三体の智子の作り方の仕組みは?読み方はソフォン?11次元の超極小AIを解説!

Netflixで実写ドラマ化される「三体」。

中国のSF作家・劉慈欣のベストセラー小説が原作なのですが、

わかりにくい要素が多い作品でもあります。

今回はポイントとなる「智子」に関して、

原作で描かれた仕組みや作り方について

まとめていきたいと思います。

目次

「三体」智子の作り方の仕組みは?

智子とは超極小AI

「智子」は、

三体人が地球に送り込んだ

陽子コンピューター。

人間の姿をしている「智子」ですが、

これはサイボーグではなく、

超極小のAIです。

・ともこ
・ちし
・ソフォン

という3つの読み方があります。

それではこの超極小AI・智子の、

仕組みについて見ていきましょう。

ここでおさえておきたいことは、

11次元という考え方です。

11次元の仮説理論

現実世界は3次元ですが、

11次元の仮説理論「M理論」というものがあります。

他の次元は極めて小さくなっており、

3次元空間の中に折り畳まれている

という考えです。

例えば人間が綱渡りをする時の話で考えてみましょう。

人間にとって綱の上は、

前か後ろにしか進めない1次元の世界ですよね。

しかしそこにアリがいたらどうでしょう。

小さなアリにとっては、

綱の上は前後左右に進むことができる2次元の世界です。

つまりアリが見ている次元は、

人間には隠されているということですね。

このようにして、

3次元以外にも次元が隠れているというのが、

「M理論」です。

三体の世界は11次元


Amazonより

人間の世界は三つの空間的な次元と、

時間という四次元が加わった世界ですが、

三体の世界は11次元の世界です。

三体人は11次元をコントロールする

高度な技術を持っています。

この技術により、

超極小で最強のAI智子を

作り出すことができたのです。

智子についてさらに詳しく知るために、

次の章では智子の作り方を見ていきたいと思います。

智子の作り方の仕組み

智子を作るためにまずすることは、

11次元である陽子を

二次元に展開するということ。

陽子とは、
物体を形作っている原子の中にある原子核を作っている小さな粒子です。

展開するとは、

紙で作った立体のサイコロ(3次元)を、

平面に展開して1枚の紙(2次元)にするイメージです。

原作の中では、

  • 1回目は一次元展開して長い紐になってしまう(失敗)
  • 2回目も間違えて三次元展開してしまう(失敗)
  • 3回目で二次元展開が成功

このような流れがありました。

それでは智子を作るために、

どうして二次元展開にする必要があるのでしょうか。

それは二次元の平面にすることで非常に大きくなり、

作業ができるようになるからです。

紙で作った立体のサイコロを、

平面に展開して一枚の紙にすると、

大きくなりますよね。

11次元を二次元に戻す場合は、

非常に大きくなります。

スーパーコンピューターを作る

超巨大になった二次元平面の上では、

様々なプログラムを組み込むことができます。

このようにしてスーパーコンピューターにしていくのです。

そして11次元に折り畳めば超極小AIになる

これが智子の仕組みと作り方です。

智子の役割

超極小AI・智子には、

どんな役割があるのでしょうか。

・科学の発展の阻止
・ハッキング

この2つです。

科学の発展の阻止

智子は地球の高いエネルギー加速器に潜伏し、

研究結果を改ざんして混乱させます。

これにより科学技術の発展を阻止します。

監視

智子は、

通信や会話などをハッキングし監視して、

三体人に伝えるという

スパイ活動を行っています。

どんな極秘作戦を立てても、

情報はすべて三体人に筒抜けになるため、

人々は非常に不利な状態になってしまいました。

智子の弱点


https://www.techno-edge.net/article/2023/06/18/1455.html

智子は人間のあらゆる行動や会話を監視できますが、

人間の頭の中を覗くことはできません。

人々の思考を掌握することはできないのです。

この智子の弱点を利用して考えられたのが、

面壁計画です。

4人の面壁者が自分の頭の中だけで、

三体人に対する作戦を練り上げます。

そして誰にも相談せずに、

独自に計画を遂行するのです。

誰ともコミュニケーションが取れない面壁者は、

非常に孤独な任務を強いられました。

智子を地球に送った理由

滅亡の危機にある三体の世界。

彼らに残されたのは他の惑星への移住。

そのために地球にいる人類を滅ぼし、

安全に移住しようと考えたのです。

しかし実際には、

艦隊が地球に到着するまでに

かかる時間は約450年もかかってしまいます。

自分たちが到着する頃には、

人間は高い科学技術を向上させていて、

太刀打ちできない相手になっているかもしれません。

そこで、

科学技術をストップさせるため、

人々の行動を監視するために、

智子を送り込んだのですね。

ネトフリ実写ドラマの智子

2024年1月にNetflixで実写ドラマ化される「三体」。

公開された映像には智子の姿があります。

演じるのはシー・シモオカ。

「ARROW/アロー」のエミコ役で

世界的に有名になった

注目の日系人女優です。

超極小AIの智子という難しいキャラクターを

どう演じるのか楽しみですね。

まとめ

今回はNetflixで実写ドラマ化される「三体」の

原作で描かれた智子について、

仕組みや作り方についてまとめてきました。

ネトフリでどのように描かれるのか楽しみですね。

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