳優たちは
重力加速度(G)に耐えながら、
同時に演技をするという信じられないことを
やり遂げました。

https://topgunmovie.jp/
しかも
コックピットにいるのは、
俳優とパイロットのみ。
撮影監督をはじめ
スタッフは誰もいません。
・カメラの操作練習
・照明の調整
・メイク直し
このようなことは
俳優自ら行ったそうです。
戦闘機リース料は1時間およそ150万円

本作を撮影するにあたり、
戦闘機F18を国防省からリースしています。
そのリース料金はなんと、
1時間あたり1万1,000ドル(約148万円)。
戦闘機のレンタル料だけで、
とんでもない金額になりますね。
ちなみに本作の制作費は
約218億円とされています。


まとめ
「トップガン マーヴェリック」で、
戦闘機の迫力あるシーンを実現させた
トムクルーズ。
もともとパイロットと免許を持っていたトムは、
ものすごいこだわりと努力の末に
この作品を作り上げたことがわかりました。
飛行シーンの裏側を知ると、
もう一度本作を観てみたくなりますね。