「フェイブルマンズ」公開後、音楽の素晴らしさに感動したという声が
ネット上に多数上がっています。
今回は本作の音楽について調べてみました。
「フェイブルマンズ」音楽が素晴らしい
ネット上では音楽が絶賛
スティーヴン・スピルバーグの自伝的作品
「フェイブルマンズ」。
スピルバーグが監督になるまでの物語に
感動の声が寄せられています。
そして物語と合わせて
音楽に感動した
という声もネット上で多く見られました。
心に染みる音楽
音楽に胸が熱くなった
音楽がめちゃくちゃ良かった
サントラが欲しい
このような声が見られます。
映画を彩る音楽の数々は本当に素晴らしいものでした。
主人公の悲しみや葛藤、映画への情熱や希望などを
より感動的に感じられました。
アカデミー賞「作曲賞」ノミネート
第95回アカデミー賞において
「フェイブルマンズ」は作曲賞にノミネートされています。
第80回ゴールデングローブ賞でも
作曲賞にノミネートされましたが、
「バビロン」のジャスティン・ハーウィッツが
最優秀作曲賞を受賞しました。
アカデミー賞の結果はまだ発表されていません。
アカデミー賞でも「バビロン」が
ノミネートされていますので、
結果を楽しみに待ちたいと思います。
「フェイブルマンズ」音楽はジョン・ウィリアムズ
映画音楽の巨匠
「フェイブルマンズ」の音楽は
映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが手がけています。
これまで音楽を手掛けた映画は100以上。
「ジョーズ」
「スーパーマン」
「E.T.」
「スター・ウォーズ」シリーズ
「インディ・ジョーンズ」シリーズ
「ホーム・アローン」
「ジュラシック・パーク」
「ハリー・ポッター」シリーズ
これらの作品の音楽は
すべてジョン・ウィリアムズ作曲です。
彼が生み出す美しくシンプルなメロディは
映画の魅力を引き出す魔法のようです。
メロディを聞くと、
一瞬にしてその映画の感動が蘇る
そんな曲を数多く誕生させてきました。
アカデミー賞ノミネート最多記録を持つ
ジョン・ウィリアムズはこれまで、
多くの賞をを受賞してきました。
・アカデミー賞5回
・ゴールデングローブ賞4回
・グラミー賞25回
さらにすごいのが、
アカデミー賞のノミネート回数です。
52回ノミネートされているのですが、
これは現役の映画人の中で
最多記録なんだそうです。
このノミネート回数を超えた人物は一人、
ウォルト・ディズニーです。
ジョン・ウィリアムズの
映画界における影響力の大きさが
よくわかりますね。
スピルバーグとは50年来の最強コンビ
ジョン・ウィリアムズは、
様々な監督とタッグを組んできましたが、
その中でも最強タッグは
スティーヴン・スピルバーグでしょう。
スピルバーグ初の劇場映画「続激突!/カージャック」から、
なんと32作品でタッグを組んできました。
全32作品を調べてみましたのでご覧ください。
1作目: 1974年「続激突!/カージャック」
2作目: 1975年「ジョーズ」
3作目: 1977年「未知との遭遇
4作目: 1978年「ジョーズ2」
5作目: 1979年「1941」
6作目: 1981年「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」
7作目: 1982年「E.T.」
8作目: 1984年「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説「
9作目: 1985年「世にも不思議なアメージング・ストーリー」
10作目:1987年「太陽の帝国
11作目:1989年「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」
12作目:1991年「フック」
13作目:1993年「ジュラシック・パーク」
14作目:1993年「シンドラーのリスト」
15作目:1997年「アミスタッド」
16作目:1997年「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」
17作目:1998年「プライベート・ライアン」
18作目:2001年「A.I.」
19作目:2002年「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
20作目:2004年「ターミナル」
21作目:2005年「宇宙戦争」
22作目:2005年「ミュンヘン」
23作目:2008年「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
24作目:2011年「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」
25作目:2011年「戦火の馬」
26作目:2012年「リンカーン」
27作目:2015年「ブリッジ・オブ・スパイ」
28作目:2016年「BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」
29作目:2017年「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
30作目:2018年「レディ・プレイヤー1」
31作目:2021年「ウエスト・サイド・ストーリー」
32作目:2023年「フェイブルマンズ」
スピルバーグの作品の音楽は
ほとんどジョン・ウィリアムズが
作っていることがわかります。
「フェイブルマンズ」では、
スピルバーグ過去作のシーンが
出てくるわけではないのですが、
なぜかスピルバーグ過去作を思い出させるような
懐かしさがありました。
それはジョン・ウィリアムズが作り出す
音楽の魔法だったのかもしれません。
エンドロールでジョン・ウィリアムズの名前を見つけて
やっぱり
と思った方は多かったのではないでしょうか。
スピルバーグも大絶賛していた
本作の特別映像の中で、
スピルバーグは親友ジョンについて
語っています。
彼はこの地球の宝だよ。
彼の音楽は国境を越える。
映画音楽という枠を超え生き続ける。
と最高の言葉を残していました。
さらに、
彼の音楽は映像に溶け込み、シーンにピッタリ合う。
「良作」と言われる作品では、
音楽は映像の邪魔をせず映像が音楽より目立つこともない
音楽と映像の調和が絶対条件だ。
とジョンの音楽の素晴らしさについても
説明していました。
ジョンは私の作品に多大なる貢献をしてくれた。
ジョンとまた組めるなんて、運命に感謝だ。
と感謝の言葉も述べていました。
スピルバーグへの特別な贈り物
特別映像の中では、
ジョンもスピルバーグへの
映画を通し私の作品を世界に届けてくれた。
「フェイブルマンズ」は特別な贈り物さ。
このような感謝の気持ちを語っています。
さらにこんなエピソードも語っていました。
ジョンがスピルバーグの前で、
母と子をテーマにした曲をピアノで披露すると、
スピルバーグは静かに涙を流したといいます。
ジョンはスピルバーグの想いを
美しいメロディにして表現したのでしょう。
スピルバーグは
私のキャリア史上もっとも個人的な映画を
親友と作り上げることができて良かった。
とも述べていました。
インディ・ジョーンズ最新作で引退?
2023年2月8日に
91歳の誕生日を迎えたジョン・ウィリアムズ。
2023年公開予定のスピルバーグ最新作
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
で引退すると宣言しています。
スピルバーグは「フェイブルマンズ」を
ジョンの引退を祝うのにふさわしい作品
とも語っていました。
本当に引退してしまうのでしょうか。
映画ファンとしてはまだまだ最強コンビの活躍を
見続けたいですね。
まとめ
今回は「フェイブルマンズ」の音楽について調べてみました。
スピルバーグとジョン・ウィリアムズの
最強コンビが作り出す音楽は
映画ファンの心を掴んだようです。
二人の絆が感じられる
素晴らしい音楽でした。