映画「マスク」にはさまざまな名言があります。
ジム・キャリーの忘れられない名言や、
吹き替え版のオリジナルまで
伝説の名言をご紹介していきます。
映画「マスク」の伝説の名言7選!
1つ目:「私たちは誰もが仮面を被っているのです」
謎の仮面を持ち帰ったスタンリー(ジム・キャリー)は、
偶然つけたテレビ番組の中で、
仮面研究の第一人者であるアーサー・ニューマン博士の言葉を聞きます。
私たちは誰もが仮面を被っているのです
現代人は、社会に適応するために自分をおさえているというのです。
その言葉を聞いたスタンリーは試しに謎の仮面をつけてみるのでした。
言葉の意味とスタンリーの行動の違いが面白い
この言葉の意味は、
内なる自分を隠すために仮面を被っていることを意味しています。
しかも比喩的に仮面を被っているということです。
しかしこれを聞いたスタンリーは、直接仮面を被るという行動に出ます。
これによりスタンリーはマスク怪人に変身。
仮面により本来の自分を解放し、
本当の自分の在り方を考えるようになるのです。
この演出が面白いですね。
2つ目:「キメたぜ!」
謎の仮面を付けてしまったスタンリーは
突然高速回転し、マスク怪人に変身します。
そして出た名言が
キメたぜ!
さっきまでのウジウジとしたスタンリーから一変、
とんでもなくハイテンションで自信満々のマスク怪人に変身したのです。
スタンリーとマスク怪人の境界線にあるセリフとして、
これ以上のものはないでしょう。
非常にインパクトにあるセリフです。
この名言はラストシーンをはじめ、いろいろなシーンで使われています。
英語では「SMOKIN'」
この名言は実際「SMOKIN'」と言っています。
しかし、タバコを吸っているわけではありません。
実はこれはスラングで、
・超セクシー
・超かっこいい
・超イケてる
などの意味があります。
超セクシーな女性を英語で「HOT(=熱い)」ということがありますが、
「SMOKIN'」は、さらに煙が出るほどイケてるというニュアンスがあるそうです。
最高にかっこよくてイケてるマスク怪人にピッタリのセリフですね。
吹き替えでは「絶好調!」
こちらの名言、吹き替え版だと
絶好調!
となっています。
スタンリーの吹き替えを担当しているのは、
声優の山寺宏一さん。
ジム・キャリーのほとんどの映画の吹き替えを担当されています。
山寺宏一さん吹き替えのジム・キャリーの名言は色々ありますが
その中でも「絶好調!」はとても有名です。
3つ目:「パーティタイム!なぜかって?そんな気分だからさ!」
こちらは、「キメたぜ!」のシーンのすぐ後のセリフです。
突然マスク怪人に変身してしまったスタンリーですが、
何事もなかったようにパーティーに繰り出します。
その時のセリフが
パーティータイム!なぜかって?そんな気分だからさ!
欲望のままに動くマスク怪人らしさを端的にわかる
最高の名言です。
「パーティータイム!」や「ショータイム!」は
アメリカ映画でよく出てくる決めセリフ。
怪人マスクのドタバタ劇の幕開けを告げるセリフと言えますね。
吹き替え版はだいぶ違った表現
この名言、吹き替え版だとだいぶ違ったセリフになっています。
逆立ちして踊っちゃう。どうして? 女の子のパンツ、見たいもん!
英訳を無視してオリジナルのセリフになっていますね。
本作ではこのような下ネタも多く、
吹き替え版ならではの笑えるセリフもたくさんあります。
4つ目:「見て、こんなにペシャンコ」
パーティに向かうと家を出た怪人マスク。
しかし、口うるさい大家に見つかりショットガンを向けられてしまいます。
逃げ回る怪人マスクは、窓から道路に落下。
紙のようにぺしゃんこに潰れてしまうのです。
ペラペラの体を持ち上げながら一言
見て、こんなにペシャンコ
そして自力で立ち上がり元の姿に戻ります。
トムとジェリーのようなアニメの世界が実写になったようなシーンです。
このセリフもありえなさすぎて、笑ってしまう名言です。
5つ目:「誰か俺を止めてくれ」
恋するティナ(キャメロン・ディアス)に会いに行くために
・巨大歯ブラシで歯磨き
・スキンヘッドをドライヤーでブロー
・愛犬をタオル代わりにして顔を拭く
という独特の方法で身だしなみを整えビシッときめた怪人マスク。
鏡に映った自分の完璧な姿を見て一言
誰か俺を止めてくれ
なかなか普通の人の口からは出ない言葉ですよね。
自信過剰なマスク怪人らしい名言です。
6つ目:「どちらも素晴らしい君という人間だ」
謎の仮面の正体を知るために、
仮面研究のアーサー・ニューマン博士のもとを訪れるスタンリー。
しかし、マスクの力を信じていない博士は
スタンリーの話にうんざり気味。
マスクをつけてデートに行くべきか尋ねると
それに答えたら帰ってくれるか?
うなずくスタンリーに対し、
君として、そしてマスクとして彼女に会いなさい
どちらも君という素晴らしい人間だ
と言います。
スタンリーに帰ってほしい一心で言った一言ではありますが
これは「マスク」の真髄を表している名言と言えるでしょう。
マスクの本当の意味とは?
「マスク」が伝えたいのは、
・スタンリーのままでいるべきか
・マスク怪人として生きていくか
の2択ではなく、あらゆる人格が自分であるというメッセージなのではないでしょうか。
スタンリーはラストでマスクと決別しますが、
それでも、ティナに熱いキスをするという成長を見せます。
それは、大胆不敵なマスク怪人としての自分もいたからなのでしょう。
7つ目:「消化の悪いミートボールだぜ」
物語の終盤、捕らえられてしまったティナ。
その足元には爆発寸前の爆弾が。
助けに来たスタンリーは、なんとその爆弾を丸ごと飲み込んでしまいます。
するとすぐにお腹の中で爆発。
ゲップをした怪人マスクの口からは、
ボッと火が出ます。
そしてニヤリと笑い一言
消化の悪いミートボールだぜ
確かに爆弾は消化が悪そうですが、
こんなセリフが出てくるとは予想外でした。
規格外の最高の名言です。
実はこれは、当時有名だったCMのパロディなんだそうです。
まとめ
いかがでしたか?
ジム・キャリーの顔芸や動きに目が離せない本作ですが、
名言が多い作品でもあります。
さまざまな名言に注目して鑑賞すると
また違った楽しみ方ができるでしょう。