「ジョン・ウィック」に登場するコンチネンタルとは、
世界中で殺し屋たちをサポートする機関のこと。
コンチネンタルホテルという形で運営されており、
そこにはいくつか掟があります。
今回はそんなホテルの掟や、
支配人の存在について、
まとめたいと思います。
ジョン・ウィックのコンチネンタルホテルでの掟5つ
1つ目:ホテル内で殺しをしてはいけない
殺し屋専用の会員制のホテルである、
コンチネンタルホテル。
殺しの仕事における様々なサービスが受けられ、
快適な殺し屋ライフが保証されています。
しかしそのためには、
ホテルの掟に従うことが絶対条件。
その一つが、
ホテル内で殺しをしてはいけない
ということ。
コンチネンタルホテルは、
非戦闘地域なのです。
激闘中でもホテルでは休戦
「ジョン・ウィック:チャプター2」では、
サンティーノの姉ジアナの死をめぐり、
激闘をしていたジョンと殺し屋カシアンが、
ホテルに入った瞬間に休戦し、
バーで酒を飲むという、
シュールな場面がありました。
殺し屋たちにとって
オアシスのような場所と言えるでしょう。
掟を破った者には死の制裁が与えられる
コンチネンタルホテルで殺しをした者には、
死の制裁が与えられます。
「ジョン・ウィック:チャプター2」で、
ジョンに追われるサンティーノは、
非戦闘地域であるホテルに逃げ込みます。
しかしジョンはホテルの掟を破り、
ホテル内でサンティーノを殺害。
これにより、
ジョンは追放および及び1400万ドルの懸賞金を掛けられ、
全殺し屋から命を狙われることになりました。
2つ目:誓印は絶対守る
コンチネンタルホテルの
絶対的な掟の二つ目は「誓印」です。
相互の交換条件を血の捺印によって
契約を交わすもので、
メダルのような形をしています。
契約を交わした二人は、
お互いに一度だけ相手の依頼を聞かなければなりません。
この掟についても、
規則違反者には死の制裁が与えられます。
ジョンも仕方なく掟に従った
「ジョン・ウィック:チャプター2」で、
ジョンとの誓印を持っているサンティーノが
ジョンに殺しを依頼しますが、
裏社会から足を洗いたいジョンは拒否します。
しかしその後、
ホテルの支配人であるウィンストンから、
誓印の掟は絶対だと言われ、
仕方なくサンティーノの依頼を受ける場面がありました。
伝説の殺し屋ジョンでも、
この掟を無視することはできないのですね。
3つ目:支払いは専用のコイン
殺し屋たちをサポートする機関である
コンチネンタルホテルでは、
会員の殺し屋たちは
以下のようなサービスを受けることができます。
・宿泊
・飲食
・武器の調達
・オーダーメイドスーツの仕立て
・暗殺ルートの調査
・死体処理
このようなサービスを利用するためには、
裏社会専用のコインが必要になります。
ニューヨークでもローマでも共通です。
このコインは、
殺し屋の仕事の成功に応じて
手に入れることができるそうです。
ジョンの自宅の床下にある武器を取り出す場面では、
一緒に大量のコインが保管されていました。
これまで大量の仕事(殺人)をしてきたことが
わかりますね。
裏社会において、
ジョンは超大金持ちなのでしょう。
4つ目:「ディナー」は死体処理の隠語
これは裏社会でのルールの一つでもありますが、
「ディナー」は死体処理を意味します。
ホテル内でも、
この隠語が使われていました。
「ディナーの予約は必要ですか」のシーン
「ジョン・ウィック」にて、
コンチネンタルホテルの部屋で
懸賞金狙いの女殺し屋パーキンスに、
ジョンが襲われるシーン。
乱闘を繰り広げる中、
ホテルのコンシェルジュ・シャロンから、
ジョンの部屋の電話に連絡がきます。
騒音の苦情があります
と言うシャロンに対し、
招いていない客が現れてね
と言うジョン。
するとすぐにシャロンは、
ではディナーの予約が必要ですか?
と聞きます。
かもしれない、
後で連絡する。
とジョンは言いました。
殺しが行われていることを悟ったシャロンが、
死体処理チームを送るか、
ジョンに確認したシーンです。
5つ目:「殺し」のオーダーができる
コンチネンタルホテルでは、
世界規模のコンチネンタルネットワークで、
情報を発信することもができます。
電話一本で世界中の会員の殺し屋に、
「殺し」をオーダーすることも可能です。
2作目で、
ジョンの復讐を恐れたサンティーノが、
ジョンの殺しをオーダーし、
700万ドルの賞金を掛けるシーンがあります。
この連絡を受けたニューヨーク中の殺し屋が、
ジョンの命を狙うことになりました。
ジョン・ウィックのコンチネンタルホテルの支配人は闇社会の頂点?
支配人は闇社会の番人
コンチネンタルホテルには、
一般のホテルのように支配人がいます。
コンチネンタル・ホテル・ニューヨークの
オーナー兼支配人はウィンストンです。
しかしこのホテルの支配人は、
もちろん通常の支配人業務をしているわけではありません。
殺し屋たちの闇社会の中で
絶大な力を持つ存在です。
ホテルの掟を破った者には、
容赦なく粛清する番人のような
存在ともいえます。
闇社会の頂点は主席連合
主席連合とは、
世界中の犯罪組織が集まった組織です。
主席と呼ばれる12人の代表がおり、
組織の実権を握っています。
- ニューヨーク
- イタリア
- ロシア
- 中国
- 日本
などの国のマフィアのトップが、
主席を担っています。
コンチネンタルは主席連合の支配下にある?
主席連動の組織には、
凄腕の殺し屋も配属されています。
この殺し屋たちは、
コンチネンタルホテルの会員であるため、
主席連合とコンチネンタルは協力関係にあることが伺えます。
しかし、
3作目「ジョン・ウィック:パラベラム」では、
主席連合から派遣された裁定人が、
ジョンを助けた支配人ウィンストンに対し、
退任を命じています。
これを見ると、
コンチネンタルホテルは、
主席連合の支配下にあると言えるでしょう。
ホテルの支配人よりも、
主席連合の力は大きいということですね。
主席連合は聖域解除ができる
「ジョン・ウィック:パラベラム」の終盤、
主席連合の裁定人は、
コンチネンタルホテルを「聖域指定解除」とします。
ホテル内でも殺しが可能となったのです。
そして主席連合の殺し屋たちは、
ホテル内でジョンとウィンストを追いつめるのでした。
このシーンからも、
主席連合が絶大な権力を持っていることがわかります。
最終的に、
ホテルの支配人ウィンストンは
改めて主席連合に忠誠を誓ったことで、
ホテルは再び聖域に戻りました。
まとめ
今回は「ジョン・ウィック」のコンチネンタルホテルの掟や、
支配人の存在についてまとめてきました。
このような闇社会の設定が、
本シリーズの面白さの一つと言えますね。