コアなファンが多い「ジョン・ウィック」シリーズですが、
おもしろい順はどうなっているのでしょうか。
今回は1~3作目のおもしろい順番や、
おもしろいと言われる理由、
3作目が賛否両論な理由について
調べてみました。
ジョン・ウィックのおもしろい順は?
映画レビューからわかる人気ランキング
「ジョン・ウィック」シリーズは、
現在3作品が公開されています。
この3作品のおもしろい順番を知るために、
映画レビューの評価を参考にしたいと思います。
【Filmarks】
「ジョン・ウィック」:3.8
「ジョン・ウィック:チャプター2」:3.8
「ジョン・ウィック:パラベラム」:3.8
【映画.com】
「ジョン・ウィック」:3.5
「ジョン・ウィック:チャプター2」:3.5
「ジョン・ウィック:パラベラム」:3.5
【Amazon Prime Video】
「ジョン・ウィック」4.0
「ジョン・ウィック:チャプター2」:4.3
「ジョン・ウィック:パラベラム」:4.2
Amazon DVD(通常版)
「ジョン・ウィック」4.0
「ジョン・ウィック:チャプター2」:4.3
「ジョン・ウィック:パラベラム」:4.6
【MOVIE WALKER】
「ジョン・ウィック」:3.7
「ジョン・ウィック:チャプター2」:4.1
「ジョン・ウィック:パラベラム」:3.7
今回はこちらの5つのサイトの
映画評価を参考にさせていただきました。
平均ポイントを算出すると以下になります。
「ジョン・ウィック」:3.8
「ジョン・ウィック:チャプター2」:4.0
「ジョン・ウィック:パラベラム」:3.96
この結果から、
おもしろい順を知ることができるでしょう。
1位:「ジョン・ウィック:チャプター2」
2位:「ジョン・ウィック:パラベラム」
3位:「ジョン・ウィック」
このような結果になりました。
他の映画サイトの見解やTwitterなどを見ても、
概ねこの順番で評価されている方が多いです。
シリーズものは1作目が最も面白く、
徐々に面白さが下降する傾向にありますが、
本シリーズは2、3作目のほうが
おもしろいと評価されているという
稀なケースと言えますね。
それでは、
どんなところがおもしろいと言われているのか、
その理由を見ていきましょう。
1位:「ジョン・ウィック:チャプター2」
裏社会から足を洗いたいため、
イタリアンマフィア・サンティーノからの
殺しの依頼を断るジョン・ウィック。
しかしそれにより、
サンティーノに自宅を爆破され復讐を決意。
身の危険を感じたサンティーノは、
ジョンに7億円もの懸賞金をかけ、
世界中の殺し屋に公示します。
前作のラストから、
わずか5日後を描く2作目。
1作目の愛犬に続き、
今度は家を奪われたジョンの
復讐劇が展開します。
この2作目が本シリーズの中で
最も人気が高いようです。
その主な理由を見てみましょう。
ジョンの人柄が深堀されている
1作目ではあまり語られなかったジョンの人柄が、
本作では徐々に描かれていきました。
ジョンの人柄が見れておもしろかった
殺し屋の苦悩が垣間見れた
このような意見がありました。
支配人ウィンストンと
「引退」することの難しさを語ったり、
良きライバルであるカシアンと
殺し屋の苦悩を語るなど、
ジョンの心の内が見れるシーンが出てきます。
無敵のジョンの人間的な部分を知ることで、
物語により深みが増して、
おもしろいと感じた方が多かったようです。
スピード感が圧倒的
本作は冒頭からいきなりカーチェイスから始まり、
そのスピード感に圧倒されます。
前作以上にスピード感があった
スピード感満載のキルシーンが最高
このように、
スピード感に魅せられた方が
多かったようです。
1作目では数年ぶりに殺し屋として復活したジョン。
2作目はその殺しのスキルが戻ってきている
という意見も見られました。
前作も十分スピード感がありましたが、
2作目はさらにスピードアップしたため、
おもしろいと感じた方が多かったようですね。
世界観が拡張している
本シリーズの魅力は、
殺し屋が社会に溶け込んでいるような
不思議な世界観です。
- コンチネンタルホテルの掟
- 誓印の掟
- 隠語
- 裏社会専用のコイン
など裏社会のルールやアイテムが登場します。
そして2作目では、
ニューヨークだけでなく
コンチネンタル・ホテル・ローマが登場し、
世界中の殺し屋が描かれるなど、
ジョンウィック・ワールドがさらに拡張されました。
この壮大な世界観が本作の面白さという意見が
見られました。
アレスがかっこいい
本作で登場した女殺し屋のアレス。
美しい女性の色気もありながら、
美少年のようなかっこよさもある
非常に魅力的なキャラクターです。
そして何と言っても、
最高に強い。
華奢な体でジョンと互角に戦う姿は
ジョンウィックシリーズのファンを魅了したようです。
彼女の人気も、
本作の面白さの一要素と言えるでしょう。
2位「ジョン・ウィック:パラベラム」
前作で「コンチネンタルホテル」の掟を破り、
ホテル内で殺しを行ってしまったジョン。
組織はジョンの暗殺指令を公示。
次々に襲いかかる強力な刺客を相手に、
ジョンは苦戦を強いられます。
追う側から追われる側になった3作目。
本作は絶賛の声も多い一方で、
1、2作目以上に批判の声も見られます。
「おもしろいorおもしろくない」
賛否両論の理由を見ていきましょう。
おもしろい理由:戦闘のバリエーションが増えた
本シリーズでは、
カンフーとガンアクションを掛け合わせた「ガンフー」をはじめ、
様々な要素と銃やナイフを組み合わせた
新しいアクションが登場させています。
3作目ではより多彩なアクションが登場。
・投げナイフを使ったアクション
・本を使ったアクション
・馬を使ったアクション
・犬を使ったアクション
このようなバトルアクションシーンが、
次々と出てくるので、
飽きることがありません。
これが本作がおもしろいと絶賛される
理由の一つと言えるでしょう。
おもしろい理由:魅力的な女性陣
本作では、
ジョンの圧倒的な存在感にも負けないような
魅力的な女性キャラクターが複数登場します。
- ハル・ベリー演じるソフィア
- アンジェリカ・ヒューストン演じるディレクター
特にこの2大女優は、
抜群の存在感でしたね。
コンチネンタルホテルを追い詰める
クールな裁定人(エイジア・ケイト・ディロン)も、
魅力的なキャラクターでした。
このような女性陣の活躍により、
過去作より一層おもしろい作品という評価を
得ているようです。
おもしろい理由:美術が素晴らしい
本シリーズは、
アクションと美術の融合が
非常に素晴らしいと評価されています。
3作目では、
さらにその美しさがスケールアップしています。
・煌びやかな夜のニューヨークのシーン
・ホテルの調度品や美術品
・映像とガラスに囲まれたホテルでのバトルシーン
・バレエ劇場のシーン
など全てのシーンがアートのような
完成度の高さです。
この映画は美しい絵画を見ているようだ
どのシーンを切り取っても美しい
アートの世界に入り込んだみたい
このような絶賛の声が見られました。
おもしろくない理由:世界観に飽きてきた
ここからは否定的な声を見ていきましょう。
まず1つ目は、
ジョン・ウィックの世界観に飽きてきた
というものです。
裏社会の掟やアイテムなど、
本シリーズならではの
オリジナルの世界観が絶賛された2作目でしたが、
3作目にもなると、
その設定にマンネリを感じた方もいたようです。
また本作は、
- 2作目は1作目のラストから5日後
- 3作目は2作目のラストのすぐ後
このように時間的に続いているので、
舞台設定に大きな変化がありません。
これも「飽きてきた」と感じる要因かもしれませんね。
おもしろくない理由:殺し合いメインになってきている
1、2作目におけるジョンの目的は復讐です。
- 1作目は愛犬の殺害に対する復讐
- 2作目は家の破壊に対する復讐
このような目的により、
とんでもない数の殺人を犯していくジョン。
しかも愛犬や家には亡き妻との思い出
という要素があったため、
殺し屋ジョンの行動に
意味を見出すことができました。
しかし3作目ではジョンは逃亡者であり、
襲ってくる敵を殺すだけ
とも感じられます。
ストーリー性がなく、
ただ殺し合いをしているだけ
という否定的な意見も散見されました。
ストーリーより
かっこいいジョンが見たいだけ!
というファンが多い本シリーズですが、
それだけでは物足りない
と感じる方も多いようですね。
おもしろくない理由:キアヌに衰えを感じる
3作目が公開時のキアヌの年齢は55歳。
キアヌの衰えを感じる
ネット上にはこのような声がいくつか見られました。
1、2作目は
怒りに燃えて復讐する側でしたが、
本作は苦戦しながら逃げる側。
このような違いもあり、
ジョンの衰えを感じるのかもしれませんね。
またジョン・ウィックは、
そもそも現役の殺し屋ではなく、
引退したにも関わらず、
仕方なく現場に戻された元殺し屋
という設定です。
哀愁漂う演出をしているため、
なおさら、
キアヌ、衰えたな…
と感じるのかもしれませんね。
3位「ジョン・ウィック」
伝説の殺し屋ジョン・ウィック。
引退したはずの彼が、
愛するものを奪った者に復讐するため、
再び殺し屋として現場復帰を果たします。
ジョン・ウィック記念すべき1作目。
キアヌ・リーヴスが第一線に返り咲いた作品とも言えるでしょう。
公開当時はおもしろいと高い評価を得ていたのですが、
2、3作目はさらに好評だったため、
結果的に1作目が3作目中もっとも低評価という
結果になっているようです。
しかしそれでも、
2、3作目と僅差の評価なので、
おもしろい作品と評価されていることは
間違いないでしょう。
容赦なく殺していくジョンが最高
本シリーズでジョンが殺した人数は、
なんと306人と言われています。
1作目でのキルカウントは84人。
次々と敵を容赦なく殺していくジョンに
痺れた方は多かったようです。
2、3作目になると
ジョンのキルシーンにも見慣れてきますが、
1作目ではかなりの衝撃を受けました。
こんな映画が見たかった
容赦ないキルシーンが最高!
など絶賛の声が目立ちました。
犬の復讐がスカッとした
ジョンの愛犬を殺した、
ロシアンマフィアのボスの息子ヨセフ。
無抵抗な子犬を殺した彼の罪は非常に大きいです。
そんな彼をとことん追いつめていく、
怒れる元殺し屋ジョン。
犬の復讐のために、
とんでもない制裁を与えるジョンの姿に、
スカッとした方は多かったでしょう。
愛犬を殺されたジョンの復讐に共感できる
一番許せないのは犬を殺すやつ
といった意見も見られました。
世界観が面白い
本作の魅力は、
現実世界のようでありながら、
殺し屋が社会に溶け込んでいるような
何とも不思議な世界観です。
警察官はジョンの殺しの現場を目撃しても、
今日も仕事かい?
なんて声をかけるのです。
さらに、
裏社会の絶対的な掟や、
殺し屋たちの聖域であるホテルなど、
その世界観に引き込まれた方は
多かったでしょう。
まとめ
今回は、
「ジョン・ウィック」の面白い順、
おもしろいと言われる理由や、
賛否の理由について調べてみました。
1位は2作目
2位は3作目
3位は1作目
という結果でしたが、
おもしろい理由を見てみると、
どの作品も魅力的なことがわかります。
公開が迫る4作目にも大いに期待したいですね。