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【簡単に説明】皇室利用ってどんな意味?どんなときに言われるの?

【簡単に説明】皇室利用ってどんな意味?どんなとき言われるの?

近年何かと「皇室利用」という言葉が出てきます。

皇室利用とはどんな意味でどんな場合に使われる言葉なのでしょうか。

目次
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皇室利用ってどんな意味?

皇室の名前を使って権威を出したり経済的に有利にすること

皇室利用は正しくは皇室政治利用といいます。

同義語
皇室の政治利用、皇室の政治的利用、天皇の政治利用、天皇の政治的利用、天皇陛下の政治利用、天皇陛下の政治的利用

天皇や皇族を政治的権威づけのために利用したり、

政治的な要素を含む物事に関与させたりする行為のことです。

「天皇の権威によって権威付ける」ともいいます。

「俺天皇の知り合いだもんね!安くして!」のような小さなレベルから、

皇室が個人的活動でしていたことが「皇室利用」とされることまで様々議論されています。

どんなときに使われる言葉なのか

2013年に山本太郎氏が天皇陛下に手紙を出したことが話題になりました。

山本氏は手紙の内容について、福島第1原発事故をめぐる現状を書いたものだと説明していま。

しかし「皇室の政治利用だ」「非常識だ」などと批判する声もあります。

今の憲法における天皇は、政治に関与しないことで国民を統合していくスタイルです。

これは憲法でも決まっているのです。

皇室利用は違憲になるのか

皇室の活動費は皆さんもご存じ国民の税金から賄われています

国民の税金は、国会を通じて国民の監視を必要としています。

皇室が活動するにあたり日本国憲法では以下の2つの憲法が主な部分で決められています。

日本国憲法 第八条 

皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。

皇室が経済活動のようなものをする際には、

国会で決まらないと活動ができないということですね。

国民の税金は好き勝手使ってはいけないよ!ということですね。

国会議員や地方議員にも聞かせたい一言です。

「皇室経済法」という法律では、皇室の費用を
「内廷費」「皇族費」「宮廷費」という三種類に分けています

第88条

皇室財産・皇室の費用すべて皇室財産は,国に帰属します。
また,すべて皇室の費用は,予算に計上して国会の議決を経る必要があります。

ということから、皇室が様々な活動をする際には予算に計上して

国会の議決を経る必要があるということですね。

もしかしたら「皇室はお金持ち」と思っている人もいるかもしれませんが、

実は皇室には私有財産がありません。

なぜかというと、それこそがこの日本国憲法第88条で決まっているからです。

かつては財産は皇室の独断で自由にできていました。


しかし今では皇室の予算は必ず国会で予算をたて、

政府が皇室に必要な分だけを支払うという形になりました。

これらの8条や88条は

皇室が特定の人物・団体と結びついて不当な関係や利害関係が発生することを防ぐための条文です。


皇室の予算の組み方とは?

内廷費の意味

天皇・皇后両陛下と皇太子一家の私的な費用で、年額は3億2400万円。

この額は、1996年度から変わっていません。

この内廷費には

  • 食費
  • 被服費
  • 研究経費
  • 私的な交際費
  • 御用邸などへの私的な旅行費
  • 宮中で受け継がれる神事の経費
  • 宮中祭祀にかかる人件費

なども含まれます。

皇族費

皇族費は、皇族としての品位を保持するための予算です。

秋篠宮ご一家をはじめとしたそれぞれの宮家に支出されるものです。

内廷費や皇族費は、天皇や皇族がプライベートに使う費用も含まれるため、
詳細な用途は発表されていません。

宮廷費

宮内庁が管理する公金なので、その用途は詳しく発表されています。

  • 儀式
  • 国賓(こくひん)
  • 公賓等の接遇(せつぐう)
  • 日本各地へのご訪問
  • 外国ご訪問
  • 皇室用財産の管理
  • 皇居等の施設の整備などにかかる費用

これらが宮廷費に含まれます。

まとめ

「皇室利用」とはわかりやすくいうと

「民間人のイベントに皇室がクビを突っ込む」ということでした。

皇室として経済活動をすると民間に不利益をもたらす可能性があるからです。

皇室が民間人のように好き勝手にお金を使うことができない理由は

国民の税金を使っているからです。

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