「トップガン」で印象的だった
「キャノピーに気をつけろ」のシーン。
このシーンでの
グースの死因や墜落原因について
調べてみました。
ネタバレを含みますので「トップガン」「トップガン マーヴェリック」鑑賞後に記事をご覧ください
トップガン「キャノピーに気をつけろ」シーンのグースの死因は?
グースの死因はキャノピーに衝突した事故
マーヴェリックの相棒であり、
重要なキャラクターだったグース。
グースの死は、
マーヴェリックにとって
非常に辛いものでした。
グースの死因はキャノピーに頭を強打したことです。
キャノピーとは、戦闘機の操縦席を覆う天蓋(暴風ガラス)のことです。
エンジントラブルで制御不能となり、
機体が墜落する中、
脱出を試みたマーヴェリックとグース。
脱出装置が正常に働いた場合は、
脱出レバーを引く
↓
キャノピーを爆破させる火薬に点火
↓
キャノピーが外れ、吹き飛ばされる
↓
搭乗員が座席ごと射出される
このような流れで脱出できるそうです。
ところが劇中では、
キャノピーが吹き飛ばされる前に
座席が射出したことで、
まだ頭上に残っていたキャノピーに
頭を強打してしまったようです。
落下した時にグースはすでに死亡
マーヴェリックとグースは
パラシュートで海面へ落下します。
マーヴェリックは
すぐにグースを助けに行きますが、
グースは頭から出血し意識はなく、
すでに亡くなっていることが
わかりました。
キャノピーに激突したことによる頭頸部の外傷と骨折が
死因だと思われます。
それではこの墜落の、
そもそも原因は何だったのでしょうか。
次の章で詳しく見ていきましょう。
トップガン「キャノピーに気をつけろ」シーンの墜落の原因は?
原因1:マーヴェリック機がアイスマン機の前に割り込もうとした
この事故が起きた時の訓練には、
マーヴェリックとグースのコンビと、
マーヴェリックのライバルアイスマンが
参加していました。
・アイスマンとスライダーが乗った機体が前方
・マーヴェリックとグースが乗った機体が後方
このように2機が、
前後一列になった状態で飛行しています。
そしてこの2機は、
敵(教官機)を追い込む訓練を
していたのだと思われます。
本来、後方にいるマーヴェリック機は
アイスマン機をサポートする立場でした。
しかし、
なかなかターゲットに照準を合わせられない
アイスマン機に対し、
マーヴェリックは
自分が仕留めるために前に出ようとします。
このマーヴェリックの強気の行動が
事件の原因の一つであったと言えるでしょう。
原因2:後流に巻き込まれた
この時、劇中では、
ジェット後流だ!
というセリフがあります
ジェット後流(こうりゅう)とは、
エンジンの排気ノズルから発する後流のこと。車の排気ガスのようなものです。
ただし高温高圧で酸素濃度が非常に低いため、エンジンが吸引してしまうと十分な酸素を取り込むことが出来なくなり、エンジン停止を招いてしまいます。
マーヴェリックはアイスマン機に近づきすぎたことで、
この後流に巻き込まれてしまったのでしょう。
原因3:エンジントラブルにより制御不能になった
劇中では
エンジン1アウト!
エンジン2も!
さらに、
ダメだ、舵が利かない
コンロルール不能!
というリフが続きます。
ジェット後流に巻き込まれたことで
エンジントラブルが発生。
制御不能になった機体は墜落します。
脱出レバーが引けない不運も重なった?
墜落の原因は、
・マーヴェリック機がアイスマン機の前に割り込もうとした
・後流に巻き込まれた
・エンジントラブルにより制御不能になった
この3つが挙げられるでしょう。
しかし墜落した場合でも、
通常であれば脱出して助かることができます。
脱出レバーを引くと、
機体を覆っているキャノピーが外れ、
脱出することができるのです。
しかし、
ジェット後流に巻き込まれ機体が回転するなか、
マーヴェリックはなかなか脱出レバーに
手が届きません。
結局グースが脱出レバーを引くのですが、
グースはキャノピーに頭を強打してしまい、
命を落とすことになってしまうのでした。
劇中では、
脱出レバーがスムーズに引けなかったことも
トラブルの一つのように
描かれていました。
トップガン「キャノピーに気をつけろ」の意味
想定される事故だった?
キャノピーが正常に外れていれば、
グースは無事に脱出できたのでしょう。
この事故の原因は脱出装備の不調
だったようにも見えます。
しかしながら劇中では
マーヴェリックは
キャノピーに気をつけろ
とグースに叫んでいます。
キャノピーにぶつからないように気をつけろ
ということなのでしょう。
何らかのトラブルで
キャノピーがうまく外れずに
頭をぶつける事故は
起こり得るということがわかります。
このシーンは、
正常に装備が働き、
訓練通りの行動をしたが、
それでも事故が起きてしまった
と解釈できるでしょう。
脱出レバーがなかなか引けなかったことも
関係なかったように思われます。
戦闘機パイロットの仕事は過酷
ネット上の意見を調べてみると、
実際にこのような事故は起きる
という見解もみられます。
戦闘機パイロットたちは
死と隣り合わせの世界で生きていることが
改めてわかるシーンでもありました。
最近はキャノピーを砕く機体もある
ちなみに、
「トップガン」の機体は古いタイプ
という意見もあります。
最近は劇中にあるように、
キャノピーが吹き飛ぶのではなく、
キャノピーを砕いて脱出する
というタイプの機体もあるそうです。
まとめ
今回は
「キャノピーに気をつけろ」のシーンの
グースの死因や墜落の原因を
調べてみました。
大事な場面でありながら、
スピーディに進んでしまうため、
見逃してしまうシーンでもあります。
もう一度観直して、
細かい部分を確認してみたくなりますね。