「フラーハウス」ではミシェルが出ないことが注目されました。
「フラーハウス」は1980年代~1990年代に大ヒットした「フルハウス」のスピンオフシリーズです。
「フルハウス」キャストが再び集結したことが話題となりましたが、
ミシェル役のオルセン姉妹は復帰しませんでした。
今回はミシェルが出ない理由について追いたいと思います。
「フラーハウス」にミシェルは出ない
オルセン姉妹は出演しなかった

1987年~1995年に放送され世界中で大ヒットしたドラマ「フルハウス」。
2016年にスピンオフシリーズ「フラーハウス」として復活することが決まり、
世界中のファンが歓喜しました。
オリジナルキャストのほとんどが再集結することもわかり、
ファンの期待は最高潮になりました。
ところが「フルハウス」でもっとも愛されキャラだった
ミシェルだけは復帰しないことが判明。
ミシェルが出ないのは残念
ミシェルがいないから寂しい
など、SNS上ではミシェル不在を悲しむ声が相次ぎました。
「フルハウス」の三姉妹の末っ子ミシェルを演じたのは
アシュレー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセン。
1人のミシェルを双子の子役が演じたことは有名な話ですよね。
子どもの労働時間が厳しく制限されていたこともあり、
2人で1役を演じていたそうです。
そんなオルセン姉妹は、結局最後まで
「フラーハウス」に出演することはありませんでした。
オリジナルスタッフは理解を示した
ほとんどの「フルハウス」オリジナルキャストが再集結するにもかかわらず、
オルセン姉妹だけが出演しないことに、
キャストとの不仲説も浮上しました。
しかし、オリジナルキャストの方々はオルセン姉妹が出演しないという決断に
理解を示していました。

ジェシー役ジョン・ステイモスは、
アメリカのトーク番組「Watch What Happens Live」にて次のように話していました。
もちろんガッカリした。
でも理解はできたよ。

DJ役のキャンディス・キャメロン・ブレは、HuffPost Liveにて
彼女達は10年間も演技をしてないし、今はファッション業界にいる。
戻ってこないという決断をしたなら、それは心から尊重するわ。
でも、戻ってくるならいつでも大歓迎よ!
このように、暖かい言葉を残していました。

米ピープル誌の中でジョーイ役のデイブ・クーリエは、次のように話しています。
オルセン姉妹はしばらく女優として演じていない。
さらに、彼女達は当時まで赤ん坊だったからぼくたちと同じ記憶を分かち合っていない。
ぼくらと同じような感情を持っていないのかは分からなくもないな。
確かに、オルセン姉妹は0歳の時からミシェルを演じています。
ドラマへの思い入れがそもそもなくても当然なのかもしれませんね。
さらにエグゼクティブプロデューサーのロバート・L・ボイエットは、
彼女たちが選んだファッションビジネスに専念していく道はサポートする。
彼女たちのサポートと「フラーハウス」がうまくいくようにとの声に感謝しているよ。
このように、オリジナルスタッフは、
オルセン姉妹に戻ってきて欲しい思いながらも、
彼女たちの決断を尊重しているところが素敵です。
ファンにとってミシェルが出ないことは残念ではありますが、
不仲説は払拭されて良かったですね。
「フラーハウス」にミシェルが出ない3つの理由
理由①ファッションデザイナーの仕事が忙しかったから

オルセン姉妹が「フラーハウス」に出ない理由は、
ファッションデザイナーの仕事が忙しかったからと言われています。
彼女達はもともとファッションに興味があり、
12歳の時に「mary-kateandashley(メアリーケイトアンドアシュレー)」
というファッションブランドを立ち上げました。
さらに、2006年、20歳の時に「ザ・ロウ」という高級ブランドを立ち上げています。
海外セレブが手がけるブランドが数多くありますが、
その中でも「ザ・ロウ」は非常に高い評価を受けました。
ファッション業界で大成功をおさめた

オルセン姉妹は、アメリカの「CFDAファッションアワード」で、
2012年と2015年にレディースウェア部門で受賞しています。
実はこの「CFDAファッションアワード」は、
ファッション界のオスカーと言われるほどの賞なんだそうです。
女優がアカデミー賞で主演女優賞を受賞するようなものということですね。
さらに、オルセン姉妹のファッションブランドの年間売上は
なんと10億ドルを超えたそうです。
2012年に、アメリカの経済誌「フォーブス」の
「30歳未満で最も影響力が大きいファッション・リーダー30人」
に選出されたこともありました。
完璧な仕事を求めてきた

2021年、英誌「アイディー」のインタビューにおいて、
オルセン姉妹は自分たちを「完璧主義」と明かしていました。

ファンの期待を裏切らないためにも、努力し続けることが必要。
と語っていました。
このような姿勢があるから、ファッション業界で大成功をおさめたのでしょう。
同時に、「フラーハウス」に出演することで、
ファッションデザイナーとして仕事が疎かにならないかという不安があったことが
推測されますね。
理由②女優を辞めていたから

オルセン姉妹が「フラーハウス」に出演しなかったのは、
そもそも女優を辞めていたからという理由もあります。
1995年に「フラーハウス」が終了した後、
オルセン姉妹は、以下のようにいくつかの映画やドラマに出演しました。
・映画「ひとりっ娘2」(1995年)
・映画「パスポート to パリ」(1999年)
・ドラマ「ふたりはふたご」(1998年~1999年)
・ドラマ「ふたりはお年ごろ」(2001年~2002年)
「フルハウス」では2人でミシェルを演じていたため、
2人の共演シーンはほどんとありませんでした。
その後の映画では、2人が共演していることもあり、
日本でも話題になりました。
俳優業引退を発表していた

しかし、2006年にファッションブランド「ザ・ロウ」設立以降、
ファッションデザイナーの仕事に注力することになり、
女優としての活躍はほとんどなくなりました。
その後、アシュレーは2009年に、
メアリー=ケイトは2012年に俳優業の引退を発表しています。
米ピープル誌の中でジョーイ役のデイブ・クーリエは、

オルセン姉妹はしばらく女優として演じていない。
と話していたように、
再び演じることに不安があったことは想像できますね。
しかも、その役が世界中から注目されているミシェル役ということで
大きなプレッシャーがあったのかもしれません。
理由③表舞台に出たくなかったから

「フルハウス」で一躍超人気子役になったオルセン姉妹。
デザイナーとして活躍するようになってからは、
すっかり表舞台に出ることがなくなりました。
映画やドラマはもちろん、
トーク番組や雑誌に登場することもほとんどありません。
控えめにな人になるように育てられた

そんなオルセン姉妹が、ブランド誕生15年を迎えた2021年に、
アメリカの雑誌「i-D」に登場して話題になりました。
その中でオルセン姉妹は以下のように語りました。

私たちは控えめな人になるように育てられた。
ブランドを立ち上げた時、自分たちの名前で売り出すことはしたくなかった。
表に出ることはしたくないと思ったの
赤ちゃんの頃から超有名な子役として
エンターテインメントの表舞台で活躍してきたオルセン姉妹。
しかし、現在は裏方に徹しているようですね。
世間の目に晒されるのが嫌になった

妹のメアリー=ケイト・オルセンは摂食障害に悩まされてた時期がありました。
2004年にリハビリ施設に入所したのですが、
さらに2007年にも緊急入院しています。
この摂食障害の原因については、
恋愛スキャンダルなどが噂されました。
しかし本当の理由は、
幼いころから芸能界で多くの人の目に晒せてきたことだったそうです。
すっかりメディアから姿を消した彼女達が
もし「フラーハウス」に出演したら、世界中から注目されたでしょう。
そのような表舞台に立つことには抵抗があったのかもしれませんね。
「フラーハウス」ミシェルは電話やいじりで登場!
第1話でミシェルの近況が明かされた

シーズン1の第1話で、久しぶりにタナー家に集まったDJやステファニー。
ステファニーは、すぐに

ところでミシェルはどこ?
すると、父・ダニーが、

ニューヨークでファッションの仕事が忙しいそうだ
と、答えます。
そのあと、ダニー、ジェシー、ジョーイ、DJ、ステファニーがカメラ目線に。
オルセン姉妹に何かメッセージを送っているような
思わせぶりな表情を見せるのでした。
アメリカのドラマでは、俳優の事情で出演できなくなった場合、
そのキャラクターの存在が「ないもの」にされることも少なくありません。
ミシェルは、しっかり「フラーハウス」に登場。
世界中のファンが安心したことでしょう。
しかも、大学進学で他州へ行くなどではなく、
敢えて、オルセン姉妹に合わせた状況にしたところも良かったですね。
ミシェル「いじり」が最高

第1話以降も、ミシェルは会話や電話の中でたびたび登場しました。
このミシェル「いじり」は、
「フラーハウス」の見どころの1つとなりました。
DJがおむつを替えながら
DJが三男のおむつを変えるシーン。

昔ミシェルのを替えていたから、おむつを変えるのはできるの。
あの時は、ふたり分のおむつを変えているような感じだったけど。
「ふたり分のおもつを変えているような感じ」とは、
ミシェルを2人で演じていたオルセン姉妹に対するネタですね。
ジェシーはカメラに向かって話す
ジェシーが、

ミシェル、いつでも戻って来ていいんだよ。
というシーンでは、
明らかにカメラ目線でオルセン姉妹にメッサージを送っているようでした。
キミーも皮肉の一言
キミーが娘のラモーナの誕生日に、
オルセン姉妹のブランドの服をプレゼントするシーンがあります。
レシートの高額な値段を見たキミーは、

ドラマなんてもう出る必要ないのね。
と一言。
キミーらしいコメントで、ファンにはたまらないシーンでした。
電話をかけるシーンも

シーズン1の最終話では、パーティーの後に
キミー、DJ、ステファニーがミシェルに電話すシーンがありました。
ミシェルは出ず、留守電になるのですが、
絶対やだもん!
ああダメだ
オッケーベイビー!
など「フルハウス」の時のミシェルのお決まりのセリフを
メッセージに残すのでした。
ミシェルは最終シーズンでもいじられた

最終シーズンでもミシェル「いじり」がありました。
DJ、ステファニー、キミーが屋根裏部屋で
結婚式に必要な「借り物」を探すシーンがあります。
そこでキミーがミシェルの自転車を見つけ、

ミシェルの自転車はどう?
まだ取りに来ないならきっと来ないよ。
と言って、カメラ目線に。
最後まで登場しなかったオルセン姉妹を、完全にいじっていました。
愛のあるミシェル「いじり」だった
キミー役のアンドレア・バーバーはTV LINEのインタビューで、
こんなコメントをしていました。

いじわるをするつもりはまったくない。
ポジティブな意味でやってるの。
私たちはみんないじるからね。
ミシェル「いじり」は、「フラーハウス」流の
愛情表現だったのでしょうね。


まとめ
いかがでしたでしょうか。
「フラーハウス」はミシェルが出ないことで
悲しんだファンがたくさんいました。
しかしオルセン姉妹の事情を考えると
仕方のない決断だったと言えるでしょう。
しかし、オルセン姉妹は出演しませんが、
ミシェルはちゃんとタナー家に存在していますので、
安心してくださいね。