東京コミックコンベンション2023に参加するなど、
日本でも人気のマッツ・ミケルセン。
癖のある悪役を演じることが多いマッツですが、
実はとてもおちゃめでチャーミング!
この記事では、
そんなマッツ・ミケルセンの経歴から来日話まで、
様々な話題をまとめていきたいと思います。
マッツ・ミケルセンの経歴・プロフィール!
体操選手、ダンサーを経て俳優に
生年月日:1965年11月22日
年齢:58歳(2023年12月現在)
出生地:デンマーク・コペンハーゲン
銀行員の父と看護師の母の次男として誕生。
10代前半は体操選手を目指し、
トレーニングに励んでいました。
18歳の時にミュージカルに出演したことがきっかけで、
ダンサーの道へ進むことになります。
ニューヨークでダンスを学んだ後、
デンマークに戻りダンサーとして活躍します。
- バレエ
- ジャズダンス
- コンテンポラリーダンス
などどんなダンスもこなせるようになったといいます。
マッツはさらに演技にも興味を持ち始め、
30歳の時にデンマークの国立演劇学校へ入学します。
俳優人生がスタートしました。
デンマーク映画で俳優デビュー
31歳の頃にデンマーク映画「プッシャー」(1996年)に出演し、
俳優デビューを果たします。
麻薬の売人を熱演したマッツの演技は高く評価され、
ヨーロッパで各映画賞を受賞し注目されます。
デビュー作で成功をおさめたマッツは、
デンマークのテレビドラマなどに出演し、
着々とキャリアを積んでいきます。
ハリウッドへ進出する
デンマークで人気俳優となったマッツは、
39歳の時に「キング・アーサー」(2004年)で
ハリウッドに進出します。
アーサー王伝説を題材にした歴史作品で、
重要な役トリスタを演じます。
その2年後には、
「007 カジノ・ロワイヤル」(2006年)に出演。
ジェームズ・ポンドとカジノで対決するスパイ、
ル・シッフルを熱演し注目されます。
映画は世界的に大ヒットし、
マッツの名前は広く知られるようになります。
世界的な俳優となったマッツは、
ハリウッド映画にコンスタントに出演。
同時にデンマーク映画にも出演し、
国内外で高い評価を得る俳優となります。
さらに、
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016年)
「ドクター・ストレンジ」(2017年)
などのハリウッド大作に立て続けにキャスティングされるほどの
売れっ子俳優になります。
インタビューでは、
俳優の道へと進み始めた頃、
まさか自分が「スター・ウォーズ」シリーズや
マーベル作品に出演するとは思っていなかった。
と語っていました。
ハリウッド映画に欠かせない存在となったミッツは、
「北欧の至宝」と呼ばれるようになります。
この時マッツはすでに50代。
日本でもイケオジ俳優として人気を集めました。
狂気に満ちたレクター博士がはまり役に
マッツ・ミケルセンの人気を決定づけた作品は、
ドラマ「ハンニバル」(2013年~2015年)でしょう。
天才精神科医であり猟奇殺人鬼のハンニバル・レクター博士の
若き日を怪演技しています。
暗い闇を抱え狂気に満ちたレクター博士を華麗に熱演。
マッツの洗練された身のこなしは、
多くドラマファンを魅了しドラマは大ヒットしました。
ジョニー・デップの代役に抜擢される
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2015年)で、
闇の魔法使いグリンデルバルドを演じたジョニー・デップ。
しかしデップは元妻アンバー・ハードとの離婚騒動により、
「ファンタスティック・ビースト/ダンブルドアの秘密」(2022年)を降板。
急遽代役に抜擢されたのがマッツ・ミケルセンだったのです。
マッツは限らえた時間の中で、
新たなグリンデルバルド像を作り上げ見事に演じ切りました。
マッツ版のグリンデルバルドは
シリーズのファンからも受け入れられ、
批評家からも絶賛されます。
マッツの実力を見せつけた結果となったようです。
左目が悪い役が多い
これまで「左目が悪い役」を4度も演じてきたマッツ。
違和感を感じていた方も多いでしょう。
「007/カジノロワイアル」(2006年)のル・シッフル。
「ヴァルハラ・ライジング」(2009年)のワン・アイ。
「三銃士/王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」(2009年)のロシュ・フォール。
「ポーラー 狙われた暗殺者」(2019年)のダンカン・ヴィズラ/ブラック・カイザー。
視力が弱いだけ?
イギリスの雑誌DAZEDによると、
生まれつき左目の視力が弱いため、
片目が悪い(何か施している)役を演じる時は、
左目を選択していた。
と説明していました。
運転ができないほどの視力の悪さではないそうですが、
若干左目の視力が悪いというマッツ。
右目に眼帯や特殊メイクなどを付けてしまうと
奥行が感じにくくあるため、
左目を選んでいるそうです。
このような理由から
左目が悪いキャラのイメージが定着してしたのですね。
お茶目でいい人キャラがたまらない!
「007 カジノ・ロワイヤル」の悪役や、
「ハンニバル」のレクター博士など、
近寄りがたい役が多いマッツですが、
実はとてもお茶目でいい人。
映画のPRでインタビューに答える時には、
膨大な数のインタビューを受けるにもかかわらず、
インタビュアー全員に自ら握手して挨拶してから、
インタビューを始めるのだとか。
私服がジャージということも有名。
世界的スターになってからも、
ジャージ姿が頻繁に目撃され、
その親しみやすいキャラが人気を集めています。
ジャージを着ている理由を聞かれたマッツは、
いつどこでブルース・リーのような動きを求められるか分からないから
と可愛すぎるコメントをしています。
映画やドラマで見せるクールな姿とのギャップがたまらないですね。
親日家で知られる
何度も来日している親日家で知られるマッツ。
2023年は、
- 5月に来日し「大阪コミコン2023」に参加
- 12月にも来日し「東京コミックコンベンション2023」に参加
と、2度も来日しています。
「東京コミックコンベンション」のステージでは、
座ったままで良いのでダンディなポーズをしてください
という無茶ぶりに、
「考える人」のポーズをして会場を盛り上げるなど、
相変わらずのいい人ぶりを見せていました。
その他に親日エピソードをまとめてみました。
- 2015年、舞台挨拶で客席通路を通るファンサービス
- 2015年、片岡愛之助主演「鯉つかみ」を観劇
- 2017年、来日中にこたつに入った動画を公開
- 2019年、来日中に居酒屋に立ち寄った写真を公開
- 2023年、大阪コミックコンベンション2023のステージで、
「日本のファンは最高だよ。とても優しくて思いやりがある」と発言。 - 2023年、東京コミックコンベンション2023のステージで、
「わたしに直接会っていない人はいますか?絶対戻ってきますからね」と発言
また、来日時には夫婦で観光や食事を楽しんでいるとのことです。
妻とは22歳からの付き合い
マッツの奥様は、
5歳年上のハンネ・ヤコブセン。
女優・ダンサー・振付師として活躍している方です。
二人は1987年から交際し2000年に結婚。
2人の子どもに恵まれています。
今でもラブラブの二人は、
どこに行くのも一緒なのだそうです。
マッツが来日する時には、
奥様も一緒に来日して観光を楽しんでいるそうですよ。
これだけイケメンなのに、
ずっと奥様一筋というところも、
マッツの魅力のひとつですね。
まとめ
今回は悪役でブレイクしたマッツ・ミケルセンの経歴をまとめてきました。
クールな役や冷淡な役が多いマッツですが、
素顔はとてもおちゃめでいい人。
親日家の一面もあることがわかりました。
今後の活躍にも期待したいですね。