パイレーツオブカリビアン生命の泉の考察!フィリップと人魚のラストは?黒ひげの謎も!

今回は「パイレーツオブカリビアン生命の泉」を考察したいと思います。

人魚や黒ひげの描写など、

一度観ただけではわかりにくい部分も多い本作。

ネットの意見などを参考に考察していきます。

ネタバレを含みますので本作鑑賞後に記事をご覧ください

記事は公式サイトを元に情報や画像を使わせていただいております。

目次

「パイレーツオブカリビアン生命の泉」考察7つ

1つ目:黒ひげとアンジェリカの関係

本作の新キャラである黒ひげとアンジェリカ。

2人の関係は最後までハッキリしませんでした。

アンジェリカは終始黒ひげのことを

お父さん

と呼んでいます。

黒ひげもアンジェリカを娘だと思っています。

しかし以下の点で本当の親子ではない疑惑があります。

娘だと信じさせている?

アンジェリカははじめジャックに

私は黒ひげの実の娘よ

と明かした後に、

娘だと信じさせている

というような発言をしています。

・娘だと信じさせている(本当は娘ではない)
・父親思いの娘だと信じさせている(娘ではある)

と2つの解釈ができるので、

よくわかりません。

黒ひげは父親らしくない?

黒ひげは娘の命よりも

自分の命を優先し、

助かるほうの水を飲みます。

これは疑問が残るシーンでした。

物語中盤でも、

アンジェリカを危険にさらすようなことが

幾度もありました。

黒ひげの父親らしからぬ行動から、

本当の娘なのか疑わしい

と思った方が多かったようです。

おそらく2人は父と娘

黒ひげは本作以外にも登場する人物なのですが、

14人もの妻を持つ伝説の海賊とされています。

多くの子供の一人ということで、

あまり娘への執着がなかった可能性が高いです。

しかしアンジェリカにとっては

たった一人の父親なので、

自分の命を犠牲にしてもお父さんを助けたい

と奮闘していたのでしょう。

そう解釈すると、

アンジェリカが不憫でなりません。

アンジェリカと父の関係が物語の鍵を握る

アンジェリカと黒ひげの関係がわかりにくいことで、

アンジェリカは黒ひげのためにジャックを裏切るのか?

アンジェリカは黒ひげを裏切ってジャックの味方になるのか?

と、終始ハラハラさせられます。

本音を言っているのか嘘をついているのかわからない

ペネロペ・クルスの目の演技も素晴らしかったです。

2つ目:黒ひげの能力

黒ひげは黒魔術を使うことができるのですが、

これに関する説明がないため、

わかりにくい部分がありました。

どうしてゾンビが出てくるの?

黒ひげだけ魔力があるのはどうして?

と疑問に思った方もいるでしょう。

黒ひげの力はこちら。

・風力、潮力を自在に操る
・剣で船を操る
・死者をゾンビにする
・身代わり人形を作る
・ボトルシップを作る

このようにさまざまな力を使うことで

乗組員たちに恐れられています。

このような力は剣の力だと思われます。

公式ビジュアルガイドには魔力を持つ「トリトンの剣」という解説があります。

この黒ひげの黒魔術については、

深く考えずに

ファンタジーとして解釈するのが賢明ですね。

魔力は黒ひげの死後も使える?

黒ひげの黒魔術について興味深いのは、

黒ひげが死んだ後も使えていることです。

ラストで新たな船長となったバルボッサは

黒ひげの剣で魔力を使えていました。

つまり黒ひげが死んでも

剣があれば魔力は有効ということ。

そう解釈すると、

エンドロール後のアンジェリカが

ジャックの身代わり人形を見つけたシーンは

大きな意味を持つことになりますね。

3つ目:なぜフィリップはシレーナと呼んだのか

黒ひげ一行が1人の人魚を捕らえた場面で

人間たちは人魚を動物のように扱いました。

そこでフィリップは

彼女にはちゃんと名前がある!シレーナだ

と叫びます。

このシーンに関する説明がなかったため

どうしてフィリップはシレーナの名前を知っていたの?

という疑問が残ります。

これはフィリップのアドリブ。

とっさに出た名前のようです。

しかしシレーナという名前には由来があります。

ギリシャ神話に登場する名前で、

下半身が鳥や魚の姿をしていると言われているそうです

宣教師のフィリップは

このような知識のある、

博学な人物だったのでしょう。

4つ目:なぜ人魚シレーナはジャックに聖杯を届けたのか

ラストでシレーナは

私の涙を無駄にしないで

と言ってジャックに聖杯を届けます。

非常に重要な役目を果たしたシレーナですが

どうしてシレーナはジャックに聖杯を届けたの?

という疑問があります。

ジャックとシレーナが会話をするシーンが

劇中に全くなかったからです。

シレーナはジャックを味方だと思った?

・黒ひげ
・アンジェリカ
・フィリップ
・ジャック

たち一行がホワイト・キャップ湾へ向かう道中、

ジャックがフィリップに信仰について訪ねるシーンがあります。

このとき2人の背後に

水槽に閉じ込められたシレーナの姿が映り、

2人をじっと見ているように感じました。

次の瞬間に水槽内の空気がなくなり苦しくなる

というシーンになるため、

苦しい…助けて…

という視線のようでしたが、

シレーナはじっとジャックを見ていたのかもしれません。

フィリップだけは味方だと思っていたシレーナ。

フィリップが親しくしているジャック=良い人

と思った可能性もあります。

だからラストで聖杯をジャックに託したのでしょう。

ジャックは人魚の間でも有名だった?

人魚狩りをするシーンにて、

船乗りたちが混乱する中、

ジャックだけは

人魚から的確に逃げる術を知っていました。

ジャックは人魚たちと過去に関わったことが

あったと解釈できます。

そのため人魚のほうも、

ジャックを知っていた可能性があります。

キャプテン・ジャックスパロウは、

人魚の間でも有名だったのかもしれません。

そのように考えると、

シレーナは、

ジャックなら大丈夫

と聖杯を託したと解釈できます。

5つ目:人魚シレーナとフィリップのラスト

ラストで瀕死の状態になったフィリップ。

そこで水面から人魚シレーナが現れ

私ならあなたを助けられる

と言います。

フィリップが

許してくれ

と言うとシレーナはキスをします。

そして次の瞬間、

シレーナはフィリップを水中に引きずり込むと、

そのまま抱きかかえ海底へと消えていきました。

この後の描写はないため、

フィリップはあの後どうなったの?

フィリップは溺れないの?

と気になった方は多かったでしょう。

人魚にキスされると溺れない

船乗りたちが人魚に襲われる前のシーンで

人魚にキスされると溺れない

という伏線のセリフが出てきます。

そのため、

シレーナにキスをされたことで、

フィリップは溺れることはなかったでしょう。

人魚は人間を海底に引きずり込む食べる

と言われていましたが、

シレーナの目的は

フィリップを助けることだったので、

危害を加えることはなかったでしょう。

現代的な人魚姫?

人魚姫と言えばリトルマーメイドですが

主人公のアリエルは人魚であることを捨てて、

人間になり王子様と結ばれます。

本作のシリーナはアリエルの逆と言えますね。

フィリップは人間の世界から

海底にある人魚の世界に行く道を選んだことになります。

現代的な人魚姫の物語と言えるかもしれませんね。

ハッピーエンドかバッドエンドか?

おそらくフィリップは、

人間の世界では得られなかった癒しを

人魚の世界で得ることができたのでしょう。

2人はハッピーエンドを迎えたと思いたいですね。

しかし、

本作に出てくる人魚は非常に狂暴で

船乗りたちを次々と襲っていました。

あの怖ろしい姿を見ると、

人魚の世界に一人で飛び込んだフィリップに対し、

他の人魚たちが黙っているわけがない

という解釈もできます。

ラストのキスシーンの時、

シレーナは不安そうな表情をしています。

瀕死の状態のフィリップを救うためには海底に連れていくしかない。
でも、海底に連れていけばフィリップがひどい目にあかもしれない。

という表情だったのかもしれません。

6つ目:なぜ聖杯を豚に括りつけたのか

聖杯を取りに行くように言われたジャック。

2つの聖杯を持って戻ってくるのですが、

この時、

・豚に2つの聖杯を括りつけていた
・その豚の綱をギブスが逃げないようにおさえてる

という不思議なシーンがありました。

なぜ突然豚が出てきたのでしょうか。

ジャックの取引

頭の良いジャックは、

聖杯をただ渡したら、
用済みになった自分は撃ち殺されるかも

と考えたのでしょう。

そこで豚に聖杯を括りつけることで、

もし自分やギブスに危害を与えたら
豚の綱を離す。
そうしたら聖杯が逃げてしまうぞ。

と伝えたかったのでしょう。

このジャックの脅しは見事成功し、

・コンパスを返してもらう
・アンジェリカの安全
・ギブスの解放

この3つの要求を

黒ひげに受け入れさせたのでした。

交渉上手なジャックらしいエピソードでした。

7つ目:バルボッサのラスト「トルトゥーガ」とは

ラストで黒ひげに代わり、

アン女王の復讐号の船長になったバルボッサ。

船乗りたちに、

風に向かって帆を上げろ
グズグズするなゴキブリども!

海と空の神々の名にかけて
野郎どもトルトゥーガに進路を取れー!

と言と、

海賊たちは歓喜に沸きます。

ゴキブリどもと

なんとも海賊らしい言い回しですが、

それより重要なのはトルトゥーガです。

しかし、

トルトゥーガってどこ?

と思った方もいるでしょう。

トルトゥーガは海賊の楽園

トルトゥーガとは島のことです。

・海賊たちの歓楽街
・海賊たちの活動拠
・キャプテンが船乗りを集める場所

このように海賊たちの楽園のような島であり、

過去作品でも登場しています。

ジャックの右腕ギブスが、

1作目でジャックの仲間になった場所も、

トルトゥーガでした。

今まで黒ひげにより虐げられていた船乗りたちは、

トルトゥーガへ行けると聞いて

歓喜の声をあげたのでしょう。

バルボッサ復活宣言

本作では国王の雇われ海賊になっていたバルボッサ。

いつも丸かじりしていたリンゴも、

スライスしてフォークで食べる始末。

こんなのバルボッサじゃない

と思った方は多かったでしょう。

しかしこれは黒ひげ復讐のための仮の姿。

黒ひげへの復讐を果たしたバルボッサは、

元の海賊に戻ることができました。

このバルボッサの

トルトゥーガ発言は、

海賊バルボッサ復活を決定づける

感慨深いセリフでもありました。

パイレーツオブカリビアンの記事はこちらからも!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

パイレーツオブカリビアン生命の泉は、

解釈を観客の判断にゆだねられるシーンが多いため、

さまざまな考察をしながら鑑賞すると

より楽しめる作品ですね。

パイレーツオブカリビアン生命の泉の考察!フィリップと人魚のラストは?黒ひげの謎も!

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